材料力学3

科目基礎情報

学校 松江工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 材料力学3
科目番号 0012 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材 教科書   伊藤勝悦 著:基礎から学べる材料力学:森北出版参考書  渥美 光 監修:やさしく学べる材料力学,森北出版)
担当教員 高見 昭康

到達目標

(1)引張、せん断、曲げ応力を理解する.
(2)たわみの基礎を理解する.
(3)組合せ構造物の応力や変形を理解する.
(4)熱応力および棒材の複雑な問題を理解する.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1引張、せん断、曲げ応力を理解する.引張、せん断、曲げ応力を理解する.引張、せん断、曲げ応力を理解する.
評価項目2たわみの基礎を理解する.たわみの基礎を理解する.たわみの基礎を理解する.
評価項目3組合せ構造物の応力や変形を理解する.組合せ構造物の応力や変形を理解する.組合せ構造物の応力や変形を理解する.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 1 説明 閉じる
機械工学科 到達目標 M1 機械工学科 基礎知識 説明 閉じる

教育方法等

概要:
材料力学は,機械・構造物を設計するとき,強度計算を行い,材料の選定や形をきめたりするために不可欠な基礎学問であり,簡単な機械・構造物の設計計算ができる力を身につける.講義では,以下の項目について説明する.
1. 引張、せん断、曲げ
2. はりのたわみ
3. 熱応力および棒材の複雑な問題
本科目は,応力とひずみの考え方を理解し,実際の各種負荷状態での応力,ひずみ,たわみを計算できるレベルとなるよう到達目標および評価基準を設定する.
授業の進め方・方法:
到達目標の達成度は次の式で評価して、60点以上を合格とする.
中間試験45% + 期末試験45% + 課題・小テスト10%
中間試験では到達目標(1)(2)を期末試験では到達目標(3)(4)についての達成度を
評価する.
再評価試験は期末試験終了後に1回だけ行う.さらに中間,期末の両試験において36点以上の得点を記録している者とする.再試験において得点75点以上で合格とし,最終成績を60点とする.
注意点:
学修単位科目であり,1回の講義(90分)あたり90分以上の予習復習をしているものとして講義・演習を進めます。
授業だけで理解できるものではありません.課題、復習を欠かさずに行うこと.
まず教科書が読むこと。
授業中は、筆記用具を持ち、分からないことをノートに記述する。
演習問題を丁寧に解く。
課題はもちろんのこと、練習問題等を積極的に解き授業の復習をする。
授業中は,電卓を使用します。必ず関数電卓を用意してください。
再評価試験受験者は、課題プリントを再試験直前に全て揃えて再提出する(受験条件)。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 はりのたわみ1 引張、せん断、曲げ等の復習.
2週 はりのたわみ2 たわみの基礎式の導出,片持ちはりに集中荷重が作用する場合のたわみおよびたわみ角
3週 はりのたわみ3 片持ちはりに分布荷重及びモーメントが作用する場合のたわみおよびたわみ角               
4週 はりのたわみ4 両端支持はりに集中荷重および分布荷重が作用する場合のたわみおよびたわみ角
5週 はりのたわみ5 片持ちはり・両端支持はりに集中荷重,分布荷重が同時に作用する場合のたわみおよびたわみ角
6週 演習
7週 演習
8週 中間試験
2ndQ
9週 組合せ構造物1 組合せた物体に荷重が作用した場合の応力の導出方法
10週 組合せ構造物2 組合せた物体に生じる応力
11週 演習
12週 熱応力と棒材の複雑な問題1  熱応力
13週 熱応力と棒材の複雑な問題2 棒材の複雑な問題、トラス構造物
14週 演習
15週 前期末試験
16週 期末試験解答およびまとめ

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野材料機械材料に求められる性質を説明できる。3
金属材料、非金属材料、複合材料、機能性材料の性質と用途を説明できる。3
脆性および靱性の意味を理解し、衝撃試験による粘り強さの試験方法を説明できる。3
疲労の意味を理解し、疲労試験とS-N曲線を説明できる。3
機械的性質と温度の関係およびクリープ現象を説明できる。3

評価割合

試験小テスト合計
総合評価割合9010100
基礎的能力000
専門的能力9010100
分野横断的能力000