物理2

科目基礎情報

学校 松江工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 物理2
科目番号 0019 科目区分 一般 / 必履修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 人文科学科・数理科学科 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:物理基礎(第一学習社) 問題集:プログレス物理基礎(第一学習社) 問題集:ステップアップノート物理基礎(啓林館)
担当教員 安達 裕樹,須原 唯広

到達目標

・運動方程式を立て、解くことができる。
・仕事、仕事率をついて説明できる。
・エネルギー保存の法則を使って物体の位置、速さなどを計算できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1運動方程式を立て、正しく解くことができる。運動方程式を立て、解くことができる。運動方程式を立て、解くことができない。
評価項目2仕事、仕事率をついて正しく説明できる。仕事、仕事率をついて説明できる。仕事、仕事率をついて説明できない。
評価項目3エネルギー保存の法則を使って物体の位置、速さなどを正しく計算できる。エネルギー保存の法則を使って物体の位置、速さなどを計算できる。エネルギー保存の法則を使って物体の位置、速さなどを計算できない。

学科の到達目標項目との関係

全学科共通 G4 説明 閉じる

教育方法等

概要:
・運動方程式を物体の直線運動を中心に講義する。
・「仕事」と「エネルギー」を物理量として定義し、両者の関係を運動方程式から説明する。また、これらを用いて、振り子やばねの運動のように、受ける力が一定でない物体の運動についても講義する。
授業の進め方・方法:
授業をよく聞き、教員が話している現象を、頭の中で想像してみることが最も大切なことである。
授業後に問題集で演習する習慣をつけることも大切である。
注意点:
成績は、試験点を70点、授業態度及び出席で20点、課題・小テストなどを10点とした合計100点満点で評価する。
■ 試験(70点)  定期試験の平均点×0.7
■ 出席・授業態度(20点)  授業に積極的に参加することにより1時間で2/3点の得点
■ 提出物・小テスト等(10点)  提出物・小テストの合計を10点満点に換算
■ 合格基準  50点以上(100点満点)を合格とする
■ 再評価試験、追認試験  実施する

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 力と運動の法則7
運動方程式
運動方程式について理解し、計算ができる。
2週 力と運動の法則8
運動方程式の立て方
運動方程式を立て、計算ができる。
3週 力と運動の法則9
連結している2つの物体の運動
連結している物体の運動方程式を立て、計算ができる。
4週 力と運動の法則10
静止摩擦力
静止摩擦力、最大摩擦力について理解し、計算ができる。
5週 力と運動の法則11
動摩擦力
動摩擦力について理解し、計算ができる。
6週 力と運動の法則12
圧力、浮力
圧力、浮力について理解し、計算ができる。
7週 力と運動の法則13
空気抵抗、終端速度
空気抵抗、終端速度について理解し、計算ができる。
8週 中間試験
試験範囲:第1回~第7回までの学習内容
合格ラインを超える
4thQ
9週 仕事と力学的エネルギー1
仕事、仕事率
仕事、仕事率について理解し、計算ができる。
10週 仕事と力学的エネルギー2
運動エネルギー,運動エネルギーの変化と仕事
運動エネルギーと仕事の関係を理解し、計算ができる。
11週 仕事と力学的エネルギー3
重力による位置エネルギー、弾性力による位置エネルギー
重力による位置エネルギーと弾性力による位置エネルギーに関する計算ができる。
12週 仕事と力学的エネルギー4
保存力と位置エネルギー
保存力と位置エネルギーの関係を理解する。
13週 仕事と力学的エネルギー5
力学的エネルギー保存の法則
力学的エネルギー保存則について理解し、運動の計算に適用できる。
14週 仕事と力学的エネルギー6
保存力以外の力がする仕事と力学的エネルギー
力学的エネルギーが保存しない場合の運動の計算ができる。
15週 期末試験
試験範囲:第9回~第14回までの学習内容
合格ラインを超える。
16週 期末試験の解答・演習
期末試験の解答、この科目の復習および演習
内容全体を振り返り、定着させる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学物理力学重力、抗力、張力、圧力について説明できる。3
慣性の法則について説明できる。3後1
作用と反作用の関係について、具体例を挙げて説明できる。3後2
運動方程式を用いた計算ができる。3後3,後4
運動の法則について説明できる。3後1,後2
静止摩擦力がはたらいている場合の力のつりあいについて説明できる。3後4
最大摩擦力に関する計算ができる。3後4
動摩擦力に関する計算ができる。3後5
仕事と仕事率に関する計算ができる。3後6,後7
物体の運動エネルギーに関する計算ができる。3後9
重力による位置エネルギーに関する計算ができる。3後10
弾性力による位置エネルギーに関する計算ができる。3後11
力学的エネルギー保存則を様々な物理量の計算に利用できる。3後13
物理実験物理実験力学に関する分野に関する実験に基づき、代表的な物理現象を説明できる。3

評価割合

試験出席・態度提出物・小テスト合計
総合評価割合702010100
基礎的能力702010100
専門的能力0000
分野横断的能力0000