概要:
(1)複雑な形状の物体の形状および寸法を言葉や文字だけで正確に伝達することは不可能である.本講では,これらを明確に伝達する方法としてコンピュータによる物体の表現方法を3次元CADを通して学び,空間における様々な物体の認識能力を修得する.
(2)空間を模した縮尺1/50や1/100の紙の模型で、ただの立体だけではない「空間」をイメージしながら、模型を工作する.
授業の進め方・方法:
(1)主にパーソナルコンピュータを用い,演習主体で授業を進める.また,昼休憩あるいは放課後であればいつでも質問を受け付けるので,質問のある学生は進んで研究室に来てほしい
(2)主に紙の模型キットをカッターで切り取りながら、ノリやテープで貼って「空間」を組み立てる.
(1)と(2)を前半と後半の7週に分けて行う.(3クラスと2クラスに分ける)
注意点:
(1)パーソナルコンピュータを自在に扱うことができるようになる事も,本講の目的でもあるので,休まないようにすること.また,放課後でも端末室のコンピュータが利用可能なので,積極的に演習をこなすこと.
(2)カッターとカッターマット、定規(金尺)は、各自で用意してください。授業の最初に説明します。紙の模型キットは学校で用意します。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
授業ガイダンス |
授業概要の(1)と(2)について,授業の進め方や評価方法などを理解している.
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2週 |
建築と空間について(講義・体験) |
建築は空間と関連性が深い.その建築における空間の講義. さらにはスケール感など実際の空間等を体験する.
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3週 |
立体空間をイメージする(空間体験と図面の理解) |
縮尺1/200の平面図を読み、その実際の空間も体験する.
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4週 |
立体空間をイメージする(展開図など) |
縮尺1/200の平面図を切り出し、立面図を作成する.
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5週 |
立体空間をイメージする(立体模型組み立て) |
立体空間として模型を組み立て、高さや広さを理解する.
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6週 |
立体空間をイメージする(外観仕上げなど自由に考えてみる)模型完成 |
外観の窓(開口部)や素材仕上げの色など自由に考えてみる,
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7週 |
立体空間をイメージする(スケッチと説明を描く) |
模型を見ながら立体空間のイメージスケッチと外観仕上げの説明を書く
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8週 |
プレゼンテーション(講評会) |
クラスごとでお互いの作品について発表し、評価する
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2ndQ |
9週 |
3次元CADの操作方法(環境設定と,立体図形の表示・修正,簡単な立体の作成) |
3次元CADの操作方法(環境設定と,立体図形の表示・修正,簡単な立体の作成)を理解し,利用できる
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10週 |
3次元CADの操作方法(拘束や作画機能を使ったスケッチ) |
3次元CADの操作方法(拘束や作画機能を使ったスケッチ)を理解し,利用できる
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11週 |
3次元CADの操作方法(データム平面の利用) |
3次元CADの操作方法(データム平面の利用)を理解し,利用できる.
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12週 |
3次元CADの操作方法(パターン化の利用) |
3次元CADの操作方法(パターン化の利用)を理解し,利用できる.
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13週 |
3次元CADの操作方法(回転体の作成) |
3次元CADの操作方法(回転体の作成)を理解し,利用できる.
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14週 |
3次元CADの操作方法(スイープ) |
3次元CADの操作方法(スイープ)を理解し,利用できる.
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15週 |
3次元CADの操作方法(立体のアセンブリ) |
3次元CADの操作方法(立体のアセンブリ)を理解し,利用できる.
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16週 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 工学実験技術 | 工学実験技術 | 実験・実習を安全性や禁止事項など配慮して実践できる。 | 1 | 前1,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15 |
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。 | 1 | 前1,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15 |
情報リテラシー | 情報リテラシー | 情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。 | 1 | 前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15 |
情報セキュリティの必要性および守るべき情報を認識している。 | 1 | 前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15 |