数学ⅣB

科目基礎情報

学校 松江工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 数学ⅣB
科目番号 0011 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 : 1
開設学科 人文科学科・数理科学科 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:「新 線形代数」(大日本図書)問題集:「新 線形代数 問題集」(大日本図書),「 新編 高専の数学2問題集 第2版」(森北出版)
担当教員 福田 尚広,門脇 聖

到達目標

 行列および行列式の定義について理解し,それらの有用性を認識するとともに,事象の考察に活用できること。
(1) 行列の定義,演算,転置行列や逆行列の概念を理解し,消去法を用いて逆行列や回数を求めたり,連立1次方程式を解くことができること。
(2) 行列式の定義を理解し,行列式の値を求めることができること。
 教科書の問題等が正しく解け,最終評価で60%以上を目指す。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1行列の定義,演算,転置行列や逆行列の概念を理解し,消去法を用いて逆行列や回数を求めたり,連立1次方程式を解くことが正しくできる行列の定義,演算,転置行列や逆行列の概念を理解し,消去法を用いて逆行列や回数を求めたり,連立1次方程式を解くことができる.行列の定義,演算,転置行列や逆行列の概念を理解し,消去法を用いて逆行列や回数を求めたり,連立1次方程式を解くことができない.
評価項目2行列式の定義を理解し,行列式の値を求めることが正しくできる行列式の定義を理解し,行列式の値を求めることができる.行列式の定義を理解し,行列式の値を求めることができない.
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 4 説明 閉じる
人文・数理 4 説明 閉じる

教育方法等

概要:
1年生次における数学の学習内容を踏まえて,理工系必須の基礎教養である線形代数学の概念を理解させる。線形代数学の計算技術および,それを応用する能力を養うとともに,演習をおこなうことにより解析能力を高める。
 集中講義(数学D)の受講を追認試験の受験資格とする。
授業の進め方・方法:
授業だけで理解できるものではありません。宿題、復習を欠かさずに行うこと。
まず教科書を読むこと
授業中は,筆記用具を持ち,分からないことをノートに記述する。
演習問題を丁寧に解く。
課題はもちろんのこと,練習問題等を積極的に解き授業の復習をする。
注意点:
定期試験(中間・期末等)72%,課題試験8%,学習態度・レポート・授業への参加など20%を考慮して加味し,総合的に評価する。50点以上を合格とする。定期試験の得点結果は最優先される。
 睡眠,授業妨害,携帯電話使用など授業に関係ないことをする学生は,授業不参加とみなし,さらには履修を取り消すことがある。
 授業態度不良,課題未提出の場合は再評価試験を受けさせないことがある.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 第2章 行列 §1 行列
1・1 行列の定義,1・2 行列の和・差,数との積
2週 §1 行列
1・2 行列の和・差,数との積,1・3 行列の積
3週 §1 行列
1・3 行列の積,1・4転置行列
4週 §1 行列
1・4転置行列,1・5 逆行列
5週 §2 連立1次方程式と行列 
2・1 消去法
6週 演習 
第1回から第5回までの内容の演習
7週 演習 
第1回から第5回までの内容の演習
8週 演習,中間テスト
第1回から第7回までの範囲
4thQ
9週 §2 連立1次方程式と行列 
2・2 逆行列と連立1次方程式
10週 §2 連立1次方程式と行列
2・2 逆行列と連立1次方程式,2・3 行列の階数
11週 第3章 行列式 §1 行列式の定義と性質
1・1行列式の定義(1),1・2行列式の定義(2)
12週 演習 
第9回から第11回までの内容の演習
13週 演習 
第9回から第11回までの内容の演習
14週 演習 
第9回から第11回までの内容の演習
15週 演習,期末テスト
第9回から第14回までの範囲
16週 期末試験の確認
中間試験以降から14回までの範囲で施された試験結果の確認

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学行列の定義を理解し、行列の和・差・スカラーとの積、行列の積を求めることができる。3
行列の和・差・数との積の計算ができる。3
行列の積の計算ができる。3
逆行列の定義を理解し、2次の正方行列の逆行列を求めることができる。3
行列式の定義および性質を理解し、基本的な行列式の値を求めることができる。3
線形変換の定義を理解し、線形変換を表す行列を求めることができる。3
合成変換や逆変換を表す行列を求めることができる。3
平面内の回転に対応する線形変換を表す行列を求めることができる。3

評価割合

試験課題レポートなど合計
総合評価割合72820100
基礎的能力72820100
専門的能力0000
分野横断的能力0000