到達目標
(1) 三角関数の公式を理解し,複雑な解析へと応用できる.
教科書の問題等が正しく解け,最終評価で60%以上を目指すことで,高専の数学に関する基礎的知識を習得することを目標とする.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
| 評価項目1 | 三角関数の公式を理解し,複雑な解析へと正しく応用できる. | 三角関数の公式を理解し,複雑な解析へと応用できる. | 三角関数の公式を理解し,複雑な解析へと応用できない. |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 G4
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全学科共通 G4
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教育方法等
概要:
技術者を志すものにとって、数学は必須の学問である。また、厳密な論理に裏づけされた理論を応用するときには考える筋道が必要になるが、数学を学ぶことでそのような素養が身につくことが期待される。本科目では、工学で用いられる数学を学ぶために必要な基礎的知識を整備することを目的とした授業を展開する。5年間の一貫教育を念頭において、全課程を終えた段階で理工系で一般に取り扱う数学の教養が備わることが目標である。1年次の教科書「新基礎数学」で扱われる項目は,高専で数学を学ぶ際に必要不可欠となる。
授業の進め方・方法:
講義形式と演習とを合わせて授業を進める。数学1Bの続きとして、一般角の三角関数・三角関数のグラフ・加法定理について学習する。
(授業中)授業中にすべての内容が理解できることが理想的であるが、1週の授業での情報量はかなり多いのでわからないことも出てくると思われる。授業後の自習や質問がしやすいように、必要なことはノートに記述すること。教科書に書き込むことは結果的に効率的ではない。
(復習)出された宿題・復習を欠かさずに行うようにすること。教科書をよく読んで演習問題を丁寧に解くこと。自学自習の習慣を身につけること。普通高校と進度が大きく異なるので市販の参考書では対応できないことも考えられる。必要があれば担当教員に積極的に質問すること。
注意点:
定期試験(中間・期末等)72%,課題試験8%,学習態度・レポート・授業への参加などを20%として,総合的に評価する.50点以上を合格とする.定期試験の得点結果は最優先される.睡眠,授業妨害,携帯電話使用など授業に関係ないことをする学生は,授業不参加とみなし,さらには履修を取り消すことがある.授業態度,提出物等が不良の者は再評価試験を受けさせないことがある.
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
| 後期 |
| 3rdQ |
| 1週 |
第5章 三角関数 §1・3 三角形への応用 |
正弦定理・余弦定理を理解し、三角形の辺の長さや核の大きさを求めることに活用できる。
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| 2週 |
第5章 三角関数 §2・1 一般角と三角関数 |
一般角について理解し、図示することができる。一般角の三角関数の値を求めることができる。
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| 3週 |
第5章 三角関数 §2・2 弧度法 |
角を弧度法で表現することができる。
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| 4週 |
第5章 三角関数 §2・3 三角関数の性質 |
三角関数の性質を理解し、活用できる。
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| 5週 |
第5章 三角関数 §2・4 三角関数のグラフ |
三角関数のグラフをかくことができる。
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| 6週 |
演習 第1回から第5回までの内容の演習 |
学習内容の理解を確かめ、問題解法に活用できる。
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| 7週 |
演習 第1回から第5回までの内容の演習 |
学習内容の理解を確かめ、問題解法に活用できる。
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| 8週 |
中間試験 第1回から第7回までの内容の試験 |
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| 4thQ |
| 9週 |
第5章 三角関数 §2・5 グラフの拡大と縮小 |
三角関数のグラフをかくことができる。
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| 10週 |
第5章 三角関数 §2・6 三角関数の方程式と不等式 |
三角方程式・不等式をグラフを用いて解くことができる。
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| 11週 |
第5章 三角関数 §3・1 加法定理 |
加法定理を使うことができる。
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| 12週 |
第5章 三角関数 §3・2(1)加法定理の応用 |
加法定理から導出される公式等を使うことができる。
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| 13週 |
第5章 三角関数 §3・2(2)加法定理の応用 |
加法定理から導出される公式等を使うことができる。
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| 14週 |
演習 第9回から第13回までの内容の演習 |
学習内容の理解を確かめ、問題解法に活用できる。
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| 15週 |
期末試験 |
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| 16週 |
復習 |
学習内容の理解を確かめ、問題解法に活用できる。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
| 分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
| 基礎的能力 | 数学 | 数学 | 数学 | 角を弧度法で表現することができる。 | 3 | |
| 三角関数の性質及びグラフを理解し、三角関数を含む方程式・不等式を解くことができる。 | 3 | 後4,後9 |
| 加法定理を利用できる。 | 3 | 後10 |
| 分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 他者の考えや主張を理解するために、相手を尊重し配慮する態度をとることができる。 | 3 | |
| 目的に応じた適切な方法で自分の考えや主張を伝えることができる。 | 3 | |
| 多様な他者との間で良好な人間関係を形成するための行動ができる。 | 3 | |
| 思考力 | 思考力 | 複合的な事象や出来事を分析できる。 | 3 | |
| 情報や主張を批判的に検証できる。 | 3 | |
| 情報や主張を説得的に提示するための方法を考えることができる。 | 3 | |
| 課題発見力・問題解決力 | 課題発見力・問題解決力 | 直面している事象や出来事を分析して、対応すべき問題を特定できる。 | 3 | |
| 現状を分析した上で、実現すべき理想との乖離(ギャップ)の中に含まれる課題を把握できる。 | 3 | |
| 問題の解決、理想の実現のために達成すべき目標を設定し、また、具体的な行動案を検討できる。 | 3 | |
評価割合
| 定期試験 | 課題試験 | レポートなど | 合計 |
| 総合評価割合 | 72 | 8 | 20 | 100 |
| 基礎的能力 | 72 | 8 | 20 | 100 |
| 専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| 分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 |