企画デザイン論

科目基礎情報

学校 米子工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 企画デザイン論
科目番号 0030 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 専攻科 建築学専攻 対象学年 専2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 企画に必要な資料や過去の記録などは適宜配布する
担当教員 川中 彰平

到達目標

1.地域住民などの一般ユーザーの視点を大切にし、理解し易く、機能的な展示空間をデザインできる
2.チームで仕事をするための協働作業力、コミュニケーション力を習得し、自分自身の能力をチームの中で具体的に応用・適用できる
3.CAD、画像処理ソフトやパワーポイントなどのソフトウェアを駆使して、効果的な展示ポスターや展示レイアウトのデザインができる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
地域住民などの一般ユーザーの視点を大切にし、理解し易く、機能的な展示空間をデザインできる地域課題を改善するための実際の設計実習を通して、創造的な設計提案技法を習得し、具体的に応用・適用できる。地域課題を改善するための実際の設計実習を通して、創造的な設計提案技法を習得する。創造的な設計提案技法を習得できない。
チームで仕事をするための協働作業力、コミュニケーション力を習得し、自分自身の能力をチームの中で具体的に応用・適用できるチームで仕事をするための協働作業力、コミュニケーション力を習得し、自分自身の能力をチームの中で具体的に応用・適用できる。チームで仕事をするための協働作業力、コミュニケーション力を習得する。チームで仕事をするための協働作業力、コミュニケーション力を習得できない。
CAD、画像処理ソフトやパワーポイントなどのソフトウェアを駆使して、効果的な展示ポスターや展示レイアウトのデザインができるCAD、画像処理ソフトやパワーポイントなどのソフトウェアを駆使して、効果的な展示ポスターや展示レイアウトのデザインができるCAD、画像処理ソフトやパワーポイントなどのソフトウェアを駆使して、効果的な展示ポスターや展示レイアウトのデザインが一部できるCAD、画像処理ソフトやパワーポイントなどのソフトウェアを駆使して、効果的な展示ポスターや展示レイアウトのデザインができない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達目標 E-2 説明 閉じる
学習・教育到達目標 E-3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
建築や都市を計画していく上での基礎段階にあたる「企画」と、それをかたちにしていく「デザイン」について考える。
この講義では、調査・企画・デザイン・コミュニケーションのプロセスにより、まちづくりなどの人々に直接影響を与えるデザインの運営を行ってもらう。全体のプロセスを通じて、現地調査の仕方、デザインの進め方、プレゼンテーションの仕方を学ぶ。
授業の進め方・方法:
調査・製作・製図が主体となる。
課題は毎年異なる。
2023年度はマスコミ・一般企業と共同で「米子市角盤エリアの未来予想図」を作成した。
注意点:
レポート(提案図)80%と発表20%で評価する。
なお、追試については、レポートを課する。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 オリエンテーション 授業内容および課題内容・主旨を理解する
2週 課題に対する取り組み 必要事項を調べる
3週 課題に対する取り組み 必要事項を調べる
4週 課題に対する取り組み 事例を調べる
5週 課題に対する取り組み 事例を調べる
6週 中間発表1 他に理解できるプレゼンを行う
7週 課題に対する取り組み 提案を行う
8週 課題に対する取り組み 提案を行う
4thQ
9週 課題に対する取り組み 提案を行う
10週 課題に対する取り組み
提案を行う
11週 中間発表2 他に理解できるプレゼンを行う
12週 課題に対する取り組み
提案を行う
13週 課題に対する取り組み
提案を行う
14週 課題に対する取り組み
提案を行う
15週 現地での成果発表 一般に理解できるプレゼンを行う
16週 現地での成果発表までの復習
提案発表会までに習った内容や実施した調査について、自らの課題を認識し修正できる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野計画・歴史現代社会における都市計画の課題の位置づけについて説明できる。3後3,後15,後16
現代にいたる都市計画論について説明できる。3後3,後15,後16
市街地形成と都市交通のあり方について説明できる。3後3,後15,後16
街路計画の手法と理念について説明できる。3後3,後15,後16
日本の土地利用計画の仕組みについて説明できる。3後3,後15,後16
方法・制度の変遷について説明できる。3後3,後15,後16
景観形成・風景計画、用途・形態規制の仕組みについて説明できる。3後3,後15,後16
市街地を開発する仕組みについて説明できる。3後3,後15,後16
土地区画整理事業について説明できる。3後3,後15,後16
市街地再開発事業について説明できる。3後3,後15,後16
地区計画制度について説明できる。3後3,後15,後16
建築協定・緑化協定などの住民参加・協働のまちづくりの体制について説明できる。3後3,後15,後16
モデュールについて説明できる。3後3,後15,後16
建築設計に関わる基本的な家具をはじめとする住設備機器などの寸法を知っている。3後3,後15,後16
居住系施設(例えば、独立住宅、集合住宅など)の計画について説明できる。3後3,後15,後16
教育や福祉系の施設(例えば、小学校、保育所、幼稚園、中・高・大学など)あるいは類似施設の計画について説明できる。3後3,後15,後16
文化・交流系の施設(例えば、美術館、博物館、図書館など)あるいは類似施設の計画について説明できる。3後3,後15,後16
医療・業務系の施設(例えば、オフィスビル、病院、オーディトリアム、宿泊施設等)あるいは類似施設の計画について説明できる。3後3,後15,後16
建築計画・設計の手法一般について説明できる。3後3,後15,後16
都市・地区・地域・建築物の規模に応じた防災に関する計画、手法などを説明できる。3後15,後16
都市と農村の計画について説明できる。3後15,後16
日本および海外における近現代の建築様式の特徴について説明できる。3後15,後16
近世(例えば、住宅建築、書院造、数寄屋風書院、町屋、農家、茶室、霊廟、社寺建築、城郭)の特徴について説明できる。3後15,後16
分野横断的能力汎用的技能コミュニケーションスキルコミュニケーションスキル円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。3後3,後15,後16
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。3後3,後15,後16
