概要:
現代社会では,単純な動作をするプログラムを多く組み合わせることで高度で複雑な動作をするシステムを作り出し,電化製品やゲームソフトを含む様々な商品として世に出すことで人々の生活を豊かにしている.この社会で活躍できる工学技術者なるためには,学生のうちに「プログラミングに関する基礎知識・基本概念」および「作りたいものを作れるようにするために必要なことを見つけだす力(本質を見抜く力)」を習得する必要がある.
本授業はHTMLを主要言語とし,プログラミングとはどのようなものかを視覚的かつ直感的な実習を通して実感してもらうこと,思い通りのものを作るときに順序立てて考えないと思い通りに作れないということを経験し,考える習慣を身につけるきっかけを与えることを主目的して講義・実習を行う.また,その知識の応用としてコマンドラインの使い方について基礎事項を習得する.
授業の進め方・方法:
・(1)~(4)の目標それぞれについて,小課題30%,総合課題40%,中間試験30%で評価する.
・総合点が50点以上(100点満点),かつ授業時間内で総合課題の発表をした者を合格とする.
・小課題は提出期間内でのみ受けつけるものとし,期限内に提出されなかった場合は0点とする.
・総合課題は3回の提出を求める.1回の提出遅れで採点結果の上限を80点,2回の提出遅れで採点結果の上限を50点に制限する.全ての課題で提出遅れの場合は採点結果を0点とする.
・再評価は特別な事情が認められる場合に限り,試験形式(授業全範囲)で実施する.追認試験は実施しない.
注意点:
・ ① コンピュータのソフトウェア面に関する一般的な基礎事項の理解,② プログラミングの基礎事項の理解,③ 自分で情報を収集する力,④ 創造する力,を主に鍛える.プログラミングで大切なことは「とにかく手を動かす」ことと「情報を自分で調べられるようにする」ことである.本授業でそのことを実感できるよう,精一杯取り組むことを望む.
・プログラミングの直感的理解がしやすいことをメインとしてHTMLを学習するが,この言語自体もスマートフォンアプリやWebサービスを作るなどで必須の言語であり,AI技術をみんなが利用するために活用される非常に重要な言語である.「学校内では」今後使う機会が少ないかもしれないが,「社会に出ると」使う可能性がそれなりに高い.学び直しをするときの助けになる程度にはしっかりと実力をつけておくことが重要である.
・オフィスアワー(質問可能時間):平日8:30~17:00のうち,授業等で不在の時間以外
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
| 後期 |
| 3rdQ |
| 1週 |
授業概要 / コンピュータ基礎 |
本授業で行う概要と,コンピュータの基礎操作方法・知識について理解する.
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| 2週 |
HTMLプログラミングの基礎(課題1) |
Webブラウザを表示するHTMLファイルの作成方法について理解する.
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| 3週 |
文字出力の制御(課題2) |
フォントとは何か,およびスタイルシート言語CSSを用いたフォントの制御方法について理解する.
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| 4週 |
コンピュータの住所を使う機能(1)(課題3) |
絶対パスおよび相対パスとは何かについて,および画像ファイルをブラウザ上に表示する方法について理解する.
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| 5週 |
コンピュータの住所を使う機能(2)(課題4) |
画像への情報付加や装飾の方法,ハイパーリンクを用いたファイル移動,および画像にハイパーリンクをつける方法について学習する.
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| 6週 |
表の作成(課題5) |
様々な形状の表の作成方法について理解する.
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| 7週 |
スタイルシート言語CSSの活用(課題6) |
スタイルシート言語CSSを用いたタグへの一括装飾指定,および外部参照の方法について理解する.
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| 8週 |
中間試験 |
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| 4thQ |
| 9週 |
オリジナルWebページの作成(1) |
自ら考え,Webページを作成できるようにする.
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| 10週 |
オリジナルWebページの作成(2)(総合課題①) |
自ら考え,Webページを作成できるようにする.
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| 11週 |
オリジナルWebページの作成(3)(総合課題②) |
自ら考え,Webページを作成できるようにする.
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| 12週 |
オリジナルWebページの発表 |
作成したWebページの特徴などを発表する力を身につける.また,他の人の発表を聞き,知識をつける.
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| 13週 |
オリジナルWebページの見せ合い・ふりかえり学習(課題7) |
作成したWebページを見せ合い,他者と自分の違いについての気づきを得る.また,新しいコードに関する知識を身に着ける.
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| 14週 |
CLIの操作(1) (総合課題③,課題8) |
CLIの基本操作ができるようになる.
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| 15週 |
CLIの操作(2) |
CLIを用いた一括操作やバッチファイルの作成ができるようになる.ファイルの一括作成を反復処理をするプログラムにより行う方法を理解する.
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| 16週 |
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| 分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
| 専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系分野 | プログラミング | プログラミングの基本的な構造を理解し、プログラムを記述できる。 | 3 | 後2,後3,後4,後5,後6,後7,後14,後15 |
| サブルーチンの概念を理解し、これらを含むプログラムを記述できる。 | 1 | 後3,後5,後6 |
| 与えられた問題に対して、それを解決するためのソースプログラムを記述できる。 | 3 | 後2,後3,後4,後5,後6,後7 |
| 与えられたソースプログラムを解析し、プログラムの動作を予測できる。 | 3 | 後2,後3,後4,後5,後6,後7 |
| ソフトウェア生成に必要なツールを使い、ソースプログラムを実行できる。 | 3 | 後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11 |