建築生産特論

科目基礎情報

学校 米子工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 建築生産特論
科目番号 0033 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 専攻科 建築学専攻 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 講義内容に応じた論文や専門書の抜粋等を適宜配布する
担当教員 玉井 孝幸

到達目標

(1)建築の施工計画にかかわる、社会的な背景と、生産システムの概要について理解していること。
(2)建築生産の構法の選定ができること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1□省力化構法を実際の建築プロジェクトに適用できる。□省力化構法の特徴について説明できる□在来工法のみ理解している。
評価項目2□事例研究を通じ、その特徴を整理、報告することができる。□事例の調査できるものの、複数の事例を整理することはできない。□事例調査をすることができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達目標 B-4 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本科で学習した知識を応用し,設計図書を元に施工計画を立案する。また,立案した施工計画について発表し,デスカッションを行い,現実性,合理性,生産性などの面から評価を行う。
授業の進め方・方法:
前半は、基本的な構法について事例紹介や、仕組み・背景などについて説明を行う。後半は実際の超高層建築物の設計図書を用い、施工計画を立案する。
また、次のような自学自習を合計60時間以上行うこと。
 ・授業内容を理解するため、予め配布したプリントや教科書で予習する。
 ・授業内容の理解を深めるため、復習を行う。
 ・課題を与えるので、レポートを作成する。
 ・定期試験の準備を行う。
注意点:
次のような自学自習を60時間以上行う事。
・授業内容の理解を深めるため、新聞などにより社会時事に関する情報を読むこと。
・課題に対するレポートの作成すること。
・課題レポートの発表のための準備(発表練習など)を行うこと。
・課題レポートの発表後、質疑された、指摘された部分について復習すること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 建築生産の範囲と経済的な影響
2週 在来工法とは 従来型の工法の特徴
3週 近年の工業化工法、省力化構法
(中低層 RC造)
工法・構法の理解
4週 近年の工業化工法、省力化構法
(中低層 S造)
工法・構法の理解
5週 近年の工業化工法、省力化構法
(高層 RC造)
工法・構法の理解
6週 近年の工業化工法、省力化構法
(中低層 S造)
工法・構法の理解
7週 プレキャスト構造の長所短所 工法・構法の理解
8週 工程計画 工程の考え方
2ndQ
9週 近隣への影響 工事の与える影響に関して理解する
10週 事例研究1
11週 事例研究2
12週 事例研究3
13週 施工計画立案1 本科で設計した作品を元に計画を立案する
14週 施工計画立案2
15週 施工計画立案3
16週 計画書の提出

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野施工・法規工事の流れ(仮設・準備・基礎・地業・躯体・仕上げ・設備(電気・空調・給排水・衛生)・解体)について説明できる。5
建築物の保守・維持管理の概要・現状について説明できる。5
瑕疵・保証について説明ができる。5前1,前16
設計図書と施工図の関係について説明できる。5前1,前16
5大管理項目(品質、原価、工程、安全、環境)の特徴について説明できる。5前1,前16

評価割合

試験発表相互評価態度施工計画書その他合計
総合評価割合05000500100
基礎的能力0000000
専門的能力05000500100
分野横断的能力0000000