到達目標
・近現代の歴史の変化に関わる諸事象について,世界とその中の日本を広く相互的な視野から捉え,現代的な諸課題の形成に関わる近現代の歴史を理解する。
・近現代の歴史の変化に関わる事象の意味や意義,特色などを,時期や年代,推移,比較,相互の関連や現在とのつながりなどに着目して,概念などを活用して多面的・多角的に考察し、説明できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 近現代の歴史についての必要な知識を十分に身につける。 | 近現代の歴史についての必要な知識を身につける。 | 近現代の歴史についての必要な知識を身につけていない。 |
評価項目2 | 個々の事象の意味を歴史の枠組みと流れの中に関連づけ、十分考察し、説明できる。 | 個々の事象の意味を歴史の枠組みと流れの中に関連づけ、考察し、説明できる。 | 個々の事象の意味を歴史の枠組みと流れの中に関連づけ、考察し、説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
近現代史の大きな枠組みと流れを理解し、各地域の歴史・社会・文化の多様性と現代の世界における諸地域や人々との新しい関係との関連を、広い視野に立って考察する。歴史学概論1では、18~20世紀初頭における日本を基軸とした世界の歴史を対象に、その発達の過程を学習する。
授業では適宜、課題を課すので期限を厳守すること。
授業の進め方・方法:
[予習]:教員の指示に従い、該当する範囲に関して必ず予習を行い授業に臨むこと。
[授業]:個々の事象の間の因果関係と、歴史の流れを理解する。
[復習]:授業内容をもとにして事象・歴史の流れを確認し、課題(教科書準拠整理作業ノート)等で補足する。
・事象の意味や歴史の流れについては授業で説明するので、ノート等にまとめておき、重要な事項については説明ができるようにすること。
・授業方法等に関しては各担当教員の指示に従うこと。課題に関して、授業で扱った部分については復習として、扱っていない部分については教科書や資料集などを読み取り組むこと。
注意点:
・定期試験80%、提出物等20%で評価する(提出状況と内容により採点)。授業はもちろん課題にも真摯に取り組み、担当教員の指示に従い期限を守って必ず提出すること。
・全体の50%以上の得点をもって合格とする。
・再評価試験(あるいはレポート)は実施する(ただし、課題等の提出物を全て提出し合格していることを受験の条件とする)。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
歴史を学ぶにあたって 教科書p28-31 清の君臨と東アジア社会 |
当該地域における歴史事象について理解する
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2週 |
教科書p32-37 国際商業の展開、産業革命 |
当該地域における歴史事象について理解する
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3週 |
教科書p38-41 アメリカ独立革命、フランス革命 |
当該地域における歴史事象について理解する
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4週 |
教科書p44-47 ウィーン体制、パクス・ブリタニカ |
当該地域における歴史事象について理解する
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5週 |
教科書p48-51 後発国の近代化、アメリカの膨張 |
当該地域における歴史事象について理解する
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6週 |
教科書p54-57 オスマン帝国の衰退、ヨーロッパのアジア進出 |
当該地域における歴史事象について理解する
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7週 |
教科書p58-61 清と日本の開港とその影響 |
当該地域における歴史事象について理解する
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8週 |
教科書p62-67 外圧による清、日本のその後 |
当該地域における歴史事象について理解する
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2ndQ |
9週 |
中間試験 |
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10週 |
試験返却 教科書p68-69 日本の国境・領土 |
当該地域における歴史事象について理解する
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11週 |
教科書p70-71、p78-79 大日本帝国憲法の制定、帝国主義の成立 |
当該地域における歴史事象について理解する
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12週 |
教科書p80-83日清戦争、日露戦争 |
当該地域における歴史事象について理解する
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13週 |
教科書p84-85、p88-89日本の帝国主義、産業革命 |
当該地域における歴史事象について理解する
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14週 |
教科書p90-91 日本の教育制度 |
当該地域における歴史事象について理解する
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15週 |
期末試験 |
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16週 |
試験返却 教科書p74-75、p96-97現代的な諸課題を考える
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当該内容について理解する
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 社会 | 地理歴史的分野 | 民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。 | 3 | |
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。 | 3 | |
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。 | 3 | |
現代社会の考察 | 現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。 | 3 | |
評価割合
| 定期試験 | 提出物等 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 80 | 20 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 |