設計製図1

科目基礎情報

学校 松江工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 設計製図1
科目番号 0010 科目区分 専門 / 必履修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 機械製図(実教出版)機械製図練習ノート(実教出版)
担当教員 齊藤 陽平

到達目標

(1) 製図用いる文字・線・記号等についての知識を知り,これらについて図面にきちんと記入することができる.
(2)投影図法について理解し,物体の投影図を図面に描くことができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1製図用いる文字・線・記号等についての知識を知り,これらについて図面にきちんと正しく記入することができる.製図用いる文字・線・記号等についての知識を知り,これらについて図面にきちんと記入することができる.製図用いる文字・線・記号等についての知識を知り,これらについて図面にきちんと記入することができない.
評価項目2投影図法について理解し,物体の投影図を図面に正しく描くことができる.投影図法について理解し,物体の投影図を図面に描くことができる.投影図法について理解し,物体の投影図を図面に描くことができない.
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

機械工学科教育目標 M3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
「設計製図の基礎を習得する」
 製図は,品物を図形として線,文字ならびに記号を使って正確,明瞭,簡潔に表現するものである.そして,製作された図面は,設計者が自分達の意図を説明しなくても他人に伝えることができ,万国共通の言語であるといってよい.したがって,機械技術者にとって機械製図は,不可欠なものである.
ここでは,図面に用いる文字,線,投影法などについて学び,簡単な機械要素の写図を行なう.これより機械製図における規格および製図上の慣習を習得し,作図力ならびに読図力を養う.
授業の進め方・方法:
評価は,到達目標(1),(2)について、図面(課題提出)50%,中間試験25%,期末試験25%の割合で評価する. 50点以上を合格とする.
最終成績 = 図面 50% + 中間試験 25% + 期末試験 25%
成績評価に占める図面の割合が高いため、再評価試験・追認試験は実施しない。
注意点:
毎回、製図用具を忘れずに用意すること.
提出物は最後まで完成させた後に必ず締切までに提出すること. 
締切までに提出されない場合は、1週間ごとに25%ずつ減点し、締切を4週間超過しても提出しない場合は0点とする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 図学1
1年次に学習した投影法に関する復習と実習を行う。
投影法について説明できる
2週 製図1
製図の書き方に必要な製図法を学び、JIS規格に準拠した投影図を画く。
JIS規格に準拠した投影図について説明できる
3週 製図2
製図の書き方に必要な製図法を学び、JIS規格に準拠した投影図を画く。
JIS規格に準拠した投影図について説明できる
4週 製図3
製図の書き方に必要な製図法を学び、JIS規格に準拠した線・文字を画く。
JIS規格に準拠した投影図について説明できる
5週 製図4
製図の書き方に必要な製図法を学び、JIS規格に準拠した線・文字を画く。
JIS規格に準拠した投影図について説明できる
6週 製図5
製図の書き方に必要な製図法を学び、JIS規格に準拠した補助線を画く。
JIS規格に準拠した投影図について説明できる
7週 製図6
製図の書き方に必要な製図法を学び、JIS規格に準拠した補助線を画く。
JIS規格に準拠した投影図について説明できる
8週 製図7
製図の書き方に必要な製図法を学び、JIS規格に準拠した補助線を画く。
JIS規格に準拠した投影図について説明できる
2ndQ
9週 中間試験
第1回から第8回までの学習内容の習熟度を評価する。
10週 製図8
製図の書き方に必要な製図法を学び、JIS規格に準拠した寸法線を画く。
JIS規格に準拠した投影図について説明できる
11週 製図9
製図の書き方に必要な製図法を学び、JIS規格に準拠した寸法線を画く。
JIS規格に準拠した投影図について説明できる
12週 製図10
製図の書き方に必要な製図法を学び、JIS規格に準拠した寸法線を画く。
JIS規格に準拠した投影図について説明できる
13週 製図11
製図の書き方に必要な製図法を学び、写図により実技学習を行う。
JIS規格に準拠した投影図について説明できる
14週 製図12
製図の書き方に必要な製図法を学び、写図により実技学習を行う。
JIS規格に準拠した投影図について説明できる
15週 期末試験
第10回から第14回までの学習内容の習熟度を評価する。
16週 期末試験の解説
期末試験の総評と、本講義の総評を行う。
JIS規格に準拠した投影図について説明でき
適切な図面を作成できる.

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野製図図面の役割と種類を適用できる。3前1,前2
製図用具を正しく使うことができる。3前1,前2,前3,前4
線の種類と用途を説明できる。3前1,前2,前3,前4,前5
物体の投影図を正確にかくことができる。3前3,前4,前5,前6,前7
製作図の書き方を理解し、製作図を作成することができる。3前6,前7,前8,前10,前11,前12,前13
公差と表面性状の意味を理解し、図示することができる。3前11,前12,前13
部品のスケッチ図を書くことができる。3前1,前2,前3

評価割合

試験課題合計
総合評価割合5050100
基礎的能力000
専門的能力5050100
分野横断的能力000