機械工作法2

科目基礎情報

学校 松江工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 機械工作法2
科目番号 0014 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 機械工作1」「機械工作2」, 嵯峨常生、中西佑二 他,実教出版
担当教員 土師 貴史

到達目標

(1)塑性加工の基本的事項及び各種塑性加工法について理解する.
(2)切削加工の基本的事項及び各種切削加工法について理解する.
(3)研削加工の基本的事項及び各種切削加工法について理解する.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1塑性加工の基本的事項及び各種塑性加工法について正しく理解できる.塑性加工の基本的事項及び各種塑性加工法について理解できる塑性加工の基本的事項及び各種塑性加工法について理解できない
評価項目2切削加工の基本的事項及び各種切削加工法について正しく理解で.切削加工の基本的事項及び各種切削加工法について理解できる切削加工の基本的事項及び各種切削加工法について理解できない.
評価項目3研削加工の基本的事項及び各種切削加工法について正しく理解する.研削加工の基本的事項及び各種切削加工法について理解する.研削加工の基本的事項及び各種切削加工法について理解できない.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 M2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
機械工作は,機械材料を加工して所要の部品を作り,これを組み立てて所要に機械を作成するための学問である.この機械工作の技術は,多種多様で,かつ広範囲にわたっているが,ここでは,塑性加工法の基本的な事項,各種塑性加工法の原理と切削加工法,研削加工法の基本的な事項,原理などについて学ぶ.
授業の進め方・方法:
上記目標について試験(中間50%・期末50%)で評価し,50%以上を合格とする.

再評価試験は中間・期末の平均が30%未満の者には実施しない。
追認試験は単位を落としたもので希望者のみ実施する。
注意点:

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 塑性加工の基礎 塑性加工の概要
2週 塑性加工の基礎 熱間加工,冷間加工
3週 鍛造加工,押出し加工、圧延加工,転造加工
4週 引抜き加工、転造加工
5週 せん断加工、曲げ加工・深絞り加工
6週 切削加工の基礎 切削加工の概要
7週 切削工具、工作機械
8週 中間試験 ここまでの範囲で中間試験実施
4thQ
9週 切削工具、工作機械
10週 切削理論
11週 構成刃先、びびり振動、熱の影響
12週 研削加工の概要
13週 砥石の三要素
14週 研削加工の種類
15週 期末試験 中間試験以後ここまでの範囲で期末試験を行う
16週 期末試験解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野工作塑性加工の各加工法の特徴を説明できる。3
切削加工の原理、切削工具、工作機械の運動を説明できる。3
バイトの種類と各部の名称、旋盤の種類と構造を説明できる。3
フライスの種類と各部の名称、フライス盤の種類と構造を説明できる。3
ドリルの種類と各部の名称、ボール盤の種類と構造を説明できる。3
切削工具材料の条件と種類を説明できる。3
切削速度、送り量、切込みなどの切削条件を選定できる。3
切削のしくみと切りくずの形態、切削による熱の発生、構成刃先を説明できる。3
研削加工の原理、円筒研削と平面研削の研削方式を説明できる。3
砥石の三要素、構成、選定、修正のしかたを説明できる。3
ホーニング、超仕上げ、ラッピングなどの研削加工を説明できる。3

評価割合

試験合計
総合評価割合100100
基礎的能力00
専門的能力100100
分野横断的能力00