化学4

科目基礎情報

学校 松江工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 化学4
科目番号 0008 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 : 1
開設学科 人文科学科・数理科学科 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:化学基礎(東京書籍)※ 9 ~ 14回のみ 教科書:化学(東京書籍)問題集:2016 セミナー化学基礎+化学 (第一学習社)参考DVD-ROM:「Can-Pass-Port:化学Ⅰ」(株式会社ワイズ http://www.can-pass-port.jp/)
担当教員 鈴木 純二

到達目標

(1)酸化還元滴定について理解する.
(2)一次電池について理解する.
(3)二次電池について理解する.
(4)電気分解について理解する.
(5)ハロゲン,硫黄の単体と化合物の性質,反応を理解する.
(6)アルカリ金属,アルカリ土類金属の単体と化合物の性質と反応を理解する.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1酸化還元滴定について正しく理解できる.酸化還元滴定について理解できる.酸化還元滴定について理解できない.
評価項目2一次電池について正しく理解できる.一次電池について理解できる.一次電池について理解できない.
評価項目3二次電池について正しく理解できる.二次電池について理解できる.二次電池について理解できない.
電気分解について正しく理解できる.電気分解について理解できる.電気分解について理解できない.
ハロゲン,硫黄の単体と化合物の性質,反応を正しく理解できる.ハロゲン,硫黄の単体と化合物の性質,反応を理解できる.ハロゲン,硫黄の単体と化合物の性質,反応を理解できない.
アルカリ金属,アルカリ土類金属の単体と化合物の性質と反応を正しく理解できる.アルカリ金属,アルカリ土類金属の単体と化合物の性質と反応を理解できる.アルカリ金属,アルカリ土類金属の単体と化合物の性質と反応を理解できない.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 4 説明 閉じる
人文・数理 4 説明 閉じる

教育方法等

概要:
工学の分野では金属やプラスチックをはじめとして様々な物質を使用します.化学では物質を理解し,環境に与える負荷をできるだけ少なくし,有効に利用するための基礎知識を身に付けることを目標とします.
化学4では電池,電気分解,ハロゲン・硫黄などの非金属元素の単体と化合物,ナトリウムやカルシウムなどの典型金属元素の単体と化合物について主に学習します.
授業の進め方・方法:
※ 3色以上の色ペン,色鉛筆を用意すること.
(予 習) 何を学ぶか整理しておくこと.
(授業中) 授業に集中すること.積極的に問題演習に参加すること.
正確に板書を書き写すこと.
板書以外にも重要事項はメモをとり,プリントに書き込みをすること.
(復 習) 授業プリント等は必ずファイルし,学習した内容を復習する.
類題を問題集でさがして解く.
(コメント) 1回授業を休むだけでも,かなり内容がわからなくなってしまいます.
できるだけ授業は休まないようにしましょう.
欠席した場合には必ず,休んだ授業の内容を各自で補ってください.
(休んだときにはその授業の授業プリントを220教員室鈴木のところに取りに来る)
わからないことはいつでも質問に来てください.

注意点:
 到達目標(1),(2),(3),(4)を中間試験(35 %)で,到達目標(5),(6)を期末試験(35 %)で評価します.
 学習プロセスを小テスト・レポート・課題(30 %)で評価します.
 上記の評価基準に基づき総合得点が50点以上を合格とする.
 ただし,授業中の飲食・居眠り・内職等を行った者は減点する.
 授業態度が良好で,出席要件を満たした者には,再評価試験を実施する.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 酸化還元滴定・イオン化列
酸化還元滴定,イオン化傾向とイオン化列について
2週 電池の基礎的な知識およびダニエル電池について
電池の歴史と電池の基本的な仕組みについて,ダニエル電池について
3週 鉛蓄電池1
鉛蓄電池について
4週 鉛蓄電池2
鉛蓄電池についての問題演習
5週 燃料電池,その他の電池
燃料電池,その他の電池について
6週 電気分解1
ファラデーの法則,水溶液の電気分解について
7週 電気分解2
塩化ナトリウムの電気分解について学ぶ,電気分解の問題演習
8週 中間試験
第1回から第7回までの範囲で中間試験を実施
4thQ
9週 ハロゲンとその化合物
ハロゲン,塩素の製法,ハロゲン化水素について
10週 硫黄とその化合物1
硫黄,硫黄の化合物について
11週 硫黄とその化合物2
硫酸の性質と工業的製法について
12週 アルカリ金属とその化合物1
アルカリ金属の単体及び化合物について
13週 アルカリ金属とその化合物2
アンモニアソーダ法について
14週 2族の元素とその化合物
アルカリ土類金属の単体及び化合物について
15週 期末試験
第9回から第14回までの範囲で期末試験を実施
16週 期末試験の解説,化学4のまとめ
試験の返却・解説と化学4のまとめを行う.化学5・化学6のガイダンス

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学化学(一般)化学(一般)酸化還元反応について説明できる。3
イオン化傾向について説明できる。3
金属の反応性についてイオン化傾向に基づき説明できる。3
ダニエル電池についてその反応を説明できる。3
鉛蓄電池についてその反応を説明できる。3
一次電池の種類を説明できる。3
二次電池の種類を説明できる。3
電気分解反応を説明できる。3
電気分解の利用として、例えば電解めっき、銅の精錬、金属のリサイクルへの適用など、実社会における技術の利用例を説明できる。3
ファラデーの法則による計算ができる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合0000000
基礎的能力0000000
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000