設計製図2

科目基礎情報

学校 松江工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 設計製図2
科目番号 0009 科目区分 専門 / 必履修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 【教科書】機械製図(実教出版),基礎製図練習ノート(実教出版)
担当教員 藤岡 美博

到達目標

1) 面の肌の表示法について理解し,これを用いて作図できる.
2) 幾何公差について理解し,これを用いて作図できる.
3) ボルト・ナット,歯車などの機械要素を略画法で作図できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 面の肌の表示法について理解し,これを用いて正しく作図できる. 面の肌の表示法について理解し,これを用いて作図できる. 面の肌の表示法について理解し,これを用いて作図できない.
評価項目2幾何公差について理解し,これを用いて正しく作図できる. 幾何公差について理解し,これを用いて作図できる. 幾何公差について理解し,これを用いて作図できない.
評価項目3ボルト・ナット,歯車を略画法で正しく作図できる.ボルト・ナット,歯車を略画法で作図できる.ボルト・ナット,歯車を略画法で作図できない.

学科の到達目標項目との関係

機械工学科教育目標 M3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
「設計製図の基礎を習得する」
 製図は,品物を図形として線,文字ならびに記号を使って正確,明瞭,簡潔に表現するものである.そして,製作された図面は,設計者が自分達の意図を説明しなくても他人に伝えることができ,万国共通の言語であるといってよい.したがって,機械技術者にとって機械製図は,不可欠なものである.
ここでは,機械要素の製図演習により,面の肌,はめあいなどの規格ならびに製図上の慣習を習得し,作図力ならびに読図力を養う.
授業の進め方・方法:
評価は,図面50%(到達目標(1,2,3)を評価),中間試験25%(到達目標(1,2)を評価),期末試験25%(到達目標(3)を評価)の割合で評価する. 50点以上を合格とする.

成績計算式 = 図面 50% + 中間試験 25% + 期末試験 25%
注意点:
製図用具を用意すること.提出物は最後まで完成させた後に必ず締切までに提出すること. 

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 前期の復習
投影図など
2週 寸法の入れ方
寸法を入れた図面の作図練習
3週 写 図
支持台その1
4週 写 図
支持台その2
5週 断面図の作図について
写図(軸受フタ)
6週 表面粗さの表示法

7週 寸法公差とはめあいについて

8週 幾何公差について

4thQ
9週 中間試験

10週 写 図
軸 受
11週 写 図
軸 受
12週 ボルト・ナットの説明

13週 写 図
ボルト・ナット,歯車
14週 写 図
ボルト・ナット,歯車
15週 期末試験

16週 期末試験の解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野製図図面の役割と種類を適用できる。3
製図用具を正しく使うことができる。3
線の種類と用途を説明できる。3
物体の投影図を正確にかくことができる。3
製作図の書き方を理解し、製作図を作成することができる。3
公差と表面性状の意味を理解し、図示することができる。3
部品のスケッチ図を書くことができる。3
ボルト・ナット、軸継手、軸受、歯車などの機械要素の図面を作成できる。3
歯車減速装置、手巻きウインチ、渦巻きポンプ、ねじジャッキなどを題材に、その主要部の設計および製図ができる。3

評価割合

試験製図相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合50500000100
基礎的能力0000000
専門的能力50500000100
分野横断的能力0000000