材料力学1

科目基礎情報

学校 松江工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 材料力学1
科目番号 0009 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 : 1
開設学科 機械工学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書 伊藤勝悦 著:基礎から学べる材料力学:森北出版参考書渥美 光 監修:やさしく学べる材料力学,森北出版渥美 光 監修:材料力学Ⅰ,森北出版
担当教員 高見 昭康

到達目標

(1)応力とひずみの基礎を理解する.
(2)フックの法則を理解する.
(3)はりのせん断力及び曲げモーメントを理解する.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1応力とひずみの基礎を正しく理解できる.応力とひずみの基礎を理解できる応力とひずみの基礎を理解できない.
評価項目2フックの法則を正しく理解できる.フックの法則を理解できるフックの法則を理解できない.
評価項目3はりのせん断力及び曲げモーメントを正しく理解できる.はりのせん断力及び曲げモーメントを理解できるはりのせん断力及び曲げモーメントを理解できない.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 2 説明 閉じる
機械工学科 到達目標 M1 機械工学科 基礎知識 説明 閉じる

教育方法等

概要:
材料力学は,機械・構造物を設計するとき,強度計算を行い,材料の選定や形をきめたりするために不可欠な基礎学問であり,簡単な機械・構造物の設計計算ができる力を身につける.講義では,以下の項目について説明する.
1. 引張,圧縮,せん断の負荷状態での応力とひずみ
2. フックの法則
3. はりの曲げとせん断力および曲げモーメント線図
授業の進め方・方法:
到達目標の達成度は次の式で評価する.
中間試験45% + 期末試験45% + 課題・小テスト10%
中間試験では到達目標(1)(2)を期末試験では到達目標(3)についての達成度を評価する.
50%以上を合格とする.
再評価試験は期末試験終了後に1回だけ行う.さらに中間,期末の両試験において30点以上の得点を記録している者とする.再試験において得点75点以上で合格とし,最終成績を50点とする.
注意点:
授業だけで理解できるものではありません.課題、復習を欠かさずに行うこと.
まず教科書が読むこと。
授業中は、筆記用具を持ち、分からないことをノートに記述する。
演習問題を丁寧に解く。
課題はもちろんのこと、練習問題等を積極的に解き授業の復習をする。
授業中は,電卓を使用します。必ず関数電卓を用意してください。
再評価試験受験者は、課題プリントを再試験直前に全て揃えて再提出する(受験条件)。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 材料力学概論 材料力学の概要,単位
2週 引張・圧縮・せん断1 引張・圧縮の応力とひずみ
3週 引張・圧縮・せん断2 せん断の応力とひずみ
4週 引張・圧縮・せん断3 フックの法則と弾性係数
5週 引張・圧縮・せん断4 フックの法則と弾性係数
6週 引張・圧縮・せん断5 材料の強度と許容応力
7週 引張・圧縮・せん断6 材料の強度と許容応力
8週 はりの断面に働く力とモーメント はりに働く荷重,力およびモーメントのつりあい式
2ndQ
9週 中間試験
10週 はりの断面に働く力とモーメント はりに働く荷重,力およびモーメントのつりあい式,集中荷重を受ける両端支持はり
11週 はりの断面に働く力とモーメント 集中荷重を受ける荷重を受ける両端支持はり
12週 はりの断面に働く力とモーメント 断面に働くせん断力,集中荷重を受ける片持はり
13週 はりの断面に働く力とモーメント 等分布荷重を受けるはり
14週 はりの断面に働く力とモーメント 等分布荷重を受けるはり
15週 期末試験
16週 期末試験解答およびまとめ

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野材料機械材料に求められる性質を説明できる。3
金属材料、非金属材料、複合材料、機能性材料の性質と用途を説明できる。3
引張試験の方法を理解し、応力-ひずみ線図を説明できる。3
硬さの表し方および硬さ試験の原理を説明できる。3
脆性および靱性の意味を理解し、衝撃試験による粘り強さの試験方法を説明できる。3
疲労の意味を理解し、疲労試験とS-N曲線を説明できる。3
機械的性質と温度の関係およびクリープ現象を説明できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合0000000
基礎的能力0000000
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000