到達目標
(1)制御工学の基礎的事項について理解している.
(2)制御工学に必要な基礎的数学が身についている.
(3)制御工学の基礎的問題を解くことができる.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 制御工学の基礎的事項について正しく理解している. | 制御工学の基礎的事項について理解している. | 制御工学の基礎的事項について理解していない. |
評価項目2 | 制御工学に必要な基礎的数学が正しく身についている | 制御工学に必要な基礎的数学が身についている | 制御工学に必要な基礎的数学が身についていない. |
評価項目3 | 制御工学の基礎的問題を正しく解くことができる. | 制御工学の基礎的問題を解くことができる. | 制御工学の基礎的問題を解くことができない. |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
制御技術は産業から家庭にいたるまであらゆる分野に導入され実用化されている.それゆえ制御工学は機械を含めた多くの分野の技術者にとって欠くことのできない学問の一つとなっている.本講義では制御の基礎的事項について学習する.
授業の進め方・方法:
到達目標(1)~(3)を中間試験50%,期末試験50% で評価する.60%以上を合格とする.
期末試験終了後、授業態度が良好であり評価点が30点以上で60点に満たなかったものについては、再評価試験を実施することがある。追認試験は実施しない。
注意点:
自学自習は、復習として指定した時間実施すること。
毎講義後の復習を実施していることを前提に講義を行う。出席要件は課さないが評価は試験のみで実施し、再試験に関しても要件を課すので注意すること。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
基本伝達関数について理解する.伝達関数を基本伝達関数に分解できる能力を身につける. |
|
2週 |
基本伝達関数の組み合わせでボード線図を記述する方法を理解する
|
|
3週 |
特性方程式による安定性の判別について理解する.
|
|
4週 |
ラウス・フルビッツの安定判別法
|
|
5週 |
ナイキストの安定判別法
|
|
6週 |
時間特性と速応性
|
|
7週 |
定常特性
|
|
8週 |
制御系を設計する際の制御仕様ついて理解する.
|
|
2ndQ |
9週 |
1~8週の内容で中間試験を実施
|
|
10週 |
開ループ特性・閉ループ特性・直列補償①
|
|
11週 |
直列補償②
|
|
12週 |
フィードバック補償
|
|
13週 |
PID制御1
|
|
14週 |
PID制御2
|
|
15週 |
10~14週の内容で中間試験を実施 |
|
16週 |
期末試験解答および授業まとめ
|
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 機械系分野 | 計測制御 | 代表的な物理量の計測方法と計測機器を説明できる。 | 3 | |
自動制御の定義と種類を説明できる。 | 3 | |
フィードバック制御の概念と構成要素を説明できる。 | 3 | |
基本的な関数のラプラス変換と逆ラプラス変換を求めることができる。 | 3 | |
ラプラス変換と逆ラプラス変換を用いて微分方程式を解くことができる。 | 3 | |
伝達関数を説明できる。 | 3 | |
ブロック線図を用いて制御系を表現できる。 | 3 | |
制御系の過渡特性について説明できる。 | 3 | |
制御系の定常特性について説明できる。 | 3 | |
制御系の周波数特性について説明できる。 | 3 | |
安定判別法を用いて制御系の安定・不安定を判別できる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 100 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 |