工学基礎実験Ⅰ

科目基礎情報

学校 米子工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 工学基礎実験Ⅰ
科目番号 0016 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 総合工学科(機械システムコース) 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 3
教科書/教材 自作プリント
担当教員 松本 至,大塚 宏一,木下 大,浅倉 邦彦,田中 博美,足立 孝仁,徳光 政弘,原田 篤,川戸 聡也,田中 晋,伊達 勇介,村田 和加惠,藤井 貴敏,礒山 美華,西川 賢治,北農 幸生,畑中 友,荒木 菜見子

到達目標

(1)実験器具の基礎的な使用方法および実験結果の分析方法が理解できる。
(2)安全に配慮して実験・実習に取り組むことができる。
(3)基本的な書式に沿って報告書を作成し,定められた期限を守ることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1実験器具の基礎的な使用方法および実験結果の分析方法を十分に理解している実験器具の基礎的な使用方法および実験結果の分析方法が説明できる実験器具の基礎的な使用方法および実験結果の分析方法が説明できない
評価項目2安全に十分配慮して実験・実習に取り組むことができる適切な服装や態度で実験・実習に取り組むことができる適切な服装や態度が認識できない
評価項目3適切な文章や図表を用いて,定められた期限を守って報告書を作成できる基本的な書式に沿って報告書を作成し,定められた期限を守ることができる基本的な書式に沿って報告書を作成できず,定められた期限も守ることがでない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 B 説明 閉じる

教育方法等

概要:
総合工学科の全学生がいずれの専門コースに進級した場合においても必要となる実験器具の基礎的な使用方法や、実験結果の分析方法、実験時の安全教育等について学ぶ。各専門コースの実験をオムニバス方式で体験することにより、それぞれの専門分野に対する興味の喚起も目的としている。
データ処理に際しては、有効数字や誤差など、数理・データサイエンスの基礎となるデータの扱いに関する指導を行う。
授業の進め方・方法:
前半は下記の6つの実験・実習を2週ずつの輪回形式で行う。
 実験1:M
 実験2:E
 実験3:J
 実験4:C
 実験5:A
 実験6:ものづくりセンター
後半は下記の5つの実験・実習を3週ずつの輪回形式で行う。
 実験1:M
 実験2:E
 実験3:J
 実験4:C
 実験5:A
注意点:
成績の評価方法について
・ 前期 :120点満点(20点満点×6テーマ)×5/6 = 100点満点に換算
・ 後期 :100点満点(20点満点×5テーマ)
前期と後期の平均点を当該科目の評価点とする。レポートの提出遅れは減点とする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 修学ガイダンス・安全教育 実験に取り組む姿勢,実験時の服装,安全に対する心構え,事故時の対応が理解できる
2週 実験(1組:実験1,2組:実験2,3組:実験3,4組:実験4,5組:実験6) 安全に配慮して実験・実習に取り組むことができる
3週 実験(1組:実験1,2組:実験2,3組:実験3,4組:実験4,5組:実験6) 同上
4週 実験(1組:実験2,2組:実験3,3組:実験4,4組:実験6,5組:実験5) 同上
5週 実験(1組:実験2,2組:実験3,3組:実験4,4組:実験6,5組:実験5) 同上
6週 実験(1組:実験3,2組:実験4,3組:実験6,4組:実験5,5組:実験1) 同上
7週 実験(1組:実験3,2組:実験4,3組:実験6,4組:実験5,5組:実験1) 同上
8週 レポート作成 基本的な書式に沿って報告書を作成し,定められた期限を守ることができる
2ndQ
9週 実験(1組:実験4,2組:実験6,3組:実験5,4組:実験1,5組:実験2) 安全に配慮して実験・実習に取り組むことができる
10週 実験(1組:実験4,2組:実験6,3組:実験5,4組:実験1,5組:実験2) 同上
11週 実験(1組:実験6,2組:実験5,3組:実験1,4組:実験2,5組:実験3) 同上
12週 実験(1組:実験6,2組:実験5,3組:実験1,4組:実験2,5組:実験3) 同上
13週 実験(1組:実験5,2組:実験1,3組:実験2,4組:実験3,5組:実験4) 同上
14週 実験(1組:実験5,2組:実験1,3組:実験2,4組:実験3,5組:実験4) 同上
15週 レポート作成 基本的な書式に沿って報告書を作成し,定められた期限を守ることができる
16週
後期
3rdQ
1週 実験(1組:実験1,2組:実験2,3組:実験3,4組:実験4,5組:実験5) 安全に配慮して実験・実習に取り組むことができる
2週 実験(1組:実験1,2組:実験2,3組:実験3,4組:実験4,5組:実験5) 同上
3週 実験(1組:実験1,2組:実験2,3組:実験3,4組:実験4,5組:実験5) 同上
4週 実験(1組:実験2,2組:実験3,3組:実験4,4組:実験5,5組:実験1) 同上
5週 実験(1組:実験2,2組:実験3,3組:実験4,4組:実験5,5組:実験1) 同上
6週 実験(1組:実験2,2組:実験3,3組:実験4,4組:実験5,5組:実験1) 同上
7週 実験(1組:実験3,2組:実験4,3組:実験5,4組:実験1,5組:実験2) 同上
8週 実験(1組:実験3,2組:実験4,3組:実験5,4組:実験1,5組:実験2) 同上
4thQ
9週 実験(1組:実験3,2組:実験4,3組:実験5,4組:実験1,5組:実験2) 同上
10週 実験(1組:実験4,2組:実験5,3組:実験1,4組:実験2,5組:実験3) 同上
11週 実験(1組:実験4,2組:実験5,3組:実験1,4組:実験2,5組:実験3) 同上
12週 実験(1組:実験4,2組:実験5,3組:実験1,4組:実験2,5組:実験3) 同上
13週 実験(1組:実験5,2組:実験1,3組:実験2,4組:実験3,5組:実験4) 同上
14週 実験(1組:実験5,2組:実験1,3組:実験2,4組:実験3,5組:実験4) 同上
15週 実験(1組:実験5,2組:実験1,3組:実験2,4組:実験3,5組:実験4) 同上
16週 レポート作成 基本的な書式に沿って報告書を作成し,定められた期限を守ることができる

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。1
実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。1
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。1
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。1
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。1
実験データを適切なグラフや図、表など用いて表現できる。1
実験の考察などに必要な文献、参考資料などを収集できる。1
実験・実習を安全性や禁止事項など配慮して実践できる。1
個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。1
共同実験における基本的ルールを把握し、実践できる。1
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。1
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。1
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。1
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。1
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。1
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。1
目標の実現に向けて計画ができる。1
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。1
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。1
法令やルールを遵守した行動をとれる。1

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他レポート合計
総合評価割合000000100100
基礎的能力000000100100
専門的能力00000000
分野横断的能力00000000