コミュニケーション特論

科目基礎情報

学校 米子工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 コミュニケーション特論
科目番号 0012 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 専攻科 物質工学専攻 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 「アメリカ文学から英語を学ぼうII」(英宝社)
担当教員 酒井 康宏

到達目標

1.リーディング演習によって,テキストで扱われるリーディング問題に対応できるようになること
2.本文に出てくる語彙を覚え,使えるようにし,TOEIC受験への足掛かりとすること
3.広く国際理解に関わるため、異文化に関心を持つこと

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1テキストの英文のリーディングを通して内容が理解できるテキストの英文のリーディングを通して内容が理解できるテキストの英文のリーディングを通して内容が理解できない
評価項目2テキストの本文に出て来る語彙を理解でき、活用できるテキストの本文に出て来る語彙を理解でき、活用できるテキストの本文に出て来る語彙を理解できず、活用できない
評価項目3国際理解を通して広く世界的な視野に立てる国際理解を通して広く世界的な視野に立てる国際理解を通して広く世界的な視野に立てない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A-2 説明 閉じる
JABEE a 説明 閉じる

教育方法等

概要:
現代のめざましい科学的進歩は、多くの社会的・倫理的問題をもたらしている。新世紀を担う技術者として、そのような問題を把握し、今後の課題について自己の考えを表現する方法を学ぶ。授業ごとにあるテーマを扱った英文を読み、与えられた設問に対する意見を英語で表現することで、英語圏の文化、思想、社会背景等を理解し、発表する形式で授業を進める。また、最後には各自が授業で扱ったテーマの中から、一つを選択し、自分の意見をレポートとして提出する。
授業の進め方・方法:
毎回、その章に応じたテーマについて、英語で人前でプレゼンしてもらうのがこの授業の狙いである。従って毎週課題を与えるので、覚悟の上受講すること。
注意点:
本科と同様、1人ずつ指名し、課題を割り振る。レポート点と平常点で合計30点満点。筆記試験70点満点にて評価する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス 後期半年間の内容と到達度説明。
2週 コミューニケーションとは? 日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。
3週 文学としてのコミューニケーション 日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる
4週 自然環境とコミュニケーション(1) 日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる
5週 自然環境とコミュニケーション(2) 日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる
6週 愛を伝えるコミュニケーション 日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる
7週 人生とコミュニケーション 日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる
8週 スリルとサスペンスとコミュニケーション(1) 関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。
4thQ
9週 スリルとサスペンスとコミュニケーション(2) 関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。
10週 スリルとサスペンスとコミュニケーション(3) 関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。
11週 映画とコミュニケーション(1) 日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。
12週 映画とコミュニケーション(2) 日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。
13週 プレゼン原稿作成 書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。
14週 プレゼン発表 目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。
15週 コミュニケーションとは?---まとめ 後期半年間のまとめ
16週 後期期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。4
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。4
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。4
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。4
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。4後8
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。4後3
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。4
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。4
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。4
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。4
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。4
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。4
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。4
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。4
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。4
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。4後13
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。4
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。4
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。4
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。4
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。5後11
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。5
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。5
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。5
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。5
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。5
他者の意見を聞き合意形成することができる。5
合意形成のために会話を成立させることができる。5
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。5
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。5後13
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。5
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。5
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。5
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。5
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。5後13
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる5
複数の情報を整理・構造化できる。5
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。5
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。5
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。5
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。5
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。5
事実をもとに論理や考察を展開できる。5
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。5

評価割合

試験発表合計
総合評価割合7030100
基礎的能力7030100
専門的能力000
分野横断的能力000