到達目標
本講義は「基礎力」、「応用力」を養う科目である。タンパク質の構造と機能の関係を理解し、遺伝子の機能発現の基本的原理を理解する。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
| タンパク質の構造と機能の関係を理解し、応用できる | タンパク質の構造と機能の関係を理解できる | タンパク質の構造と機能の関係を理解できない |
| 遺伝子の機能発現の基本的原理を理解し、応用できる | 遺伝子の機能発現の基本的原理を理解できる | 遺伝子の機能発現の基本的原理を理解できない |
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学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 A-4
説明
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JABEE d1
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教育方法等
概要:
タンパク質工学とは,大腸菌のような培養が簡便な生物を用いて天然のタンパク質あるいは人工的に改造したタンパク質を大量発現し,医療や産業へ応用するための学問である。インスリンや洗剤に含まれる酵素は,タンパク質工学の技術によって作られたタンパク質である。本講義では,分子生物学の基礎とタンパク質構造の基礎,遺伝子工学的にタンパク質を改変させる方法について,講義する。
授業の進め方・方法:
タンパク質工学の概要を説明し、その技術がどのように利用されているのか学習していく。
また、次のような自学自習を60時間以上行うこと。
・授業内容の理解を深めるため、復習を行う。
・定期試験の準備を行う。
注意点:
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス、タンパク質工学の概要説明 |
タンパク質工学の概要を説明する
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2週 |
タンパク質の諸性質
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タンパク質の性質について理解する
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3週 |
分子遺伝学概論 |
核酸の構造や、DNAの複製などについて理解する
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4週 |
分子遺伝学概論2 |
転写・翻訳について理解する
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5週 |
遺伝子操作1(制限酵素、ベクター、DNA導入方法) |
制限酵素、ベクター、DNA導入方法について理解する
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6週 |
遺伝子操作2(遺伝子のクローニング、PCR法、塩基配列決定法) |
遺伝子のクローニング、PCR法、塩基配列決定法について理解する
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7週 |
遺伝子の発現 |
遺伝子の発現について理解する
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8週 |
中間試験 |
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2ndQ |
9週 |
タンパク質の精製1 |
タンパク質の精製について理解する
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10週 |
タンパク質の精製2 |
タンパク質の精製について理解する
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11週 |
タンパク質の構造と機能解析法1 |
タンパク質の構造と機能解析法について理解する
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12週 |
タンパク質の構造と機能解析法2 |
タンパク質の構造と機能解析法について理解する
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13週 |
酵素活性解析法 |
酵素活性解析法について理解する
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14週 |
遺伝子操作によるタンパク質改変1 |
遺伝子操作によるタンパク質改変について理解する
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15週 |
前期期末試験 |
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16週 |
学習のまとめ |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 化学・生物系分野 | 生物工学 | 原核微生物の種類と特徴について説明できる。 | 4 | |
抗生物質や生理活性物質の例を挙げ、微生物を用いたそれらの生産方法について説明できる。 | 4 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | レポート | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 0 | 0 | 0 | 0 | 30 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 70 | 0 | 0 | 0 | 0 | 30 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |