到達目標
(1) 科学技術英語に特有の語彙や表現のうち,基本的なものを習得している。
(2) 英語で図表のキャプションを書くことができる。
(3) 発表原稿を見ながら,短い英語プレゼンテーションができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 科学技術英語に特有の語彙や表現のうち,基本的なものと,自らの専門分野に関する基本的ものを習得している。 | 科学技術英語に特有の語彙や表現のうち,基本的なものを習得している。 | 科学技術英語に特有の語彙や表現のうち,基本的なものを習得していない。 |
評価項目2 | 英語で図表のキャプションを正しく書くことができる。 | 英語で図表のキャプションを書くことができる。 | 英語で図表のキャプションを書くことができない。 |
評価項目3 | 発表原稿を見ながら,ある程度長い英語プレゼンテーションができる。 | 発表原稿を見ながら,短い英語プレゼンテーションができる。 | 発表原稿を見ながら,短い英語プレゼンテーションができない。 |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 3
説明
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人文・数理 3
説明
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教育方法等
概要:
本科目では,科学技術英語に特有の語彙や表現のうちで基本的なものを習得し,国際学会等で口頭発表するための英語プレゼンテーション能力の基礎を培う。口頭発表のための英語は,論文執筆のための英語とは異なるが,いずれに対しても適用可能な英語表現は数多く存在する。筆者の経験から,研究および技術開発の成果はまず学会で口頭発表するのが一般的で,成果の蓄積がある程度なされた後,学術論文として取りまとめるのが普通だ。このため,先に口頭発表のための英語を学んでおけば,英語での論文執筆にスムーズに移行できるだろう。毎回,教科書を用いて様々な語彙・表現を学んでいくが,最終評価として各自の専門分野に関連する最新トピックをPowerPointのスライドにまとめ,英語でプレゼンしてもらう。
授業の進め方・方法:
すべての到達目標は,英語プレゼンテーション (90%) によって評価される。ただし,普段の講義では「教科書の音読」と「英作文の練習」を行うため,出席状況 (10%) を評価に入れる。総合評価が60点以上であれば,合格とする。なお,再評価試験は実施しない。
【自学自習】 予習・復習 10時間,英語プレゼンの準備 5時間
注意点:
学修単位科目であり,1回の講義 (90分) あたり90分以上の予習・復習をしているものとして講義を進めます。講義を受けるだけでは,英語力は身に付きません。特に到達目標(1), (2)を達成するためには,教科書に出てきた英単語・熟語を暗記し,正確に発音できるよう音読してください。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
YouTube視聴 (英語でプレゼン!そのコツ!; 効果的なプレゼンテーションとは) / 授業ガイダンス,科学英語の基本文型 |
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2週 |
1章,2-1節,2-2節,YouTube視聴 (How to give a presentation in English) / 英語プレゼンテーションの予備知識とプレゼン直前の英語,英作文の練習 (その1) |
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3週 |
2-3節,2-4節 / タイトルページ,講演概要 (Table of Contents),英作文の練習 (その2) |
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4週 |
2-5節 / 動機・バックグラウンド,英作文の練習 (その3) |
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5週 |
2-6節 (1/2) / 実験方法・理論 (モデル),英作文の練習 (その4) |
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6週 |
2-6節 (2/2) / 実験方法・理論 (モデル),英作文の練習 (その5) |
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7週 |
2-7節 (1/2) / 結果と考察,英作文の練習 (その6) |
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8週 |
2-7節 (2/2) / 結果と考察,英作文の練習 (その7) |
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2ndQ |
9週 |
2-8節 / まとめと将来計画,英作文の練習 (その8) |
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10週 |
3章 / 質疑応答の英語,英作文の練習 (その9) |
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11週 |
付録I (1/2) / 学会プレゼンの予備練習,英作文の練習 (その10) |
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12週 |
付録I (2/2) / 学会プレゼンの予備練習,英語プレゼン実施要項の説明,英作文の練習 (その11) |
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13週 |
英語プレゼンテーション (1/3) / 各自の専門分野に関連する最新の話題紹介 |
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14週 |
英語プレゼンテーション (2/3) / 各自の専門分野に関連する最新の話題紹介 |
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15週 |
英語プレゼンテーション (3/3) / 各自の専門分野に関連する最新の話題紹介 |
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16週 |
プレゼンの予備日,TED視聴 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 英語 | 英語運用能力の基礎固め | 日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。 | 3 | |
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。 | 3 | |
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。 | 3 | |
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。 | 3 | |
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。 | 3 | |
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。 | 3 | |
毎分100語程度の速度で平易な物語文などを読み、その概要を把握できる。 | 3 | |
自分や身近なことについて100語程度の簡単な文章を書くことができる。 | 3 | |
毎分120語程度の速度で物語文や説明文などを読み、その概要を把握できる。 | 3 | |
自分や身近なこと及び自分の専門に関する情報や考えについて、200語程度の簡単な文章を書くことができる。 | 3 | |
評価割合
| プレゼン | 出席 | 合計 |
総合評価割合 | 90 | 10 | 100 |
基礎的能力 | 90 | 10 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 |