環境分析化学

科目基礎情報

学校 米子工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 環境分析化学
科目番号 0026 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 専攻科 物質工学専攻 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 合原 眞・今任稔彦・岩永達人・氏本菊次郎・吉塚和治・脇田久伸 著 「環境分析化学」 三共出版
担当教員 須崎 萌実

到達目標

(1)環境問題の原因物質・問題発生のメカニズムについて理解し,説明できる。
(2)環境汚染物質の分析技術に関する知識を修得し,説明できる。
(3)環境に配慮した分析法の開発について学習し,説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1環境問題の原因物質・問題発生のメカニズムについて理解し,説明できる。環境問題の原因物質・問題発生のメカニズムについて理解し,ある程度説明できる。環境問題の原因物質・問題発生のメカニズムについて理解・説明ができない。
評価項目2環境汚染物質の分析技術に関する知識を修得し,説明できる。環境汚染物質の分析技術に関する知識を修得し,ある程度説明できる。環境汚染物質の分析技術に関する知識を修得・説明ができない
評価項目3環境に配慮した分析法の開発について学習し,説明できる。環境に配慮した分析法の開発について学習し,ある程度説明できる。環境に配慮した分析法の開発について学習・説明ができない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A-4 説明 閉じる
JABEE d1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
環境問題を解決するための分析化学に関する事柄について学ぶ。具体的には次の項目である。
(1)人類活動と環境汚染(大気圏,水圏,地圏)
(2)調査計画
(3)環境汚染物質の分析法・計測法
(4)最近の環境汚染問題
(5)環境分析における問題点
(6)環境に配慮した分析法の開発
授業の進め方・方法:
全て座学で行う。
環境問題に関する話題に関心を持つことが大切である。
また,本科目は学習単位科目であるため,以下のような自学自習を60時間以上行うこと。
・授業内容の理解を深めるため,復習を行う。
・課題を与えるので,レポートに取り組む。
・定期試験の準備を行う。
注意点:
授業での到達目標が達成され,環境分析に関する基本的な原理の理解とその応用が習得されたかを評価する。
成績は定期試験(80%),レポート(20%)により評価する。
なお,原則として再試は行わない。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業のガイダンス
地球環境問題
授業の進め方等について理解できる。
地球環境問題について理解できる。
2週 環境問題への取り組み
環境分析と法律・国際規格
環境問題への取組みや,規格等について理解できる。
3週 試料採取方法 試料採取方法について理解できる。
4週 試料採取方法 試料採取方法について理解できる。
5週 大気環境の分析 大気環境の分析について理解できる。
6週 大気環境の分析 大気環境の分析について理解できる。
7週 大気環境の分析 大気環境の分析について理解できる。
8週 水環境の分析 水環境の分析について理解できる。
2ndQ
9週 水環境の分析 水環境の分析について理解できる。
10週 水環境の分析 水環境の分析について理解できる。
11週 水環境の分析 水環境の分析について理解できる。
12週 土壌環境の分析 土壌環境の分析について理解できる。
13週 土壌環境の分析 土壌環境の分析について理解できる。
14週 環境に配慮した分析法の開発 環境に配慮した分析法について理解できる。
15週 全期末試験 これまで行った内容について理解し,問題を解くことができる。
16週 復習 これまで行った内容について,自らの課題を認識し修正できる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学化学・生物系分野分析化学いくつかの代表的な陽イオンや陰イオンの定性分析のための化学反応について理解できる。3
イオン交換による分離方法についての概略を説明できる。2
溶媒抽出を利用した分析法について説明できる。2
特定の分析装置を用いた気体、液体、固体の分析方法を理解し、測定例をもとにデータ解析することができる。2

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力0000000
専門的能力80000020100
分野横断的能力0000000