技術と社会

科目基礎情報

学校 松江工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 技術と社会
科目番号 0061 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 人文科学科・数理科学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 青島矢一他8名,ビジネス基礎,実教出版株式会社
担当教員 鳥谷 智文

到達目標

技術と社会をどのように捉えていくのか,ビジネスを通じ,地域産業をはじめ経済社会の持続的な発展を担う技術者として必要な基礎的な知識、考え方を次の内容から理解することを目指す。
(1)社会を支える経済について、体系的・系統的に理解する。
(2)社会の中で基幹となる技術の展開について理解する。
(3)技術とビジネスの連関性について理解し、両者の創造と発展に注力できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1社会を支える経済について、体系的・系統的に正しく理解できる。社会を支える経済について、体系的・系統的に理解できる。社会を支える経済について、体系的・系統的に理解できない.
評価項目2社会の中で基幹となる技術の展開について正しく理解できる。社会の中で基幹となる技術の展開について理解できる。社会の中で基幹となる技術の展開について理解できない.
評価項目3技術とビジネスの連関性について正しく理解できる。技術とビジネスの連関性について理解できる。技術とビジネスの連関性について理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
 私たちの社会は,「できないこと」が「できること」になってきている。すなわち日々進歩し,豊かになっているということである。その背景には人々の努力と協力が大きいといえる。先人から培ってきた技術の発展はまさに社会生活を豊かにするものといえる。この技術を私たちに広めていくあり方の一つがビジネスと考えられる。ビジネスは、お金を稼ぐと同時に社会を豊かにするといわれている。
 本授業では,社会システムの根幹である経済を概観し,経済を支えている技術とビジネスについて,それぞれの特徴を理解し,両者の連関性を学び,両者の創造と発展による社会への効果について考える視野を育成することを目的とする。
 本授業では,まず各内容について予習として前もって配付したプリントを中心に概説し,その後復習プリントによる復習を行う形態をとる。また,映像,レプリカなどを利用し,できるだけイメージをつくりやすいように授業を展開する。
授業の進め方・方法:
学習目標の達成度の評価:
・試験80%
・配付プリント提出(書き込み状況)20%
50%以上を合格とする。

注意点:
予習:教科書をよく読み,事前に配付されたプリントをやっておく。
授業中:プリントを基軸に質問するので、解答すること。その際随時解説するので聞き逃さないこと。プリント(ノートなど)への書き込みをすること。
復習:授業中おこなった範囲を復習用プリントによりもう一度見直すこと。次の授業の際に解答する。
再評価試験は実施する。追認試験は実施しない。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス
ビジネスの世界(pp.8-13)
ビジネスで必要な心構え(pp.14-15)

当該内容を理解できる。
2週 現代社会とビジネス(pp.20-21)
社会を支えるビジネス(pp.22-25)

当該内容を理解できる。
3週 産業構造の変化、情報化、グローバル化とビジネス(pp.26-28)
社会の課題とビジネス(pp.29-34)
当該内容を理解できる。
4週 経済の仕組みとビジネス(pp.58-59)
生産要素と希少性(pp.60-62)
当該内容を理解できる。
5週 価格の決定と変動の仕組み(pp.63-64) 当該内容を理解できる。
6週 ビジネスの種類1
ものとサービス,製造業(pp.78-80)
当該内容を理解できる。
7週 ビジネスの種類2
サービス業,製造業のサービス業(pp.81-84)
当該内容を理解できる。
8週 中間試験 第1週~第7週の内容の理解度を試す。
4thQ
9週 試験返却
企業の役割,企業の経営(pp.114-115)
当該内容を理解できる。
10週 企業の種類,企業の倫理(pp.116-118) 当該内容を理解できる。
11週 技術と企業1
知識集約型産業の発展
当該内容を理解できる。
12週 技術と企業2
日本の工業、その変化と課題
当該内容を理解できる。
13週 経営組織の種類と運営(pp.119-120)
経営戦略・プロジェクト・マネジメント(pp.121-123)
当該内容を理解できる。
14週 マーケティングの重要性(pp.124-125) 当該内容を理解できる。
15週 期末試験 第9週~第14週の内容の理解度を試す。
16週 試験返却
総括

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力80200000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000