数学4B

科目基礎情報

学校 松江工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 数学4B
科目番号 0034 科目区分 一般 / 必履修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 人文科学科・数理科学科 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:「新 線形代数」(大日本図書)問題集:「新 線形代数 問題集」(大日本図書),「 新編 高専の数学2問題集 第2版」(森北出版)
担当教員 神吉 知博,中村 元

到達目標

(1) 行列の定義,演算,転置行列や逆行列の概念を理解し,消去法を用いて逆行列や階数を求めたり,連立1次方程式を解くことができる。
(2) 行列式の定義を理解し,行列式の値を求めることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1行列の定義,演算,転置行列や逆行列の概念を理解し,消去法を用いて逆行列や階数を求めたり,連立1次方程式を解くことが正しくできる行列の定義,演算,転置行列や逆行列の概念を理解し,消去法を用いて逆行列や階数を求めたり,連立1次方程式を解くことができる行列の定義,演算,転置行列や逆行列の概念を理解し,消去法を用いて逆行列や階数を求めたり,連立1次方程式を解くことができない
評価項目2行列式の定義を理解し,行列式の値を求めることが正しくできる行列式の定義を理解し,行列式の値を求めることができる行列式の定義を理解し,行列式の値を求めることができない

学科の到達目標項目との関係

全学科共通 G4 説明 閉じる

教育方法等

概要:
1年次における数学の学習内容を踏まえて,理工系必須の基礎教養である線形代数学の概念を理解させる。線形代数学の計算技術および,それを応用する能力を養うとともに,演習をおこなうことにより解析能力を高める。
授業の進め方・方法:
授業だけで理解できるものではありません。宿題、復習を欠かさずに行うこと。まず教科書を読むこと。
授業中は,筆記用具を持ち,ノートに記述する。演習問題を丁寧に解く。
注意点:
定期試験(中間・期末)80%,学習態度・レポート・授業への参加等を20%として総合的に評価する。50点以上を合格とする。睡眠,授業妨害,携帯電話使用など授業に関係ないことをする学生は授業不参加とみなし,さらには履修を取り消すことがある。授業態度不良,課題未提出の場合は再評価試験を受けさせないことがある。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 第2章 行列 §1 行列
1・1 行列の定義,1・2 行列の和・差,数との積
行列の定義を理解し、行列の和・差・スカラーとの積を求めることができる。
2週 §1 行列
1・2 行列の和・差,数との積,1・3 行列の積
行列の積を求めることができる。
3週 §1 行列
1・3 行列の積,1・4 転置行列
転置行列を求めることができる。
4週 §1 行列
1・4 転置行列,1・5 逆行列
逆行列の定義を理解し、2次の正方行列の逆行列を求めることができる。
5週 §2 連立1次方程式と行列 
2・1 消去法
消去法を用いて連立1次方程式を解くことができる。
6週 演習 
第1回から第5回までの内容の演習
7週 演習 
第1回から第5回までの内容の演習
8週 中間テスト 
第1回から第7回までの範囲
4thQ
9週 §2 連立1次方程式と行列 
2・2 逆行列と連立1次方程式
消去法を用いて逆行列を求め、これを用いて連立1次方程式を解くことができる。
10週 §2 連立1次方程式と行列 2・3 行列の階数,第3章 行列式 §1行列式の定義と性質 1・1 行列式の定義(1) 行列の階数を求めることができる。3次以下の行列式の値を求めることができる。
11週 §1 行列式の定義と性質
1・2 行列式の定義(2)
n次行列式の定義を理解できる。
12週 §1 行列式の定義と性質
1・3 行列式の性質, 1・4 行列の積の行列式
行列式に関する基本的性質を理解できる。
13週 演習 
第8回から第12回までの内容の演習
14週 演習 
第8回から第12回までの内容の演習
15週 期末テスト
第8回から第14回までの範囲
16週 期末試験の確認
試験結果の確認および演習

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学行列の定義を理解し、行列の和・差・スカラーとの積、行列の積を求めることができる。3後1
逆行列の定義を理解し、2次の正方行列の逆行列を求めることができる。3後1,後4,後5
行列式の定義および性質を理解し、基本的な行列式の値を求めることができる。3後10

評価割合

定期試験その他合計
総合評価割合8020100
基礎的能力8020100
専門的能力000
分野横断的能力000