プログラミング2

科目基礎情報

学校 松江工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 プログラミング2
科目番号 0042 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 配布資料
担当教員 齊藤 陽平

到達目標

(1) ArduinoとPCを用いて基本的なプログラムの作成および実行・デバッグができる.
(2) ArduinoやPC、電子回路、ユーザの間で行われる入出力処理をプログラミングできる.
(3) プログラミングにおいて基本的な繰り返し・分岐処理を使うことができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
到達目標1ArduinoとPCを用いたプログラミングを正しく行うことができるArduinoとPCを用いたプログラミングができる.ArduinoとPCを用いたプログラミングができない.
到達目標2プログラムにおいて入出力処理を正しく作成できる.プログラムにおいて入出力処理を作成できる.プログラムにおいて入出力処理を作成できない.
到達目標3プログラミングのにおいて繰り返し・分岐処理を正しく使える.プログラミングのにおいて繰り返し・分岐処理を使える.プログラミングのにおいて繰り返し・分岐処理を使えない.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 M3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
 現代社会では,情報機器と機械を組み合わせることで高度で複雑な動作をするシステムを作り出し,生活を豊かにしている.現代社会で活躍できる機械工学技術者には,学生のうちに「プログラミングに関する基礎知識・基本概念」および「作りたいものを作れるようにする力」を磨くする必要がある.
 本授業はプログラミングとはどのようなものかを実習を通して実感してもらうこと,自分でデザインした動作を具現化するためのプログラムはどのように行えば良いかを実習を通して学習することで,プログラミングに関する知識と技術を身につけることを主目的とする.
授業の進め方・方法:
・(1)~(3)の目標それぞれについて,課題演習の結果および期末試験にて評価する.
・課題70%・定期試験30%とし、60点以上(100点満点)を合格とする.
・課題について、評価割合ベースで全課題の70%以上を提出していない場合は不合格とする.
・全課題に占める,各課題の評価割合は,課題1~8は各8%,最終課題は36%とする
・課題の提出遅れは1週間につき25%を減点する.
・再評価試験(100点満点)は、課題の評価点が30点以上の場合のみ実施し,課題点と追認試験の点数に0.3を乗じた合計が60点を超えた場合に60点として評価する.
注意点:
 

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 授業概要 / プログラミング基礎 本授業の概要と,プログラミングの基礎,操作方法について理解する.
2週 C言語の基礎1 C言語の基礎的文法について学習する
3週 C言語の基礎2 C言語の基礎的文法について学習する
4週 マイコンボードの入出力について(課題1) マイコンボードについて,デジタルI/Oについて理解する.
5週 マイコンボードの入出力について(課題2) マイコンボードについて,デジタルI/Oを用いたプログラミングの応用を学ぶ.
6週 マイコンボードとPCとの通信について(課題3) マイコンボードとPCとの通信について理解する.
7週 マイコンボードとPCとの通信について(課題4) マイコンボードとPCとの通信を用いたプログラミングの応用を学ぶ.
8週 マイコンボードのアナログ入力について(課題5) マイコンボードについて,アナログ入力について理解する.
4thQ
9週 マイコンボードのアナログ出力(PWM出力)について(課題6) マイコンボードについて,アナログ出力(PWM出力)について理解する.
10週 マイコンボードによるモータ制御について(課題7) マイコンボードについて,モータドライバICを用いたモータ制御について理解する.
11週 マイコンボードによるモータ制御について(課題8) マイコンボードについて,モータドライバICとPWM出力を用いたモータ制御について理解する.
12週 最終課題の解説およびアイディア創出 最終課題の解説と,アイディアの創出について取り組む
13週 最終課題の作成1 最終課題について取り組む
14週 最終課題の作成2 最終課題について取り組む
15週 最終課題の作成3 最終課題について取り組む
16週 定期試験 期末試験により,基礎知識について評価を行う.

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを知っている。3
与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。3
任意のプログラミング言語を用いて、構築したアルゴリズムを実装できる。3

評価割合

課題定期試験合計
総合評価割合7030100
基礎的能力000
専門的能力7030100
分野横断的能力000