日本語5

科目基礎情報

学校 松江工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 日本語5
科目番号 0007 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 : 1
開設学科 人文科学科・数理科学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 『 新訂総合 国語便覧』(第一学習社)継続※適宜プリント等を配布
担当教員 山根 繁樹,大西 永昭

到達目標

この授業では、「対話力」を高めるため、次の2点を到達目標とする。
1.文字言語を用いて表現するための正確な言語知識を持つ
2.日本文学の歴史に関する概略的な知識を持つ

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1文字言語を用いて表現するための正確な言語知識を十分に持っている.文字言語を用いて表現するための正確な言語知識を持っている.文字言語を用いて表現するための正確な言語知識を持っていない.
評価項目2文字言語を用いて表現するための正確な言語知識を十分持っている.文字言語を用いて表現するための正確な言語知識を持っている.文字言語を用いて表現するための正確な言語知識を持っていない.
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 1 説明 閉じる
人文・数理 1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
日本語の授業においては、「対話力」を高めることを最終目標とする。
「対話力」を高めるため、次の5点の向上を目指す。
 1.文章を読んでその内容を正確に把握し、要約できる能力
 2.話を聞いてその内容を正確に把握し、要約できる能力
 3.文字言語を用いて、伝えるべき内容を的確に表現できる能力
 4.音声言語を用いて、伝えるべき内容を的確に表現できる能力
 5.言語文化とその歴史に関する、正確な知識とそれを応用する力
この授業では、特に次の点を目標とする。
 (1)文章表現の基本事項を正確に身につける
 (2)文学史の知識を身につける
授業の進め方・方法:
テーマを決めて、作文を含む課題作成および発表を課す。課題作成は担当教員の指示した期限に遅れないように提出すること。遅れた場合は減点する。作成した課題をもとに発表を行うこと。
また、文学史については、授業を聴きながら重要事項を理解し、日本語によって何がどのような形で書かれてきたのか、その流れを正確に把握してほしい。
注意点:
到達目標1を課題作成および発表(2割)で、到達目標2を定期試験(7割)で、授業への取組(1割)と合わせて評価し、50点以上(100点満点)を合格とする。再評価試験を実施する。再評価試験を受けない者は、次年度以降追認を行わない。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業の進め方(ガイダンス)課題作成作業 「上代の文学」の概説
2週 「上代の文学」の概説 課題作成作業
3週 「中古の文学」の概説 課題作成作業・発表
4週 「中古の文学」の概説 課題作成作業・発表
5週 「中古の文学」の概説 課題作成作業・発表
6週 「中古の文学」の概説 課題作成作業・発表
7週 「中古の文学」の概説 課題作成作業・発表
8週 「中古の文学」の概説 課題作成作業・発表
2ndQ
9週 中間試験 ここまでの範囲で中間試験実施
10週 「中世の文学」の概説 課題作成作業・発表
11週 「中世の文学」の概説 課題作成作業・発表
12週 「近世の文学」の概説 課題作成作業・発表
13週 「近世の文学」の概説 課題作成作業・発表
14週 「近代の文学」の概説 課題作成作業・発表
15週 期末試験  中間試験以降ここまでの範囲で期末試験
16週 前期のまとめ 課題のまとめ

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章を読み、論理の構成や展開の把握にもとづいて論旨を客観的に理解し、要約し、意見を表すことができる。また、論理的な文章の代表的構成法を理解できる。3
代表的な文学作品を読み、人物・情景・心情の描写ならびに描写意図などを理解して味わうとともに、その効果について説明できる。3
文章を客観的に理解し、人間・社会・自然などについて考えを深め、広げることができる。3
文学作品について、鑑賞の方法を理解できる。また、代表的な文学作品について、日本文学史における位置を理解し、作品の意義について意見を述べることができる。3
鑑賞にもとづく批評的な文章の執筆や文学的な文章(詩歌、小説など)の創作をとおして、感受性を培うことができる。3
読書習慣の形成をとおして感受性を培い、新たな言葉やものの見方を習得して自らの表現の向上に生かすことができる。3
現代日本語の運用、語句の意味、常用漢字、熟語の構成、ことわざ、慣用句、同音同訓異義語、単位呼称、対義語と類義語等の基礎的知識についての理解を深め、その特徴を把握できる。また、それらの知識を適切に活用して表現できる。3
代表的な古文・漢文を読み、言葉や表現方法の特徴をふまえて人物・情景などを理解し、人間・社会・自然などについて考えを深めたり広げたりすることができる。3
古文・漢文について、音読・朗読もしくは暗唱することにより、特有のリズムや韻などを味わうことができる。3
代表的な古文・漢文について、日本文学史および中国文学史における位置を理解し、作品の意義について意見を述べることができる。また、それらに親しもうとすることができる。3
教材として取り上げた作品について、用いられている言葉の現代の言葉とのつながりや、時代背景などに関する古文・漢文の基礎的知識を習得できる。3

評価割合

試験課題授業への取り組み合計
総合評価割合702010100
基礎的能力702010100
専門的能力0000
分野横断的能力0000