日本語表現

科目基礎情報

学校 松江工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 日本語表現
科目番号 0008 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 : 1
開設学科 人文科学科・数理科学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 なし
担当教員 大西 永昭

到達目標

(1) 場合に応じて適切な表現コードを使い分けるための基礎的な知識がある
(2) 複数の解釈コードを用いて、文章を読むことができる
(3) 音声言語を用いて、自分の考えを説得的に表現できる
(4) 文字言語を用いて、自分の考えを説得的に表現できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1場合に応じて適切な表現コードを使い分けるための基礎的な知識が十分にある場合に応じて適切な表現コードを使い分けるための基礎的な知識がある場合に応じて適切な表現コードを使い分けるための基礎的な知識がない.
評価項目2複数の解釈コードを用いて、文章を読むことが正しくできる複数の解釈コードを用いて、文章を読むことができる複数の解釈コードを用いて、文章を読むことができない.
評価項目3音声言語を用いて、自分の考えを説得的に正しく表現できる音声言語を用いて、自分の考えを説得的に表現できる音声言語を用いて、自分の考えを説得的に表現できない.
評価項目4文字言語を用いて、自分の考えを説得的に正しく表現できる文字言語を用いて、自分の考えを説得的に表現できる文字言語を用いて、自分の考えを説得的に表現できない.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 1 説明 閉じる
人文・数理 1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本科目の目標は「対話力」を高めることである。そのために以下の3点が必要となる。
1.対話において正確に理解・表現するための,語彙・文法事項などの知識
2.対話において正確に理解し,的確に表現するための,言語文化的教養
3.伝えるべき内容を,的確に表現できる能力
本科目では、主として教科書を用いて1および2の獲得を、口頭発表およびレポートによって3の向上を目指す。
授業の進め方・方法:
注意点:
到達目標(1)を期末試験で、(2)(3)を映像作品およびその制作過程での班員との協議や共同作業で、(2)(4)を提出物で評価する。成績評価は、期末試験30%、映像作品50%、提出物20%の割合で行い、60点以上(100点満点)を合格とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション 映画の歴史
2週 日本近代文学と映画(1) 谷崎潤一郎「人面瘡」
3週 日本近代文学と映画(2) 横光利一「蠅」
4週 プレゼン大会・班編制・企画書作成 映画作成のための題材とする作品の選定、班の編制を行う。
5週 実作検討(1) 森鷗外「高瀬舟」
6週 実作検討(2) 梶井基次郎「檸檬」
7週 脚本を書く  映画作成に向けた脚本制作の練習。
8週 絵コンテを書く 映画作成に向けた絵コンテ作成の練習。
2ndQ
9週 脚本会議  各班に別れ、役割分担・撮影スケジュール等について話し合う。
10週 撮影・編集作業(1) 班別に撮影・編集作業を行う。
11週 撮影・編集作業(2) 班別に撮影・編集作業を行う。
12週 撮影・編集作業(3) 班別に撮影・編集作業を行う。
13週 撮影・編集作業(4) 班別に撮影・編集作業を行う。
14週 撮影・編集作業(5) 班別に撮影・編集作業を行う。
15週 期末試験 ここまでの内容について試験を行う。
16週 上映会 試験の返却、および制作した映画を上映し、その批評を行う。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章を読み、論理の構成や展開の把握にもとづいて論旨を客観的に理解し、要約し、意見を表すことができる。また、論理的な文章の代表的構成法を理解できる。3
代表的な文学作品を読み、人物・情景・心情の描写ならびに描写意図などを理解して味わうとともに、その効果について説明できる。3
文章を客観的に理解し、人間・社会・自然などについて考えを深め、広げることができる。3
文学作品について、鑑賞の方法を理解できる。また、代表的な文学作品について、日本文学史における位置を理解し、作品の意義について意見を述べることができる。3
鑑賞にもとづく批評的な文章の執筆や文学的な文章(詩歌、小説など)の創作をとおして、感受性を培うことができる。3
読書習慣の形成をとおして感受性を培い、新たな言葉やものの見方を習得して自らの表現の向上に生かすことができる。3
現代日本語の運用、語句の意味、常用漢字、熟語の構成、ことわざ、慣用句、同音同訓異義語、単位呼称、対義語と類義語等の基礎的知識についての理解を深め、その特徴を把握できる。また、それらの知識を適切に活用して表現できる。3
情報の収集や発想・選択・構成の方法を理解し、論理構成や口頭によるものを含む表現方法を工夫して、科学技術等に関する自らの意見や考えを効果的に伝えることができる。また、信頼性を重視して情報を分析し、図表等を適切に活用・加工してコミュニケーションに生かすことができる。3
他者の口頭によるものを含む表現について、客観的に評価するとともに建設的に助言し、多角的な理解力、柔軟な発想・思考力の涵養に努めるとともに、自己の表現の向上に資することができる。3
相手の意見を理解して要約し、他者の視点を尊重しつつ、建設的かつ論理的に自らの考えを構築し、合意形成にむけて口頭によるコミュニケーションをとることができる。また、自らのコミュニケーションスキルを改善する方法を習得できる。3
社会で使用される言葉を始め広く日本語を習得し、その意味や用法を理解できる。また、それらを適切に用い、社会的コミュニケーションとして実践できる。3

評価割合

試験作品課題合計
総合評価割合305020100
基礎的能力305020100
専門的能力0000
分野横断的能力0000