電気情報工学基礎実験2

科目基礎情報

学校 松江工業高等専門学校 開講年度 令和08年度 (2026年度)
授業科目 電気情報工学基礎実験2
科目番号 0010 科目区分 専門 / 必履修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気情報工学科 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 電気情報工学基礎実験1・2(松江工業高等専門学校編)
担当教員 芦田 洋一郎,成島 和男

到達目標

(1)基本的な交流計器を正しく取り扱うことができる
(2)基本的な交流直並列回路の解析ができる
(3)実験ノートに実験データおよび実験環境の正しい記録ができる
(4)実験データを整理し,基本的な書き方に倣ってレポートにまとめることができる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1基本的な交流計器を正しく取り扱うことができる基本的な交流計器を取り扱うことができる基本的な交流計器を取り扱うことができない
評価項目2基本的な交流直並列回路の解析が正しくできる基本的な交流直並列回路の解析ができる基本的な交流直並列回路の解析ができない
評価項目3実験ノートに実験データおよび実験環境の正しい記録ができる実験ノートに実験データおよび実験環境の記録ができる実験ノートに実験データおよび実験環境の記録ができない
評価項目4実験データを整理し,基本的な書き方に倣って十分なレポートにまとめることができる実験データを整理し,基本的な書き方に倣ってレポートにまとめることができる実験データを整理し,基本的な書き方に倣ってレポートにまとめることができない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 E2 説明 閉じる
電気情報工学科教育目標 E2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
電気・情報関連の基礎で学ぶ理論,法則,現象などを,実際に計測器などを使って確かめることによって,電気・情報関係の興味を喚起し,体験的な学習によって,机上での教科書による座学の知識を深める.電気情報工学基礎実験2では,電気分野における交流現象を取り扱い,交流回路における抵抗,コイル,コンデンサの組合せ回路について理解する.
授業の進め方・方法:
到達目標(1)~(4)の達成度について,以下の割合で評価する。①から③の項目に関する合計点が50点以上を合格とする。ただし,特別な理由無く未提出のレポートがある場合は不合格とする。
①実験レポート:70% (100点満点で評価する全テーマの平均点を0.7倍した70点満点で評価する)
②チェックテスト:15%(実験に関連する試験を行い,15点満点で評価する)
③実験態度:15%(実験ノートの記録内容を15点満点で評価する)
注意点:
(予習)
実験当日までに実験内容の予習を行い,実験ノートにデータをまとめられるように表を準備する.予習を行っている前提で,実験方法の説明を行いますので,しっかり予習を行うこと.
(授業中)
実験中は私語を慎み,指導教員が話す事項を実験ノートに記録する。実験ノート,関数電卓,グラフ用紙,定規等を用意しておくこと.特に,教科書に未記載の実験式の導出等について聞き漏らしの無いよう,集中して望むこと.
(復習)
実験レポートは他の予定を考え,期限までに計画的に作成する.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 実験ガイダンス
 授業の概要および,レポートの書き方について説明する。
レポートの書き方を理解する。
2週 実験・実習1
CR直列回路(1)
CR直列回路の電気諸量を測定,計算し,理論値との比較を考察できる。
3週 実験・実習1
CR直列回路(2)
CR直列回路の電気諸量を測定,計算し,理論値との比較を考察できる。
4週 実験・実習1
CR直列回路(3)
CR直列回路の電気諸量を測定,計算し,理論値との比較を考察できる。
5週 実験・実習2
LR直列回路(1)
LR直列回路の電気諸量を測定,計算し,理論値との比較を考察できる。
6週 実験・実習2
LR直列回路(2)
LR直列回路の電気諸量を測定,計算し,理論値との比較を考察できる。
7週 実験・実習2
LR直列回路(3)
LR直列回路の電気諸量を測定,計算し,理論値との比較を考察できる。
8週 中間チェックテスト
これまで学習したことについてのテストを行う
4thQ
9週 実験・実習3
CR並列回路(1)
CR並列回路の電気諸量を測定,計算し,理論値との比較を考察できる。
10週 実験・実習3
CR並列回路(2)
CR並列回路の電気諸量を測定,計算し,理論値との比較を考察できる。
11週 実験・実習4
LR並列回路(1)
LR並列回路の電気諸量を測定,計算し,理論値との比較を考察できる。
12週 実験・実習4
LR並列回路(2)
LR並列回路の電気諸量を測定,計算し,理論値との比較を考察できる。
13週 実験・実習5
LRC共振回路(1)
LRC共振回路の電気諸量を測定,計算し,理論値との比較を考察できる。
14週 実験・実習5
LRC共振回路(2)
LRC共振回路の電気諸量を測定,計算し,理論値との比較を考察できる。
15週 期末チェックテスト
これまで学習したことについてのテストを行う
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)目的に応じて適切な実験手法を選択し、実験手順や実験装置・測定器等の使用方法を理解した上で、安全に実験を行うことができる。2後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
実験テーマの目的を理解し、適切な手法により取得したデータから近似曲線を求めるなど、グラフや図、表を用いて分かり易く効果的に表現することができる。2後1,後4,後7,後8,後10,後12,後14,後15
必要に応じて適切な文献や資料を収集し、実験結果について説明でき、定量的・論理的な考察を行い、報告書を作成することができる。2後1,後4,後7,後8,後10,後12,後14,後15
個人あるいはチームとして活動する際、自らの役割を認識して実験・実習を実施することができる。2後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電気回路電荷と電流、電圧、電力の関係を理解し、回路の計算に用いることができる。2後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
合成抵抗や分圧・分流の考え方を用いて、回路の計算ができる。2後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
キルヒホッフの法則や重ねの理等の定理を理解し、回路の電圧や電流、電力を計算できる。2後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
瞬時値を理解し、抵抗、インダクタンス、キャパシタンス回路の計算に用いることができる。2後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
平均値と実効値を説明し、これらを計算できる。2後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
