日本語5

科目基礎情報

学校 松江工業高等専門学校 開講年度 2019
授業科目 日本語5
科目番号 0042 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 人文科学科・数理科学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 〔教科書〕『人質の朗読会』(中公文庫) 〔参考書〕『増補改訂 新訂総合 国語便覧』第一学習社(継続)※適宜プリント等を配布
担当教員 矢野 千紘

到達目標

① 人物関係、登場人物の言動が理解できる。  ② 本文の内容の概要を説明できる。  ③ 作品の人間観・人生観を把握できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1文字言語を用いて表現するための正確な言語知識を十分に持っている.文字言語を用いて表現するための正確な言語知識を持っている.文字言語を用いて表現するための正確な言語知識を持っていない.
評価項目2音声言語を用いて表現するための正確な言語知識を十分持っている.音声言語を用いて表現するための正確な言語知識を持っている.音声言語を用いて表現するための正確な言語知識を持っていない.
評価項目3言語文化とその歴史に関する、正確な知識とそれを応用することが十分に出来る。言語文化とその歴史に関する、正確な知識とそれを応用することが出来る。言語文化とその歴史に関する、正確な知識とそれを応用することが出来ない。
評価項目4小説を読み切ることにより、読書の醍醐味、文学の楽しみを体感することが十分にできる。小説を読み切ることにより、読書の醍醐味、文学の楽しみを体感することができる。小説を読み切ることにより、読書の醍醐味、文学の楽しみを体感することができない。
評価項目5小説の持つ世界観を理解し、自己の世界観・人間観を振り返ることが十分に出来る。小説の持つ世界観を理解し、自己の世界観・人間観を振り返ることができる。小説の持つ世界観を理解し、自己の世界観・人間観を振り返ることができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
日本語の授業においては、「対話力」を高めることを最終目標とする。
「対話力」を高めるため、次の5点の向上を目指す。
 1.文章を読んでその内容を正確に把握し、要約できる能力
 2.話を聞いてその内容を正確に把握し、要約できる能力
 3.文字言語を用いて、伝えるべき内容を的確に表現できる能力
 4.音声言語を用いて、伝えるべき内容を的確に表現できる能力
 5.言語文化とその歴史に関する、正確な知識とそれを応用する力
この授業では、特に次の点を目標とする。
 (1)小説を読み切ることにより、読書の醍醐味、文学の楽しみを体感する
 (2)小説の持つ世界観を理解し、自己の世界観・人間観を振り返る
授業の進め方・方法:
予習:次に学習する章を読んでおく。わからない言葉は調べておく。  授業:教員の説明を理解することを最優先し、プリントをよく読む。説明を受けてもわからないことは質問する。  復習:授業中埋めることができなかったプリントの空欄を埋め、あらすじと登場人物のおおまかな言動を確認しておく。
注意点:
目標の全般を定期試験(80%)で、目標の①②を提出物(10%)で、出席状況・授業への参加意欲とあわせて(10%)評価し、50点以上(100点満点)を合格とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス/小説の読み方①/作者紹介
2週 小説の読み方②/『人質の朗読会』序
3週 『人質の朗読会』第九夜
4週 『人質の朗読会』第九夜
5週 『人質の朗読会』第九夜
6週 『人質の朗読会』第二夜
7週 『人質の朗読会』第三夜
8週 中間試験
2ndQ
9週 中間試験の返却/『人質の朗読会』DVD鑑賞①・課題作成
10週 『人質の朗読会』DVD鑑賞②・課題作成
11週 『人質の朗読会』第五夜
12週 『人質の朗読会』第六夜
13週 『人質の朗読会』第七夜
14週 『人質の朗読会』第八夜
15週 期末試験
16週 期末試験の返却/『人質の朗読会』のまとめ

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。3
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。3
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。3
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。3
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。3
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。3
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。3
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。3
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。3
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。3
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。3
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。3
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。3
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。3
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。3

評価割合

試験課題授業への取り組み合計
総合評価割合801010100
基礎的能力801010100
専門的能力0000
分野横断的能力0000