技術英語2

科目基礎情報

学校 松江工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 技術英語2
科目番号 0024 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 人文科学科・数理科学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 『理数系のための技術英語練習帳―さらなる上達を目指して―』 (共立出版)
担当教員 松田 節郎

到達目標

・辞書を用いれば,自分の専門分野の論文・仕様書・操作マニュアルなどの要点を理解することができる
・数式を英語で読むことができる
・科学技術論文に特有の表現と一般英語の表現とを比較し,相違点を認識しながら読むことができる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)未到達レベルの目安(不可)
評価項目1辞書を用いれば,自分の専門分野の論文・仕様書・操作マニュアルなどを詳細に理解することができる辞書を用いれば,自分の専門分野の論文・仕様書・操作マニュアルなどの要点を理解することができる辞書を用いても,自分の専門分野の論文・仕様書・操作マニュアルなどの要点を理解することができない
評価項目2数式を英語で正しく読むことができる数式を英語で読むことができる数式を英語で読むことができない
評価項目3科学技術論文に特有の表現と一般英語の表現とを比較し,相違点を認識しながら読むことができる科学技術論文に特有の表現と一般英語の表現とを比較し,相違点を大よそ認識しながら読むことができる科学技術論文に特有の表現と一般英語の表現とを比較し,相違点を認識しながら読むことができない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本科5年間で「自分の専門分野に関して,英語で理解し,やりとりができる基礎的な英語運用能力を身につけたエンジニア」を育成することを目的とする。

そのために本授業では,エンジニアであれば当然知っておくべき数学や情報科学の基礎について書かれた文章を,1文ずつ丁寧に読み解く「スロー・リーディング」を行う。主語と述語動詞,語と語の修飾関係などの文法事項はもちろん,書かれている内容の正確な理解を目指すため,授業進度は緩やかであるが,根気強さ (grit) が求められる。
授業の進め方・方法:
到達目標をクリアしたか否かは,期末試験 100%で評価する。期末試験のスコアが60点以上であれば合格とする。また,期末試験の受験条件として,2/3以上の出席を求める。
注意点:
再評価試験を実施する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 第3章 数値と誤差 (1/4)
2週 第3章 数値と誤差 (2/4)
3週 第3章 数値と誤差 (3/4)
4週 第3章 数値と誤差 (4/4)
5週 第4章 式の計算 (1/5)
6週 第4章 式の計算 (2/5)
7週 第4章 式の計算 (3/5)
8週 第4章 式の計算 (4/5)
4thQ
9週 第4章 式の計算 (5/5)
10週 第5章 線形差分方程式 (1/5)
11週 第5章 線形差分方程式 (2/5)
12週 第5章 線形差分方程式 (3/5)
13週 第5章 線形差分方程式 (4/5)
14週 第5章 線形差分方程 (5/5)
15週 期末試験
16週 期末試験解説,
TED視聴

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。3
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。3
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。3
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。3
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。3
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。3
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。3
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。3
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。3
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。3
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。3
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。3
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。3
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。3
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。3
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。3

評価割合

定期試験小テスト態度,出席合計
総合評価割合10000100
基礎的能力10000100
専門的能力0000
分野横断的能力0000