概要:
この講義は,将来専門のコースに配属された後にも通用する情報の基礎を学ぶ科目である.コンピュータの基礎や情報セキュリティについて学び,後半ではプログラミング言語を用いてプログラムの基礎を学ぶことで,工学に適用できる基礎力をつける.
授業の進め方・方法:
コンピュータに対する興味や関心が不可欠であり,日常生活で扱われている情報の安全性やモラルについて考えることが重要である.後半では,プログラミングの初歩として座学と実践の両方を取り入れる.
注意点:
成績の評価における総合評価割合は,定期試験70%,課題30%である.
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス,コンピュータの仕組み |
コンピュータの仕組みを理解し,説明できる.
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2週 |
外部装置との接続 |
コンピュータと外部装置との接続を理解し,説明できる.
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3週 |
デジタルにするということ |
デジタルとは何かを理解し,説明できる.
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4週 |
メディアとコミュニケーション,そのツール |
メディアとコミュニケーション,およびそのツールについて理解し,説明できる.
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5週 |
情報セキュリティ |
情報セキュリティの重要さについて理解し,説明できる.
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6週 |
情報に関する法規,情報モラル |
情報に関する法規や情報モラルについて理解し,説明できる.
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7週 |
情報技術の発展 |
情報技術の発展について歴史や進化を理解し,説明できる.
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8週 |
中間までの復習(中間試験) |
中間までに習った内容を理解する.
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4thQ |
9週 |
基本的プログラム1 |
プログラミング言語を用いて,キーボード入力や画面への出力を行うことができる.
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10週 |
基本的プログラム2 |
プログラミング言語を用いて,分岐や繰り返しの処理を行うことができる.
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11週 |
応用的プログラム |
プログラミング言語を用いて,簡単な統計処理などのプログラムを組むことができる.
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12週 |
アルゴリズムの比較 |
プログラミング言語を用いて,アルゴリズムの違いによる処理スピードの違いを
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13週 |
確定モデルと確率モデル |
確定モデルと確率モデルとは何かを理解し,線形回帰やクラスタリングとは何かを説明できる.
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14週 |
自然現象のモデル化とシミュレーション |
乱数を用いたシミュレーションを理解し,説明できる.
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15週 |
学年末試験 |
学年末までに習った内容を理解する.
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16週 |
学年末までの復習 |
学年末までに習った内容について,自らの課題を認識し修正できる.
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。 | 1 | |
情報リテラシー | 情報リテラシー | 情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。 | 1 | |
論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。 | 1 | |
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。 | 1 | |
情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。 | 1 | |
同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを知っている。 | 1 | |
与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。 | 1 | |
任意のプログラミング言語を用いて、構築したアルゴリズムを実装できる。 | 1 | |
情報セキュリティの必要性および守るべき情報を認識している。 | 2 | |
個人情報とプライバシー保護の考え方についての基本的な配慮ができる。 | 2 | |
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威を認識している | 2 | |
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威に対して実践すべき対策を説明できる。 | 1 | |