人文社会特論

科目基礎情報

学校 米子工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 人文社会特論
科目番号 0014 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 専攻科 物質工学専攻 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 レジュメ・資料を配布。
担当教員 布施 圭司,原田 桃子,原 遼平

到達目標

現代の倫理的課題(個人と社会、コミュニケーション、人格と生命倫理など)について理解できる。
イギリスの多民族・多文化社会の成立の歴史的展開について理解できる。
日本の諸地域における庶民文化・生活の変遷過程について理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
現代の倫理的課題を非常によく分析できる。現代の倫理的課題を概ねよく分析できる。現代の倫理的課題の分析が不十分。
イギリスの多民族・多文化社会の成立の歴史的展開について非常によく分析できる。イギリスの多民族・多文化社会の成立の歴史的展開について概ねよく分析できる。イギリスの多民族・多文化社会の成立の歴史的展開についての分析が不十分。
日本の諸地域における庶民文化・生活の変遷過程についてよく分析できる。日本の諸地域における庶民文化・生活の変遷過程について概ね分析できる。日本の諸地域における庶民文化・生活の変遷過程について分析が不十分。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本講義では、人文・社会の各分野の、本科よりさらに進んだ内容を講ずることで、歴史、文化、人間、社会についての教養を深める。
授業の進め方・方法:
現代の倫理的課題の整理、現代日本の政治・経済システムや経営組織、イギリスの多文化社会成立の歴史的展開を主要なテーマとして講義を進める。
次のような自学自習を60時間以上行うこと。
 レポートの作成/プレゼンテーションの準備/配布資料の学習/関連文献の読解による知識の拡充
注意点:
毎月曜日の16-17時をオフィスアワーとするので、質問などがある学生は各教員の研究室に来ること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス、現代社会における個人 現代社会における個人の特質を分析できる。
2週 現代社会とコミュニケーション1 情報化によるコミュニケーションの変化を分析できる。
3週 現代社会とコミュニケーション2 現代における権威と自由を分析できる。
4週 人格と生命倫理1 生命倫理における人格の問題を分析できる。
5週 人格と生命倫理2 人格概念について分析できる。
6週 現代社会の多様性 イギリスを事例に、現代社会の多様性に関わる様々な問題について考えることができる
7週 帝国主義と人種差別 帝国主義の発展にともなう人種主義意識の高揚について、現代の人種差別問題と関連付けながら考えることができる
8週 第二次世界大戦後におけるイギリスの移民政策 第二次世界大戦後のイギリスの移民政策をもとに、グローバル化と国家の関係について分析できる
4thQ
9週 多民族社会イギリスの抱える諸問題① 多民族社会となったイギリスが抱える問題について理解し、原因を考えることができる。
10週 多民族社会イギリスの抱える諸問題② 多民族社会が抱える問題について、イギリスの事例を用いて分析し、検討することができる。
11週 石造物と庶民の信仰空間 石造物から庶民の信仰に関する空間構造を分析できる。
12週 寺社参詣から近代ツーリズムへ 日本の旅行文化の変遷について分析できる。
13週 日記を通して見た庶民の生活・文化① 日記資料から庶民の日常生活について分析できる。
14週 日記を通して見た庶民の生活・文化② 日記資料から庶民の旅行の実態について分析できる。
15週 景観・風景・場所:旅行者の場所認識 庶民の旅行先への場所認識について分析できる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文社会科学社会地理歴史的分野世界の資源、産業の分布や動向の概要を説明できる。4
民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。4
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。4
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。4
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。4
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。4
公民的分野人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解し、これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。4
自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。4
現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。4後1,後2,後3,後4,後5,後11,後12,後13,後14,後15

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00000100100
基礎的能力00000100100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000