他者の意見を聞き合意形成することができる。3後3,後15,後16
合意形成のために会話を成立させることができる。3後3,後15,後16
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。3後3,後15,後16
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。3後3,後15,後16
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。3後3,後15,後16
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。3後3,後15,後16
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。3後3,後15,後16
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。3後3,後15,後16
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。3後3,後15,後16
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる3後3,後15,後16
複数の情報を整理・構造化できる。3後3,後15,後16
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。3後3,後15,後16
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。3後3,後15,後16
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。3後3,後15,後16
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。3後3,後15,後16
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。3後3,後15,後16
事実をもとに論理や考察を展開できる。3後3,後15,後16
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。3後3,後15,後16
基盤的資質・能力自己理解自己理解周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。3後3,後15,後16
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。3後3,後15,後16
目標の実現に向けて計画ができる。3後3,後15,後16
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。3後3,後15,後16
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。3後3,後15,後16
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。3後3,後15,後16
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。3後3,後15,後16
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。3後3,後15,後16
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。3後3,後15,後16
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。3後3,後15,後16
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。3後3,後15,後16
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。3後3,後15,後16
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている3後3,後15,後16
法令やルールを遵守した行動をとれる。3後3,後15,後16
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。3後3,後15,後16
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。3後3,後15,後16
自身の将来のありたい姿(キャリアデザイン)を明確化できる。3後15,後16
その時々で自らの現状を認識し、将来のありたい姿に向かっていくために現状で必要な学習や活動を考えることができる。3後15,後16
キャリアの実現に向かって卒業後も継続的に学習する必要性を認識している。3後15,後16
これからのキャリアの中で、様々な困難があることを認識し、困難に直面したときの対処のありかた(一人で悩まない、優先すべきことを多面的に判断できるなど)を認識している。3後15,後16
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業や大学等でどのように活用・応用されるかを説明できる。3後15,後16
企業等における技術者・研究者等の実務を認識している。3後15,後16
企業人としての責任ある仕事を進めるための基本的な行動を上げることができる。3後15,後16
企業における福利厚生面や社員の価値観など多様な要素から自己の進路としての企業を判断することの重要性を認識している。3後15,後16
企業には社会的責任があることを認識している。3後15,後16
企業が国内外で他社(他者)とどのような関係性の中で活動しているか説明できる。3後15,後16
調査、インターンシップ、共同教育等を通して地域社会・産業界の抱える課題を説明できる。3後15,後16
企業活動には品質、コスト、効率、納期などの視点が重要であることを認識している。3後15,後16
社会人も継続的に成長していくことが求められていることを認識している。3後15,後16
技術者として、幅広い人間性と問題解決力、社会貢献などが必要とされることを認識している。3後15,後16
技術者が知恵や感性、チャレンジ精神などを駆使して実践な活動を行った事例を挙げることができる。3後15,後16
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを認識できる。3後5,後15,後16
企業人として活躍するために自身に必要な能力を考えることができる。3後5,後15,後16
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。3後5,後15,後16

評価割合

成果物発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合702001000100
基礎的能力0100100020
専門的能力3010000040
分野横断的能力400000040