セラミックス

科目基礎情報

学校 米子工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 セラミックス
科目番号 0010 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 専攻科 物質工学専攻 対象学年 専2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 日本化学会編 「セラミックス材料化学」 丸善
担当教員 青木 薫

到達目標

代表的なセラミックスの結晶構造とガラス構造について説明できる。
セラミックスの欠陥の種類とセラミックスに与える影響について説明できる。
セラミックスの状態図を利用できる。
相転移を説明できる。
焼結理論を説明できる。
セラミックスの製造・応用を説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
代表的なセラミックスの結晶構造とガラス構造について説明できる。代表的なセラミックスの結晶構造とガラス構造についてある程度説明できる。代表的なセラミックスの結晶構造とガラス構造について説明できない。
セラミックスの欠陥の種類とセラミックスに与える影響について説明できる。セラミックスの欠陥の種類とセラミックスに与える影響についてある程度説明できる。セラミックスの欠陥の種類とセラミックスに与える影響について説明できない。
セラミックスの状態図を利用できる。セラミックスの状態図をある程度利用できる。セラミックスの状態図を利用できない。
相転移を説明できる。相転移をある程度説明できる。相転移を説明できない。
焼結理論を説明できる。焼結理論をある程度説明できる。焼結理論を説明できない。
セラミックスの製造・応用を説明できる。セラミックスの製造・応用をある程度説明できる。セラミックスの製造・応用を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A-4 説明 閉じる
JABEE d1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
セラミックスは、我々の生活を支える基礎的材料として重要である。本講義では、セラミックスの物性を理解するとともに、その応用について知識を得ることを目的とする。
授業の進め方・方法:
単元について基礎事項の説明の後、応用部分の調査を行い発表する。その発表について補足を行い理解を深める。
注意点:
次のような、自学自習を60時間以上行うこと。
理解を深めるとともに、先端学術および技術の動向に触れるため、
1)最新技術について新聞・書籍・インターネット上の情報等で調べる。
2)生活上で触れることのできるセラミックス製品について調べる。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス・セラミックスの結晶構造(1) 代表的なセラミックス材料の概要を説明できる。
2週 セラミックスの結晶構造(2) 代表的なセラミックス材料の結晶構造を説明できる。
3週 相転移 セラミックスの相転移の代表例について説明できる。
4週 状態図(1) 状態図が示す情報について説明できる。
5週 状態図(2) 代表的な状態図について説明できる。
6週 固体の反応性と反応速度 代表的な固相反応と速度論に関する概略を説明できる。
7週 焼結 焼結のしくみについて説明できる。
8週 粉末・薄膜合成 セラミックスの合成のうち、粉末と薄膜の合成の代表例について説明できる。
4thQ
9週 成形・加工(1) セラミックスの成形法の代表例について説明できる。
10週 成形・加工(2) セラミックスの加工法の代表例について説明できる。
11週 セラミックスの化学的機能 代表的なセラミックスの化学的性質と機能について説明できる。
12週 セラミックスの生体機能 代表的なセラミックスの生体適合性について説明できる。
13週 セラミックスの機械的特性 代表的なセラミックスの機械的特性について説明できる。
14週 セラミックスの電磁気的特性 代表的なセラミックスの電磁気的性質について説明できる。
15週 ハイブリッド材料 代表的なセラミックス基複合材料について説明できる。
16週 期末試験 上記を総合した知識を示すことができる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学化学・生物系分野無機化学イオン化エネルギー、電子親和力、電気陰性度について説明できる。2
イオン結合と共有結合について説明できる。2
代表的な元素の単体と化合物の性質を説明できる。2

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合40600000100
基礎的能力020000020
専門的能力4040000080
分野横断的能力0000000