概要:
この授業は本校の教育目標のうち,「基礎力」として,ものづくりの基礎となる知識・技術に関する専門基礎知識を養う科目である.機械工学実験実習は,自分の手足を動かし実際に物作りを通して,各種の技能,技術を習得し,また,他の科目で習得した知識を生かし,実践により,知識の応用,科学的考察,問題解決のできる能力と技能,技術,創造力を身につた実践的機械技術者を育成する.
その他,安全教育と,共同,責任,勤労など技術者として望ましい態度や習慣を身に付ける.
授業の進め方・方法:
実技を中心とした授業を行い,実践的な技能,技術を習得することを主目的として行う.また,授業終了後,習得度を判断する目的で報告書の提出を行う.
指導書や前回の実験,実習の内容などを,事前に教科書,専門技術書を調べ理解しておくと実験,実習がよく理解でき,効果的に行うことができる.
注意点:
実習は4グループで行い,各ショップに分かれてローテーションで実施する.
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 工学実験技術 | 工学実験技術 | 物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。 | 1 | 後13 |
実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。 | 1 | 後13 |
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。 | 1 | 後13 |
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。 | 1 | 後13 |
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。 | 1 | 後13 |
実験データを適切なグラフや図、表など用いて表現できる。 | 1 | |
実験の考察などに必要な文献、参考資料などを収集できる。 | 1 | |
実験・実習を安全性や禁止事項など配慮して実践できる。 | 1 | 後13 |
個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。 | 1 | 後13 |
共同実験における基本的ルールを把握し、実践できる。 | 1 | 後13 |
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。 | 1 | 後13 |
専門的能力 | 分野別の工学実験・実習能力 | 機械系分野(実験・実習能力) | 機械系分野(実験・実習能力) | 実験・実習の目標と心構えを理解し、実践できる。 | 1 | 後13 |
災害防止と安全確保のためにすべきことを理解し、実践できる。 | 1 | 後13 |
レポートの作成の仕方を理解し、実践できる。 | 1 | 後13 |
ノギスの各部の名称、構造、目盛りの読み方、使い方を理解し、計測できる。 | 1 | |
マイクロメータの各部の名称、構造、目盛りの読み方、使い方を理解し、計測できる。 | 1 | |
ダイヤルゲージ、ハイトゲージ、デプスゲージなどの使い方を理解し、計測できる。 | 1 | |
けがき工具を用いてけがき線をかくことができる。 | 1 | |
やすりを用いて平面仕上げができる。 | 1 | |
ねじ立て工具を用いてねじを切ることができる。 | 1 | |
アーク溶接の原理を理解し、アーク溶接機、アーク溶接器具、アーク溶接棒の扱い方を理解し、実践できる。 | 1 | |
アーク溶接の基本作業ができる。 | 1 | |
旋盤主要部の構造と機能を説明できる。 | 1 | 後2 |
旋盤の基本操作を習得し、外丸削り、端面削り、段付削り、ねじ切り、テ―パ削り、穴あけ、中ぐりなどの作業ができる。 | 1 | 後6 |
フライス盤主要部の構造と機能を説明できる。 | 1 | 後7 |
フライス盤の基本操作を習得し、平面削りや側面削りなどの作業ができる。 | 1 | 後8 |
ボール盤の基本操作を習得し、穴あけなどの作業ができる。 | 1 | 後10 |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | コミュニケーションスキル | コミュニケーションスキル | 書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。 | 1 | 後13 |
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。 | 1 | 後13 |
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。 | 1 | 後13 |
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。 | 1 | 後13 |
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。 | 1 | 後13 |
基盤的資質・能力 | 自己理解 | 自己理解 | 周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。 | 1 | 後13 |
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。 | 1 | 後13 |
目標の実現に向けて計画ができる。 | 1 | 後13 |
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。 | 1 | 後13 |
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。 | 1 | 後13 |