概要:
工学の分野では金属やプラスチックをはじめとして様々な物質を使用する.化学では物質を理解すると共に,環境に与える負荷をできるだけ少なくし,有効に利用するための基礎知識を身に付けることを目標とする.
化学2では,分子の構造や分子結晶,金属の構造や金属結晶などの結晶の性質について学習する.さらに,物質量,物質の変化(化学反応)について学習し,反応量や生成量を計算によって予測できるようになる事を目標として講義を行なう.
授業の進め方・方法:
※ 3色以上の色ペンまたは色鉛筆を用意すること
【予 習】教科書や授業プリントを用いて何を学ぶかあらかじめ整理しておくこと.
【授業中】授業に集中すること.積極的に問題演習に参加すること.
正確に板書を書き写すこと.
板書以外にも重要事項はメモをとり,プリントに書き込みをすること.
【復 習】授業プリント等は必ずファイルし,学習した内容を復習する.
類題を問題集でさがして解く.
【コメント】 1回授業を休むだけでも,かなり内容がわからなくなってしまいます.
できるだけ授業は休まないようにしましょう.
やむをえず欠席した場合には必ず,休んだ授業の内容を各自で補って下さい.
(欠席したときには,必ず授業プリントを231教員室の鈴木のところまで取りに来ること)
わからないことはいつでも質問に来てください.
注意点:
到達目標(1),(2),(5)を中間試験(40%)で,到達目標(3),(4),(5)を期末試験(40 %)で評価します.
学習プロセスを小テスト・レポート・課題等(20 %)で評価します.
上記の評価基準に基づき総合得点が50点以上を合格とする.
授業中の飲食・居眠り・内職等を禁止する.特に実験時は必ず指示に従うこと.
授業態度が良好で出席要件を満たした学生対して再評価試験を実施する(再評価試験を受けるためには課題提出の義務がある).
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
| 後期 |
| 3rdQ |
| 1週 |
化学2ガイダンス,イオン結晶の構造・イオン化エネルギーと電子親和力 化学2のガイダンス,イオン結晶の構造・イオン化エネルギーと電子親和力について学習 |
化学2の学習概要とイオン結晶の構造・イオン化エネルギーと電子親和力について理解する
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| 2週 |
共有結合と分子の形成 共有結合のなりたちと電子式について学習 |
共有結合のなりたちと電子式について理解する
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| 3週 |
構造式と分子の形,共有結晶 構造式と分子の形,共有結晶の性質について学習 |
構造式と分子の形,共有結晶の性質とについて理解する
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| 4週 |
分子間の結合1 配位結合,電気陰性度について学習 |
配位結合,電気陰性度について理解する
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| 5週 |
分子間の結合2 分子の極性,水素結合,分子間力,分子結晶について学習 |
分子の極性,水素結合,分子間力,分子結晶
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| 6週 |
金属結合 金属結合,金属結晶について学習 |
金属結合,金属結晶について理解する
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| 7週 |
結晶の分類 結晶の分類について総合的に学習
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結晶の分類について理解する
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| 8週 |
中間試験 第1回から第7回までの範囲で中間試験を実施 |
中間試験を受験する
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| 4thQ |
| 9週 |
中間試験の返却・解説,原子量・分子量・式量 原子の相対質量,原子量ついて学習 |
原子の相対質量,原子量ついて理解する
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| 10週 |
物質量1 6.02×10 23個の集団を単位にした物質量の取扱いについて学習する |
6.02×10^23 個の集団を単位にした物質量の取扱いについて理解する
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| 11週 |
物質量2 1 molの気体の体積,物質量についての問題演習 |
物質量についての計算を理解する
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| 12週 |
物質量3 物質量についての問題演習 |
物質量について演習問題を通して理解する
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| 13週 |
溶液の濃度1 質量パーセント濃度とモル濃度の計算について学習 |
質量パーセント濃度とモル濃度の計算について理解する
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| 14週 |
溶液の濃度2 質量パーセント濃度とモル濃度の換算方法について学習 |
質量パーセント濃度とモル濃度の換算方法について理解する
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| 15週 |
期末試験 第9回から第14回までの範囲で期末試験を実施 |
期末試験を受験する
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| 16週 |
期末試験の返却・解説,化学反応式1 化学反応式の書き方,目算法について学習 |
化学反応式の書き方,目算法について理解する
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| 分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
| 基礎的能力 | 自然科学 | 化学(一般) | 化学(一般) | ボイル-シャルルの法則について説明でき、必要な計算ができる。 | 2 | |
| イオン化エネルギーと電子親和力について説明できる。 | 4 | 後1 |
| イオン結合について説明できる。 | 4 | 後1 |
| イオン結晶の性質について説明できる。 | 4 | 後1,後7 |
| 共有結合について説明できる。 | 4 | 後2,後3 |
| 極性と水素結合について説明できる。 | 4 | 後5 |
| 構造式や電子式により分子を書き表すことができる。 | 4 | 後3 |
| 自由電子と金属結合について説明できる。 | 4 | 後6 |
| 金属の性質について説明できる。 | 4 | 後6 |
| 原子の相対質量と原子量について説明できる。 | 4 | 後9,後10 |
| 物質量(mol)を用い物質の量を表すことができる。 | 4 | 後10 |
| 分子量・式量について説明できる。 | 4 | 後9 |
| 気体の体積と物質量の関係について説明できる。 | 4 | 後11 |
| 化学反応式について反応物、生成物、係数を理解し、組み立てることができる。 | 2 | 後14 |
| 化学反応式を用いて化学量論的な計算ができる。 | 2 | 後16 |
| 電離について説明でき、電解質と非電解質の区別ができる。 | 4 | |
| 質量パーセント濃度について説明でき、質量パーセント濃度の計算ができる。 | 4 | 後12 |
| モル濃度について説明でき、モル濃度の計算ができる。 | 4 | 後13 |
| 化学実験 | 化学実験 | 実験器具(電子天秤やガラス器具など)を目的と精度に応じて選択し正しく使うことができる。 | 4 | 後12 |
| 試薬(粉体及び液体)の取扱いができる。 | 4 | 後12 |
| 整理整頓により実験環境を適切に保ち、手順に従って安全に実験ができる。(物理実験と共通) | 4 | 後13 |
| 事故への対処の方法(薬品の付着、引火、火傷、切り傷など)を説明できる。 | 4 | 後13 |
| 実験条件やデータなどを正確に記録できる。(物理実験と共通) | 2 | 後13 |
| 実験結果を表やグラフなどに見やすく整理できる。 | 2 | 後16 |
| 適切な有効数字及び単位を用いて物理量を表すことができる。(物理実験と共通) | 2 | 後11 |
| 観察・実験結果を座学などで学んだ内容と関連付けて説明できる。(物理実験と共通) | 2 | 後16 |