到達目標
1.市場・金融・財政・為替など、経済についての基礎的な知識がある
2.日々発生する経済的な事象や公表される経済指標を理解できる
3.日本経済の歩みと課題、国際経済システムの現状と課題を説明できる
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 市場・金融・財政・為替など、経済についての基礎的な知識が十分にある | 市場・金融・財政・為替など、経済についての基礎的な知識がある | 市場・金融・財政・為替など、経済についての基礎的な知識がない. |
評価項目2 | 日々発生する経済的な事象や公表される経済指標を正しく理解できる | 日々発生する経済的な事象や公表される経済指標を理解できる | 日々発生する経済的な事象や公表される経済指標を理解できない. |
評価項目3 | 日本経済の歩みと課題、国際経済システムの現状と課題を正しく説明できる | 日本経済の歩みと課題、国際経済システムの現状と課題を説明できる | 日本経済の歩みと課題、国際経済システムの現状と課題を説明できない. |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
経済学では多くの経済用語や概念が使用される。さまざまな経済問題について会話したり、新聞記事を読んだりできるように、基礎的な用語・概念を理解するところから始める。これを踏まえて現実の経済の歩みと課題を理解する。
原則として課題プリントを毎回出すので、その時間内に提出すること。課題プリントは必要な知識の確認と、与えられた問題に対する意見の提出からなる。
授業の進め方・方法:
到達目標の達成度を「定期試験80%」および「課題20%」の割合で評価する。
全体の60%以上の得点で合格とする。
・再評価試験は実施する。
注意点:
経済学ではこれまで多くの理論や学説が提出されてきたが、数学や物理学と異なり、研究者の立ち位置や時代によって理論・学説の流行り廃りがある。特定の理論が流行して政策に取り入れられることもあれば、現実の方が理論に一致しなくなることもある。こうした点で経済学は「未知の部分を多く抱えた生きた学問」であるといえる。現実の問題に即して、学生諸君の興味を喚起したい。
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
経済社会の変容 資本主義経済の発展と変容、社会主義経済の形成と変容
|
|
2週 |
市場のはたらき 市場機構(価格メカニズム)、独占・寡占、市場の失敗
|
|
3週 |
現代の企業 企業の種類と株式会社、企業の変容と社会的責任
|
|
4週 |
国民所得と経済成長 景気変動と国民所得 経済成長と国民の福祉
|
|
5週 |
金融システム 通貨と金融、金融政策、金融の自由化と国際化
|
|
6週 |
財政 財政の機能、租税と公債、財政政策
|
|
7週 |
日本経済のあゆみ 戦後復興から高度経済成長へ、安定成長からバブル経済へ
|
|
8週 |
中間考査 これまでの内容を復習し、考査を実施する
|
|
4thQ |
9週 |
国際経済システム(1) 貿易と国際収支、外国為替市場のしくみ
|
|
10週 |
国際経済システム(2) 国際通貨体制、世界の貿易体制
|
|
11週 |
国際経済の動向 地域的経済統合、発展途上国の経済
|
|
12週 |
経済協力と日本の役割 日本のODAとその課題
|
|
13週 |
労使関係と労働条件の改善(1) 労働法規と労働者の権利
|
|
14週 |
労使関係と労働条件の改善(2) 今日の労働問題
|
|
15週 |
期末考査 これまでの内容を復習し、考査を実施する
|
|
16週 |
試験の返却と解説
|
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 課題 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 80 | 20 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 |