到達目標
2. 回転機の構造と周辺回路を説明できる。
2. 発電の原理,特性と環境保護について説明できる。
3. 信号伝送の原理,特性を説明できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 回転機の基本構造と周辺回路を説明できる | 回転機の基本構造と周辺回路をほぼ説明できる | 回転機の基本構造と周辺回路を説明できない |
評価項目2 | 発電の原理,特性と環境保護について説明できる | 発電の原理,特性と環境保護についてほぼ説明できる | 発電の原理,特性と環境保護について説明できない |
評価項目3 | 信号伝送の原理,特性を説明できる | 信号伝送の原理,特性をほぼ説明できる | 信号伝送の原理,特性を説明できない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
発電工学 ・発電機の原理と制御素子 ・水力発電/火力発電/原子力発電/再生エネルギー利用の発電
信号伝送 ・2端子対回路網/Z/Y/H/Gマトリックス ・分布定数回路/波動方程式/反射と透過
配電 ・ネットワークと伝送回路/電力グリッド
発電機の動作原理,信号・電力伝送の特性,送配電におけるネットワークとの関係を中心にして回転機の原理を学ぶとともにエネルギーと環境との関係について理解する。
この科目は企業で電動回転機を用いた超微細半導体製造・検査装置の開発経験を活かし,回転機の動作原理や発電の仕組みとともに環境保護やエネルギー管理について講義する.
授業の進め方・方法:
教員の作成した授業資料をもとにした座学を中心に進める.適宜,課題を与える.
次のような自学自習を実施すること.
・授業内容の理解を深めるため、復習を行う
・与えられた課題に対してレポートを作成する
・定期試験の準備を行う
注意点:
・学生はオフィスアワーを活用して質問や相談ができる.また,メールやチャットによる質問も受け付ける.
・到達目標に対する達成度を下記の割合で総合評価し,60点以上を合格とする。
なお,前期期末,学年末の2回において評価点が40点以上60点未満の学生について再試験を実施する。
再試験の結果が60点以上の場合は各期末成績を60点とする.
・他人のレポートを写して提出した場合は,写した学生も写させた学生もレポート点を減点する。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
授業ガイダンス |
授業の進め方・演習方法について理解する。
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2週 |
発電に用いる回転機と制御:同期発電機,誘導発電機 |
同期発電機,誘導発電機の原理について理解する。
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3週 |
発電に用いる回転機と制御:2重給電誘導発電機,インバータ |
インバータの原理と応用について理解する。
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4週 |
水力発電の原理と効率 |
水力発電の原理について理解する。
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5週 |
マイクロ水力発電と波力発電 |
波力発電の原理について理解する。
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6週 |
火力発電の原理と効率 |
火力発電の原理について理解する。
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7週 |
火力発電の環境対策 |
火力発電の環境対策について理解する。
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8週 |
前期中間試験 |
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2ndQ |
9週 |
原子力発電の原理と効率 |
原子力発電の原理について理解する。
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10週 |
原子力発電の安全設計 |
原子力発電の安全設計について理解する。
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11週 |
再生可能エネルギー:太陽光発電 |
太陽光発電の原理について理解する。
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12週 |
再生可能エネルギー:風力発電 |
風量発電の原理について理解する。
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13週 |
再生可能エネルギー:地熱発電 |
地熱発電の原理について理解する。
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14週 |
再生可能エネルギー:バイオマスエネルギー |
バイオマスエネルギーの発電原理について理解する。
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15週 |
前期期末試験 |
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16週 |
前期のまとめ
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後期 |
3rdQ |
1週 |
2端子対回路と行列表現 |
2端子対回路の基本とマトリックス表現について理解する。
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2週 |
2端子対回路の接続と入出力インピーダンス |
2端子対回路の各種接続と入出力インピーダンスについて理解する。
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3週 |
2端子対回路の等価回路 |
2端子対回路の等価回路について理解する。
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4週 |
分布定数回路と伝送線路方程式 |
伝送線路における集中定数回路分布定数回路について理解する。
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5週 |
伝送基礎方程式 |
伝送線路の伝送線路方程式と波動方程式について理解する。
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6週 |
基礎方程式 |
伝送線路の伝送基礎方程式について理解する。
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7週 |
無限長線路 |
無限長線路における伝送基礎方程式の取り扱いについて理解する。
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8週 |
後期中間試験 |
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4thQ |
9週 |
無損失線路 |
伝送線路における無損失線路の取り扱いについて理解する。
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10週 |
反射と透過 |
伝送線路における信号の反射と透過について理解する。
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11週 |
ネットワークと伝送回路 |
ネットワークと伝送回路の関係について理解する。
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12週 |
電力貯蔵の原理 |
電力を貯蔵する仕組みと形態について理解する。
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13週 |
蓄電池の原理 |
蓄電池の動作原理について理解する。
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14週 |
電力グリッド |
電力系統の課題とスマートグリッドについて理解する。
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15週 |
学年末試験 |
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16週 |
授業のまとめ |
授業内容の理解度について自らの問題点を把握し修正できる
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 電気・電子系分野 | 電子回路 | ダイオードの特徴を説明できる。 | 2 | |
バイポーラトランジスタの特徴と等価回路を説明できる。 | 2 | |
FETの特徴と等価回路を説明できる。 | 2 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 0 | 0 | 0 | 0 | 30 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 70 | 0 | 0 | 0 | 0 | 30 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |