機械工作法1

科目基礎情報

学校 松江工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 機械工作法1
科目番号 0013 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 「機械工作1」, 嵯峨常生、中西佑二 他,実教出版
担当教員 土師 貴史

到達目標

1)鋳造の基本的事項及び各種鋳造法について理解できる.
2)溶接の基本的事項及び各種溶接法について理解できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1鋳造の基本的事項及び各種鋳造法について正しく理解できる.鋳造の基本的事項及び各種鋳造法について理解できる.鋳造の基本的事項及び各種鋳造法について理解できない.
評価項目2溶接の基本的事項及び各種溶接法について正しく理解できる.溶接の基本的事項及び各種溶接法について理解できる.溶接の基本的事項及び各種溶接法について理解できない.
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 M2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
機械工作は,機械材料を加工して所要の部品を作り,これを組み立てて所要に機械を作成するための学問である.この機械工作の技術は,多種多様で,かつ広範囲にわたっているが,ここでは,機械工作の1分野である鋳造および溶接について基本的な原理・技術について学ぶ.
授業の進め方・方法:
(1)(2)について3度の試験を行う。中間試験50%・(2)(3)について期末試験50%で評価し,50%以上を合格とする.

再評価試験は中間・期末の平均が30%未満の者には実施しない。
追認試験は単位を落としたもので希望者のみ実施する。
注意点:
授業中に寝ない事。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 鋳 造 鋳造基本的作業工程,及び鋳造の設計上注意する事項
2週 鋳 造 鋳造法案について
3週 鋳 造 模型,鋳物砂について
4週 鋳 造 各種鋳型について
5週 鋳 造 造型機械について
6週 鋳 造 溶解作業について
7週 鋳 造 特殊鋳造法について
8週 鋳 造・溶 接 後処理について
2ndQ
9週 中間試験 ここまでの範囲で中間試験実施
10週 溶接 概要
11週 溶 接 被服ア-ク溶接について
12週 溶 接 イナ-トガスア-ク溶接,ガス溶接について
13週 溶 接 圧接法について
14週 溶 接 圧接法について,ガス切断について
15週 期末試験  全範囲内で期末試験を行う
16週 期末試験返却
工作法1のまとめ

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野工作鋳物の作り方、鋳型の要件、構造および種類を説明できる。3
精密鋳造法、ダイカスト法およびその他の鋳造法における鋳物の作り方を説明できる。3
鋳物の欠陥について説明できる。3
溶接法を分類できる。3
ガス溶接の接合方法とその特徴、ガスとガス溶接装置、ガス溶接棒とフラックスを説明できる。3
アーク溶接の接合方法とその特徴、アーク溶接の種類、アーク溶接棒を説明できる。3
サブマージアーク溶接、イナートガスアーク溶接、炭酸ガスアーク溶接で用いられる装置と溶接のしくみを説明できる。3
塑性加工の各加工法の特徴を説明できる。3

評価割合

試験合計
総合評価割合100100
基礎的能力00
専門的能力100100
分野横断的能力00