概要:
高専本科5年間で育てたい人材像は,以下の通りである。
「自分の専門分野に関する情報について,英語で理解し,やり取りができる,基礎的な英語運用力を身につけたエンジニア」
本授業においては,既知の数学・理科の内容を英語で読むことによって,「知識」と「英語」を繋げるとともに,身近な自然現象を英語で表現する演習を行う。また,多読用図書で日本語を介さずに理解することを目指した読解演習も行う。客観的な学習目標は,GTEC Grade 5,実用英語技能検定2級レベル程度とする。
授業の進め方・方法:
成績は定期試験60%,月例・課題テスト15%,小テスト・課題15%,多読・出席10%で評価する。
※月例テストでは,応用問題30問を含めた50問を出題する。
合計が50点以上で合格とする。
最終成績が30点以上で不合格だった学生に限り再評価試験を実施する。
校内課題 (春季) 提出を,再評価試験の受験要件とする。
注意点:
・後期にGTECを実施する。
・年3回実施の英検を積極的に受験し,実力を測ることを薦める。
・4月,5月,6月,7月に一回ずつ月例テストを実施する。
・成績優秀者,再試,追試該当者などについて,学生番号を掲示して連絡することがある。
・月例テスト実施日には,DataBase 4500小テストを実施しない。
・8月授業において,スピーチを行う。詳細は後日説明する。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 英語 | 英語運用の基礎となる知識 | 英語のつづりと音との関係を理解できる。 | 3 | |
英語の標準的な発音を聴き、音を模倣しながら発声できる。 | 3 | |
英語の発音記号を見て、発音できる。 | 3 | |
リエゾンなど、語と語の連結による音変化を認識できる。 | 3 | |
語・句・文における基本的な強勢を正しく理解し、音読することができる。 | 3 | 前2 |
文における基本的なイントネーションを正しく理解し、音読することができる。 | 3 | |
文における基本的な区切りを理解し、音読することができる。 | 3 | 前2 |
中学で既習の1200語程度の語彙を定着させるとともに、2600語程度の語彙を新たに習得する。 | 3 | |
自分の専門に関する基本的な語彙を習得する。 | 3 | |
中学校で既習の文法事項や構文を定着させる。 | 3 | |
高等学校学習指導要領に示されているレベルの文法事項や構文を習得する。 | 3 | |
英語運用能力の基礎固め | 日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。 | 3 | |
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。 | 3 | |
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。 | 3 | |
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。 | 3 | |
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。 | 3 | |
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。 | 3 | |
毎分100語程度の速度で平易な物語文などを読み、その概要を把握できる。 | 3 | |
自分や身近なことについて100語程度の簡単な文章を書くことができる。 | 3 | |
毎分120語程度の速度で物語文や説明文などを読み、その概要を把握できる。 | 3 | |
自分や身近なこと及び自分の専門に関する情報や考えについて、200語程度の簡単な文章を書くことができる。 | 3 | |