有機化学基礎

科目基礎情報

学校 米子工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 有機化学基礎
科目番号 0045 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 総合工学科(化学・バイオコース) 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 マクマリー有機化学概説第7版
担当教員 谷藤 尚貴

到達目標

1. 有機化合物の命名法を理解し,未知化合物の命名ができる.
2. アルカン,アルケン,アルキン,芳香族の構造・化学反応性の違いを理解できる.
3.付加反応,脱離反応,置換反応,転移反応を理解して,違いを説明できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
有機化合物の命名法を理解し,未知化合物の命名ができる.アルカン,アルケン,アルキンの多様な構造の命名ができる.アルカン,アルケン,アルキンの簡単な構造の命名ができる.命名のルールが理解できずに,多様な分子の命名に対応できない
アルカン,アルケン,アルキンの構造・化学反応性の違いを理解できるアルカン,アルケン,アルキンの構造・化学反応性の違いを自身が説明できるアルカン,アルケン,アルキンの構造・化学反応性の違いの講義が理解できるアルカン,アルケン,アルキンの構造が分かる程度である
付加反応,脱離反応,置換反応,転移反応を理解して,違いを説明できる付加反応,脱離反応,置換反応,転移反応を理解して,違いを具体的な反応を用いて説明できる付加反応,脱離反応,置換反応,転移反応を理解して,違いを説明できる付加反応,脱離反応,置換反応,転移反応を理解して,違いが不十分である

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本講義は本校の教育目標のうち「基礎力」を育成する科目である。有機化学基礎は高分子化学基礎や有機化学I, IIを学ぶ上で非常に重要となる基礎科目である。有機物質に関する基本的な原理と法則を学ぶ。
授業の進め方・方法:
座学を中心として行う。
授業を進める上で,日々の復習を大切にしてもらいたい。
注意点:
質問は随時受け付けますが,オフィスアワーとして平日の8限目以降に設けます。質問がある学生は積極的に研究室に来ること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 1章:ガイダンスおよび有機化学の歴史/有機化学の復習/原子の構造/原子の電子配置/化学結合論 有機化学の歴史について理解できる/原子の構造ついて理解できる原子の電子配置ついて理解できる/化学結合論ついて理解できる
2週 1章:原子価結合法/混成軌道論 (sp3, sp2軌道)/混成軌道論 (sp 軌道)/極性を有する化学結合
原子価結合法ついて理解できる/混成軌道論 (sp3, sp2軌道)ついて理解できる/混成軌道論 (sp 軌道)ついて理解できる/極性を有する化学結合ついて理解できる
3週 1章:酸と塩基 (ブロンステッド ローリの定義)/酸と塩基 (ルイスの定義)
酸と塩基 (ブロンステッド ローリ・ルイスの定義)ついて理解できる
4週 2章:アルカンの命名法、性質
アルカンの命名法、性質ついて理解できる
5週 2章:シクロアルカンの立体配座
シクロアルカンの立体配座ついて理解できる
6週 3章:アルケンの命名法、性質 アルケンの命名法、性質について理解できる
7週 3章:アルケンの異性体/エテンへの求電子付加 アルケンの異性体について理解できる/エテンへの求電子付加のメカニズムについて理解できる
8週 中間試験
2ndQ
9週 4章:アルケンへのHXの付加(1) アルケンへのHXの付加・マルコフニコフ則について理解できる
10週 4章:アルケンへのHXの付加(2) アルケンへのHXの付加の複数の反応を理解できる
11週 4章:共役ジエン/アリル型カルボカチオン/共鳴構造 共役ジエン・アリル型カルボカチオン・共鳴構造について理解できる
12週 4章:アルキンとのその反応 アルキンへの付加反応を理解できる
13週 5章:ベンゼンの構造/芳香族の命名法 ベンゼンの構造について理解できる/芳香族の命名法について理解できる
14週 5章:芳香族球電子置換反応 芳香族球電子置換反応について理解できる
15週 5章:置換基効果/芳香族化合物の酸化・還元 置換基効果について理解できる/芳香族化合物の酸化・還元について理解できる
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学化学・生物系分野有機化学有機物が炭素骨格を持つ化合物であることを説明できる。2前2,前14,前15,前16
代表的な官能基を有する化合物を含み、IUPACの命名法に基づき、構造から名前、名前から構造の変換ができる。2前3,前12,前13,前14,前15,前16
σ結合とπ結合について説明できる。2前4,前5,前11,前13,前14,前15,前16
混成軌道を用い物質の形を説明できる。2前6,前7,前12,前13,前14,前15,前16
誘起効果と共鳴効果を理解し、結合の分極を予測できる。2前8,前9,前10,前14,前15,前16
σ結合とπ結合の違いを分子軌道を使い説明できる。2前11,前14,前15,前16
ルイス構造を書くことができ、それを利用して反応に結びつけることができる。2
共鳴構造について説明できる。2
炭化水素の種類と、それらに関する性質および代表的な反応を説明できる。2

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力80000020100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000