到達目標
現代文:(1) テキストの文章中の漢字の読み、熟語の意味を修得する
(2) 文章のテーマとキーワードを理解する
(3) 同意の表現、対照的な表現が指摘できる
古 典:(4) テキストの文章を正確に読む
(5) 文章中のキーワードを理解する
(6) 同意の表現、対照的な表現が指摘できる
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | テキストの文章中の漢字の読み、熟語の意味を十分に修得する | テキストの文章中の漢字の読み、熟語の意味を修得する | テキストの文章中の漢字の読み、熟語の意味を修得していない. |
評価項目2 | テキストの文章中の漢字の読み、熟語の意味を十分に修得する | テキストの文章中の漢字の読み、熟語の意味を修得する | テキストの文章中の漢字の読み、熟語の意味を修得していない. |
評価項目3 | 同意の表現、対照的な表現が正しく指摘できる | 同意の表現、対照的な表現が指摘できる | 同意の表現、対照的な表現が指摘できない. |
評価項目4 | テキストの文章を正確に正しく読む | テキストの文章を正確に読むことができる. | テキストの文章を正確に読むことができない. |
評価項目5 | 文章中のキーワードを正しく理解する | 文章中のキーワードを理解する | 文章中のキーワードを理解していない |
評価項目6 | 同意の表現、対照的な表現が正しく指摘できる | 同意の表現、対照的な表現が指摘できる | 同意の表現、対照的な表現が指摘できない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
日本語の授業においては、「対話力」を高めることを最終目標とする。
この授業では、「対話力」を高めるため、次の5点の向上を目指す。
1.文章を読んでその内容を正確に把握し、要約できる能力
2.話を聞いてその内容を正確に把握し、要約できる能力
3.文字言語を用いて、伝えるべき内容を的確に表現できる能力
4.音声言語を用いて、伝えるべき内容を的確に表現できる能力
5.言語文化とその歴史に関する、正確な知識とそれを応用する力
この日本語3の授業は「現代文」と「古典」に分けて授業を行う。
「現代文」の授業では、単元毎に文章を分析的に読みながら、文章の構造および内容を的確に把握することを目指す。また、8回の漢字テストを実施する。
「古典」のうち「古文」の授業では、主として言語文化の歴史を概観し、正確な知識の習得を目指す。「漢文」の授業では、古い中国の文章(漢文)を読むことによって漢字や熟語(漢語)の成り立ちや漢文的言い回しを理解し、語彙力を高め簡潔な表現の参考とする。
授業の進め方・方法:
予習:現代文 学習する単元の音読をし、読めない漢字、意味のわからない言葉を調べる。古典 (古文)本文をノートに書き写しておく。(漢文)ノートに書き下し文を書いておく。授業:教員の説明を理解することを最優先し、理解した上でノートを取る。説明を受けてもわからないことは質問する。(辞書または電子辞書持参)古典 現代語にない語彙、現代語とは意味の異なる語彙に注意して、正しく現代語に訳し、文章の内容をしっかり理解する。復習:現代文 ノートを見て、授業中の説明が復元できるか確認する。古典 本文を読み返し、内容が理解できたか確認する。
注意点:
到達目標全般を試験(7割)で、(1)(3)(6)を課題・授業への参加(3割)の割合で評価する。最終成績が合格点に満たない者には、再評価試験を行う。再評価試験を受けていない者は、追認試験の受験資格を認めない。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
現代文:導入・評論「世界をつくり替えるために」 古 典:古文の基礎復習/古文「芥川」(伊勢物語) |
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2週 |
現代文:評論「世界をつくり替えるために」 ■第17回漢字テスト(80-81p) 古 典:古文「芥川」(伊勢物語) |
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3週 |
現代文:小説「山月記」 ■第18回漢字テスト(82-83p) 古 典:古文「芥川」(伊勢物語) |
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4週 |
現代文:小説「山月記」 ■第19回漢字テスト(84-85p) 古 典:古文「田舎にいにしへの雅言の残れること」(玉勝間) |
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5週 |
現代文:小説「山月記」 ■第20回漢字テスト(86-87p) 古 典:古文「田舎にいにしへの雅言の残れること」(玉勝間) |
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6週 |
現代文:詩歌1 古 典:古文「田舎にいにしへの雅言の残れること」(玉勝間) |
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7週 |
現代文:詩歌2 古 典:古文「田舎にいにしへの雅言の残れること」(玉勝間) |
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8週 |
現代文:ここまでの範囲で中間試験 古 典:ここまでの範囲で中間試験 |
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2ndQ |
9週 |
現代文:中間テストの返却と解説/評論「科学的「発見」とは」 古 典:中間テストの返却と解説/漢文の基礎知識 |
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10週 |
現代文:評論「科学的「発見」とは」 ■第21回漢字テスト(88-89p) 古 典:漢文「塞翁馬」(淮南子) |
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11週 |
現代文:小説「蠅」 ■第22回漢字テスト(90-91p) 古 典:漢文「塞翁馬」(淮南子) |
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12週 |
現代文:小説「蠅」 ■第23回漢字テスト(92-93p) 古 典:漢文「臥薪嘗胆」(十八史略) |
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13週 |
現代文:小説「蠅」 ■第24回漢字テスト(94-95p) 古 典:漢文「臥薪嘗胆」(十八史略) |
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14週 |
現代文:詩歌3 古 典:漢文「臥薪嘗胆」(十八史略) |
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15週 |
現代文:中間試験以降ここまでの範囲で期末試験 古 典:中間試験以降ここまでの範囲で期末試験 |
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16週 |
現代文:期末試験の返却と解説 前期のまとめ 古 典:期末試験の返却と解説/中国の伝統思想について |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 国語 | 国語 | 論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。 | 2 | |
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。 | 2 | |
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。 | 2 | |
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。 | 2 | |
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。 | 2 | |
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。 | 2 | |
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。 | 2 | |
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。 | 2 | |
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。 | 2 | |
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。 | 2 | |
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。 | 2 | |
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。 | 2 | |
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。 | 2 | |
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。 | 2 | |
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。 | 2 | |
評価割合
| 内容確認テスト(現代文) | 小テスト(現代文) | 課題(現代文) | 出席(現代文) | 内容確認テスト(古典) | 合計 |
総合評価割合 | 30 | 10 | 20 | 10 | 30 | 100 |
基礎的能力 | 30 | 10 | 20 | 10 | 30 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |