日本史1

科目基礎情報

学校 松江工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 日本史1
科目番号 0008 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 : 1
開設学科 人文科学科・数理科学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 テキスト:三宅明正他5名,日本史A 現代からの歴史,東京書籍外園豊基,最新日本史図表,第一学習社東京書籍編集部,日本史Aワークノート,東京書籍他にプリントを配付する場合もある。また,レプリカなども利用する。
担当教員 鳥谷 智文

到達目標

(1)日本の歴史における基礎的史実について理解できる。
(2)日本の歴史における歴史的変遷について理解できる。
(3)日本の歴史から抽出される特徴について理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1日本の歴史における基礎的史実について正しく理解できる。日本の歴史における基礎的史実について理解できる。日本の歴史における基礎的史実について理解できない.
評価項目2日本の歴史における歴史的変遷について正しく理解できる。日本の歴史における歴史的変遷について理解できる。日本の歴史における歴史的変遷について理解できない.
評価項目3日本の歴史から抽出される特徴について正しく理解できる。日本の歴史から抽出される特徴について理解できる。日本の歴史から抽出される特徴について理解できない.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 2 説明 閉じる
人文・数理 2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
日本という国土に身をおいている私達にとって,生活に深く関わっているのは先人から脈々と受け継がれている人間社会である。私達が豊かな生活をおくるためには,先人が培ってきた社会のシステムを知り,多角的な事象分析を行うことが不可欠である。
本授業では,日本の歴史的変遷を多様な角度から分析し,人間社会のシステムを学ぶと同時に,多角的な視野を育成することを目的とする。特に,自国の歴史を学ぶ過程において,多角的な視野を国際的理解への視野へ結びつけていくことに留意する。
本授業では,まず各内容について概略を説明し,その後,ワークノートによる演習を行い,付随して解説を加える形態をとる。また,土器などのレプリカを利用し,できるだけイメージをつくりやすいように授業を展開する。
主とする授業内容としては,次のような範囲を予定している。
1.日本文化の黎明~江戸時代中期の概説 2.幕藩体制の動揺~明治維新
3.近代国家の確立
授業の進め方・方法:
予習:教科書や図表をよく読み,ワークノートをやっておく。
授業中:問題の解答をし,解説するので聞き逃さないこと。ノートへの書き込みをすること。
復習:授業中おこなった範囲をもう一度見直すこと。
注意点:
学習目標の達成度の評価:
・試験80%
・ノート提出(問題集の書き込み状況)20%
50%以上を合格とする。
再評価試験は実施する。追認試験は実施しない。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 序論「歴史を学ぶ意義」,日本の成り立ち,先土器・縄文時代,弥生時代,大和政権
2週 古代の日本  飛鳥時代,奈良時代,平安時代前・中期
3週 中世の日本  平安時代末期,鎌倉時代,室町時代
4週 近世の日本1  安土桃山時代,江戸時代前期
5週 近世の日本2  外交と貿易,江戸時代中期
6週 近代への胎動1  江戸時代の国際関係,江戸時代後期の社会学問・思想の発達
7週 近代への胎動2  天保の改革,雄藩の改革 ,ペリー来航と開国
8週 近代への胎動3  開国の影響と尊王攘夷,討幕運動の展開
2ndQ
9週 中間試験
10週 明治維新1  幕府の滅亡,明治維新
11週 明治維新2  四民平等,徴兵令,秩禄処分
12週 明治維新3  地租改正,殖産興業
13週 国民生活の洋式化と明治初期の外交  文明開化朝鮮との関係,清国との関係
14週 自由民権運動と国会開設  自由民権運動,明治十四年の政変
15週 期末試験
16週 総 括   第15回までの復習

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地歴産業活動(農牧業、水産業、鉱工業、商業・サービス業等)などの人間活動の歴史的発展過程または現在の地域的特性、産業などの発展が社会に及ぼした影響について理解できる。3
人間活動と自然環境との関わりや、産業の発展が自然環境に及ぼした影響について、地理的または歴史的観観点から理解できる。3
社会や自然環境に調和した産業発展に向けた現在までの取り組みについて理解できる。3
日本を含む世界の様々な生活文化、民族・宗教などの文化的諸事象について、歴史的または地理的観点から理解できる。3
国家間や国家内で見られる、いわゆる民族問題など、文化的相違に起因する諸問題について、地理的または歴史的観点から理解できる。3
文化の多様性を認識し、互いの文化を尊重することの大切さを理解できる。3

評価割合

試験ノート提出合計
総合評価割合8020100
基礎的能力8020100
専門的能力000
分野横断的能力000