歴史Ⅰ

科目基礎情報

学校 米子工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 歴史Ⅰ
科目番号 0003 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 総合工学科(電気電子コース) 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 三浦徹ほか『新選世界史B』東京書籍
担当教員 原田 桃子

到達目標

(1)世界における社会と人類の進歩と発展の基本的事項について理解できる
(2)世界史に置ける基本的な事象について、歴史的に見ること、考えることができる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目(1)世界における社会と人類の進歩と発展の基本的事項について非常によく理解できる世界における社会と人類の進歩と発展の基本的事項について概ねよく理解できる世界における社会と人類の進歩と発展の基本的事項について理解できない
評価項目(2)世界史に置ける基本的な事象について、歴史的視点や思考を非常によく身に着けている世界史に置ける基本的な事象について、歴史的視点や思考を概ねよく身に着けている世界史に置ける基本的な事象について、歴史的視点や思考を身に着けていない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A 説明 閉じる

教育方法等

概要:
この講義は本校の教育目標のうち「基礎力」「倫理力」を養う科目である。具体的には、世界中における人類の歩みを、中世から近代に至るまで講義する。世界の成り立ちを様々な側面から取り上げ、時代性や地域性を理解できるようつとめる。
授業の進め方・方法:
個々の事件・事象を表象的に捉えるのではなく、それぞれの歴史的事実・事象の背景や因果関係について理解・考察できるよう留意し、歴史の流れを把握することに主眼を置く。授業は講義形式で行う。
注意点:
毎週金曜日の16時~17時をオフィスアワーとするので、質問などがある学生は研究室に来ること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 修学ガイダンス ガイダンス
2週 北方諸民族と宋 8~10世紀のモンゴル高原の諸民族の動向と宋の成立から崩壊までを理解し、説明できる。
3週 モンゴル帝国の興亡 モンゴル帝国の出現と当時の東西交流の在り方について理解し、説明できる。
4週 ユーラシア諸地域の交流と再編 モンゴル帝国崩壊後のユーラシア大陸の変化について理解し、説明できる。
5週 明と清の繁栄① 明・清の成立から崩壊までについて理解し、説明できる
6週 明と清の繁栄② / 東アジア諸国の発展 明・清時代の社会、経済、文化と東アジア地域との関連について理解し、説明できる
7週 東南アジアの大航海時代 14世紀以降の海域アジアの動きについて理解し、説明できる
8週 前期中間試験 前期中間試験までの内容を理解できる
2ndQ
9週 イスラーム諸国家の繁栄 西南アジアのイスラーム諸帝国について理解し、説明できる
10週 大航海時代 ヨーロッパの大航海時代について理解し、説明できる
11週 ルネサンス ルネサンス期の様々な分野の発展について理解し、説明できる
12週 宗教改革 宗教改革の展開について理解し、説明できる
13週 主権国家の成立① 16世紀・17世紀のスペイン、オランダの繁栄について理解し、説明できる
14週 主権国家の成立② イギリス・フランスの絶対王政の形成について説明できる
15週 前期末試験 前期末試験までの内容を理解する
16週 前期末までの復習 前期末までに習った内容について、自らの問題点を把握し修正できる
後期
3rdQ
1週 東方の大国 三十年戦争後の東ヨーロッパの国際関係について理解し、説明できる
2週 ラテンアメリカ / ヨーロッパ人の進出とアメリカ・アフリカ ラテンアメリカの古代文明とヨーロッパ諸国の進出について理解し、説明できる
3週 産業革命 産業革命によって生じた変化について理解し、説明できる
4週 アメリカ合衆国の成立 アメリカの独立とそれを支えた思想について理解し、説明できる
5週 フランス革命とナポレオン フランス革命と第一帝政がフランスおよびヨーロッパ諸国に与えた影響について理解し、説明できる
6週 ウィーン体制と1848年革命 1848年革命の流れとその意義について理解し、説明できる
7週 国民国家建設と国際関係の推移 1848年革命後のヨーロッパ・アメリカの動きについて理解し、説明できる
8週 後期中間試験 後期中間試験までの内容を理解する
4thQ
9週 ヨーロッパの文化 17~19世紀のヨーロッパの文化について理解し、説明できる
10週 ヨーロッパ諸国のアジア進出 ポルトガルやオランダ、イギリスのアジア進出について理解し、説明できる
11週 西アジアの変動 19世紀西アジアにおける改革運動について理解し、説明できる
12週 南アジア・東南アジアの変動 植民地化されたインド・東南アジアで生じた変化について理解し、説明できる
13週 東アジアの変動① 欧米列強の進出に対する清の動きについて理解し、説明できる
14週 東アジアの変動② 欧米列強の進出に対する日本・朝鮮の動きについて理解し、説明できる
15週 学年末試験 学年末試験までの内容を理解する
16週 学年末までの復習 学年末まで習った内容について、自らの問題点を把握し修正できる

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。2前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後16
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。2後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000030100
基礎的能力70000030100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000