機械基礎実習1

科目基礎情報

学校 松江工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 機械基礎実習1
科目番号 0004 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 : 1
開設学科 機械工学科 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 初心者のための機械製図(森北出版)適宜,プリントも配布する.
担当教員 本間 寛己

到達目標

測定法,旋盤,手仕上の作業を安全に行える.
機械製図に用いる線を正しく描ける.
実習内容をまとめたレポートを作成できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1測定法,旋盤,手仕上の作業を安全に正しくできる.測定法,旋盤,手仕上の作業を安全にできる.測定法,旋盤,手仕上の作業を安全にできない.
評価項目2機械製図に用いる線を正しく描ける.機械製図に用いる線を描ける.機械製図に用いる線を描けない.
評価項目3実習内容をまとめたレポートを適切に作成できる.実習内容をまとめたレポートを作成できる.実習内容をまとめたレポートを作成できない.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 2 説明 閉じる
機械工学科 到達目標 M2 機械工学科 基礎能力 説明 閉じる

教育方法等

概要:
この授業では,機械技術者になるために必要な機械作業の基礎と,機械製図で必要となる作図技術の基礎を習得する.また,技術文書の作成練習として,実習内容をレポートにまとめ提出する.
授業の進め方・方法:
成績評価は「レポート50%,実習内容20%,期末試験30%」で評価する.
50%以上を合格とする.
全レポート提出を原則とする.
レポートの内容が不十分であれば再提出を指示する.
再提出されない場合,そのレポートの評点は0点とする.
レポートの提出遅れについては,提出期限から1週間単位で,評点を10%減点する.
実習服一式,筆記用具,ノートなどの忘れ物は実習に望む姿勢が欠けていると判断し大幅減点の対象とする.
本科目は実習科目であり,再試験,追認試験は実施しない.
注意点:
指示を聞かずに勝手な行動をとることは大ケガに繋がり大変危険である.受講態度が著しく悪い(服装,授業妨害となる言動,私語など)と判断される場合は,受講を禁止して直ちに不合格とする.
危険を伴う実習作業において,疾病,著しい理解不足等により安全に作業ができないと判断される場合は作業参加を停止する.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
授業のガイダンスを行う
2週 測定法
ノギス・マイクロメーター・ダイヤルゲージ
3週 測定法
ノギス・マイクロメーター・ダイヤルゲージ
4週 測定法
ノギス・マイクロメーター・ダイヤルゲージ
5週 旋盤
基本操作・端面切削
6週 旋盤
基本操作・端面切削
7週 旋盤
基本操作・端面切削
8週 手仕上
ケガキ・弓のこ・ヤスリの使い方(六角板)
2ndQ
9週 手仕上
ケガキ・弓のこ・ヤスリの使い方(六角板)
10週 手仕上
ケガキ・弓のこ・ヤスリの使い方(六角板)
11週 製図入門
作図の基礎
12週 製図入門
作図の基礎
13週 製図入門
作図の基礎
14週 期末試験

15週 試験返却,まとめ
期末試験の返却と授業のまとめを行う
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の工学実験・実習能力機械系分野【実験・実習能力】機械系【実験実習】実験・実習の目標と心構えを理解し、実践できる。3
災害防止と安全確保のためにすべきことを理解し、実践できる。3
レポートの作成の仕方を理解し、実践できる。3
ノギスの各部の名称、構造、目盛りの読み方、使い方を理解し、計測できる。3
マイクロメータの各部の名称、構造、目盛りの読み方、使い方を理解し、計測できる。3
ダイヤルゲージ、ハイトゲージ、デプスゲージなどの使い方を理解し、計測できる。3
けがき工具を用いてけがき線をかくことができる。3
やすりを用いて平面仕上げができる。3
ねじ立て工具を用いてねじを切ることができる。3

評価割合

レポート実習内容期末試験合計
総合評価割合502030100
基礎的能力0000
専門的能力502030100
分野横断的能力0000