到達目標
・平面上での物体の運動で、位置、速さなどを求めることができる。
・運動量保存の法則を用いて、2物体の衝突・連結後の速度等を求めることができる。
・力のモーメントが計算できる。重心を求めることができる。剛体のつりあいから剛体にはたらく力を求めることができる。
・慣性力、遠心力を求めることができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 平面上での物体の運動で、位置、速さなどを求めることが正しくできる。 | 平面上での物体の運動で、位置、速さなどを求めることができる。 | 平面上での物体の運動で、位置、速さなどを求めることができない。 |
評価項目2 | 運動量保存の法則を用いて、2物体の衝突・連結後の速度等を求めることが正しくできる。 | 運動量保存の法則を用いて、2物体の衝突・連結後の速度等を求めることができる。 | 運動量保存の法則を用いて、2物体の衝突・連結後の速度等を求めることができない. |
評価項目3 | 力のモーメントが正しく計算できる。重心を求めることが正しくできる。剛体のつりあいから剛体にはたらく力を求めることが正しくできる。 | 力のモーメントが計算できる。重心を求めることができる。剛体のつりあいから剛体にはたらく力を求めることができる。 | 力のモーメントが計算できない。重心を求めることができない。剛体のつりあいから剛体にはたらく力を求めることができない。 |
評価項目4 | 慣性力、遠心力を求めることが正しくできる。 | 慣性力、遠心力を求めることができる。 | 慣性力、遠心力を求めることができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
・物体の平面運動、放物運動を講義する。
・運動量と力積の関係、物体が衝突したり、分裂したりするときの運動量の変化について講義する。
・物体の大きさを考慮した場合において、物体を回転させるはたらきや、物体にはたらく力がつりあう条件などを講義する。
・円運動について講義する。また、観測者が加速度運動するときに物体にはたらく力について講義する。
授業の進め方・方法:
授業をよく聞き、教員が話している現象を、頭の中で想像してみることが最も大切なことである。
注意点:
成績評価は、試験点を70点、授業態度及び出席で20点、課題・小テストなどを10点とした合計100点満点で評価する。
■ 試験(70点) 定期試験の平均点×0.7
【注意】定期試験は、1年次に学習した内容を含む(2割程度)
■ 出席・授業態度(20点) 授業に積極的に参加することで1時間に2/3点の得点を与える
■ 提出物・小テスト等(10点) 提出物・小テストの合計を10点満点に換算する
■ 合格基準 50点以上(100点満点)を合格とする
■ 再評価試験、追認試験 実施する
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
平面運動1 速度の合成・分解,相対速度,自由落下 鉛直投げ上げ 水平投射
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平面上の速度の合成・分解ができ、直線上での物体の座標や速度の計算ができる。
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2週 |
平面運動2 斜方投射,放物運動と運動方程式,空気抵抗のある運動
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平面上での物体の座標や速度、時間に関する計算ができる。
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3週 |
剛体のつりあい1 力のモーメント,剛体のつりあい
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モーメントが計算でき、剛体に作用する力のつりあう条件を求めることができる。
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4週 |
剛体のつりあい2 重心
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物体の重心座標を計算することができる。
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5週 |
運動量の保存1 運動量 運動量の変化と力積
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運動量を計算でき、運動量の変化と力積の関係を説明できる。
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6週 |
運動量の保存2 直線上の衝突と運動量の保存
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運動量保存則を説明でき、衝突時の変化を計算できる。
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7週 |
運動量の保存3 平面上の衝突
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平面上での衝突について物理量を計算できる。
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8週 |
中間試験 試験範囲:第1回~第7回までの学習内容
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4thQ |
9週 |
運動量の保存4 分裂する物体,床との衝突,2球の衝突
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分裂する物体や、反発係数を用いた2つの物体の衝突について物理量を計算できる。
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10週 |
運動量の保存5 斜めの衝突と反発係数,衝突と力学的エネルギーの損失
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斜めの衝突における物理量や衝突における力学的エネルギーの変化について計算できる。
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11週 |
円運動と単振動1 等速円運動
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周期的な等速円運動について説明できる。
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12週 |
円運動と単振動2 等速円運動の速度と加速度,向心力
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等速円運動の速度や加速度について計算でき、向心力を求めることができる。
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13週 |
円運動と単振動3 慣性力
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慣性力について説明でき、物理量を計算できる。
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14週 |
円運動と単振動4 遠心力
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遠心力について説明でき、物理量を計算できる。
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15週 |
期末試験 試験範囲:第9回~第14回までの学習内容
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16週 |
期末試験の解答・演習 期末試験の解答 物理4の復習
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 自然科学 | 物理 | 力学 | 直線および平面運動において、2物体の相対速度、合成速度を求めることができる。 | 3 | |
平面内を移動する質点の運動を位置ベクトルの変化として扱うことができる。 | 3 | |
水平投射、及び斜方投射した物体の座標、速度、時間に関する計算ができる。 | 3 | |
物体の質量と速度から運動量を求めることができる。 | 3 | |
運動量の差が力積に等しいことを利用して、様々な物理量の計算ができる。 | 3 | |
運動量保存則を様々な物理量の計算に利用できる。 | 3 | |
等速円運動をする物体の速度、角速度、加速度、向心力に関する計算ができる。 | 3 | |
力のモーメントを求めることができる。 | 3 | |
剛体における力のつり合いに関する計算ができる。 | 3 | |
重心に関する計算ができる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 出席・態度 | 提出物・小テスト | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 20 | 10 | 100 |
基礎的能力 | 70 | 20 | 10 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 |