機械工学概論1

科目基礎情報

学校 松江工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 機械工学概論1
科目番号 0005 科目区分 専門 / 必履修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 テキスト:フォローアップドリル物理(数研出版)
担当教員 高見 昭康,高尾 学,板橋 明吉,佐々木 翔平

到達目標

力学分野の基礎学力を身につける.
機械工学の概略を理解する.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1力学分野の基礎学力を十分に身につけている.力学分野の基礎学力を身につけている.力学分野の基礎学力を身につけていない.
評価項目2機械工学の概略を正しく理解できる.機械工学の概略を理解できる.機械工学の概略を理解できない.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 M1 説明 閉じる
機械工学科教育目標 M3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
人間は,生活を豊かにするためにさまざまな機械 (machine) を使用している.機械工学 (Mechanical Engineering) は,「ものづくり」に必要な機械や,人間の望む仕事をする機械をつくるための,力学を柱とする学問である.その基礎となる力学の演習や機械工学の概要を学び,「ものづくり」のための基礎的な学力と技術を身に付ける.
授業の進め方・方法:
成績は,以下の割合によって評価する.
 評価点:中間試験(40%) + 期末試験(25%) + 演習(35%)
最終評価で50点以上を合格とする.
授業態度が良好であり,評価点が50点に満たなかったものについては,再評価試験を実施する.
追認試験は実施しない.
注意点:

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 本授業のガイダンス
本授業の趣旨、進め方について説明する
本授業の趣旨、進め方を理解する
2週 機械工学の概要(1)
機械工学の概要に関する講義
機械工学の概要を理解する
3週 機械工学の概要(2)
機械工学の概要に関する講義
機械工学の概要を理解する
4週 力学演習(1)
力学に関する演習
力学に関する演習を実施し理解する
5週 力学演習(2)
力学に関する演習
力学に関する演習を実施し理解する
6週 力学演習(3)
力学に関する演習
力学に関する演習を実施し理解する
7週 力学演習(4)
力学に関する演習
力学に関する演習を実施し理解する
8週 力学演習(5)
力学に関する演習
力学に関する演習を実施し理解する
2ndQ
9週 中間試験
10週 力学演習(6)
力学の応用
力学の応用について理解する
11週 力学演習(7)
運動量に関する実験 第1回
運動量に関する実験を実施し理解する
12週 力学演習(8)
運動量に関する実験 第2回
運動量に関する実験を実施し理解する
13週 力学演習(9)
飛行機の飛ぶしくみ
飛行機の飛ぶしくみについて理解する
14週 力学演習(10)
ペーパーグライダー飛行実験
ペーパーグライダー飛行実験を実施し理解する
15週 期末試験
16週 テストおよび授業のまとめ

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学物理物理速度と加速度の概念を説明できる。2
平均の速度、平均の加速度に関する計算ができる。2
直線及び平面運動において、速度をベクトルとして捉え、速度の合成・分解及び相対速度に関する計算ができる。1
等加速度直線運動の公式を用いて、物体の変位、時間、速度に関する計算ができる。2
自由落下及び鉛直投射した物体の変位、速度、時間に関する計算ができる。2
水平投射及び斜方投射した物体の変位、速度、時間に関する計算ができる。2
工学基礎工学実験技術工学実験技術目的に応じて適切な実験手法を選択し、実験手順や実験装置・測定器等の使用方法を理解した上で、安全に実験を行うことができる。2
実験テーマの目的を理解し、適切な手法により取得したデータから近似曲線を求めるなど、グラフや図、表を用いて分かり易く効果的に表現することができる。1
必要に応じて適切な文献や資料を収集し、実験結果について説明でき、定量的・論理的な考察を行い、報告書を作成することができる。1
個人あるいはチームとして活動する際、自らの役割を認識して実験・実習を実施することができる。1
専門的能力分野別の専門工学機械系分野力学速度と加速度の意味を理解し、時間と変位・速度の関係を説明できる。2
運動の三法則を説明でき、力、質量及び加速度の関係を運動方程式で表すことができる。2
分野横断的能力汎用的技能コミュニケーションスキルコミュニケーションスキル他者の考えや主張を理解するために、相手を尊重し配慮する態度をとることができる。2
目的に応じた適切な方法で自分の考えや主張を伝えることができる。2
多様な他者との間で良好な人間関係を形成するための行動ができる。2

評価割合

中間試験期末試験演習合計
総合評価割合402535100
基礎的能力402535100
専門的能力0000
分野横断的能力0000