フェーザ、複素数表示を理解し、これらを正弦波交流回路の計算に用いることができる。2後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
インピーダンスとアドミタンスを説明し、これらを計算できる。2後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
交流電力と力率を説明し、これらを計算できる。2後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
共振回路の計算ができる。2後1,後13,後14,後15
抵抗、インダクタンス、キャパシタンス回路の過渡応答を計算し、特徴を説明できる。2後1
計測計測方法の分類(偏位法/零位法、直接測定/間接測定、アナログ計測/ディジタル計測)を説明できる。2後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14
精度と誤差を理解し、有効数字・誤差の伝搬を考慮した計測値の処理を行うことができる。2後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
SI単位系における基本単位と組立単位について説明できる。2後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
計測標準とトレーサビリティの関係について説明できる。2後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14
指示計器について、その動作原理を理解し、電圧・電流測定に使用する方法を説明できる。2後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14
倍率器・分流器を用いた電圧・電流の測定範囲の拡大手法について説明できる。2後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14
A/D変換を用いたディジタル計器の原理について説明できる。2後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14
電圧降下法による抵抗測定の原理を説明できる。2後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14
ブリッジ回路を用いたインピーダンスの測定原理を説明できる。2後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14
有効電力、無効電力、力率の測定原理とその方法を説明できる。2後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14
電力量の測定原理を説明できる。2後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14
オシロスコープの動作原理を説明できる。3後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14
分野別の工学実験・実習能力電気・電子系分野【実験・実習能力】電気・電子系【実験実習】実験装置・器具・情報機器等を利用して直流や交流の電気的特性を測定できる。2後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14
実験装置・器具・情報機器等を安全に正しく利用できる。2後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14
直流回路の電気諸量を測定し、結果を考察できる。2後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14
交流回路の電気諸量を測定し、結果を考察できる。2後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能他者の考えや主張を理解するために、相手を尊重し配慮する態度をとることができる。2後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14
目的に応じた適切な方法で自分の考えや主張を伝えることができる。2後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14
多様な他者との間で良好な人間関係を形成するための行動ができる。2後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14
チームワークとリーダーシップチームワークとリーダーシップチーム活動において意見の相違や対立を踏まえて合意形成に向けて行動できる。2後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14
チームの協働関係の形成、維持、向上を促すための行動ができる。2後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14
チーム活動の目標共有を図り、目標達成に向けた行動を実践し、また、チームの協働を促進するための行動ができる。2後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14
情報収集・活用・発信力情報収集・活用・発信力ディジタルツールを含む種々の手段や各種メディアを活用し、情報を収集できる。2後1,後4,後7,後10,後12,後14
信頼性・妥当性・有効性などを考慮しながら情報を検証・評価できる。2後1,後4,後7,後10,後12,後14
自己及び他者の権利に配慮し、適切な方法を用いて情報を活用し、効果的に情報発信できる。2後1,後4,後7,後10,後12,後14
思考力思考力複合的な事象や出来事を分析できる。2後1,後4,後7,後10,後12,後14
情報や主張を批判的に検証できる。2後1,後4,後7,後10,後12,後14
情報や主張を説得的に提示するための方法を考えることができる。2後1,後4,後7,後10,後12,後14
課題発見力・問題解決力課題発見力・問題解決力直面している事象や出来事を分析して、対応すべき問題を特定できる。2後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14
現状を分析した上で、実現すべき理想との乖離(ギャップ)の中に含まれる課題を把握できる。2後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14
問題の解決、理想の実現のために達成すべき目標を設定し、また、具体的な行動案を検討できる。2後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14
態度・志向性(人間力)主体性主体性自分が果たすべき役割や行動について認識できる。2後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14
自分が果たすべき役割や行動を実践できる。2後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14
自己管理と責任ある行動自己管理と責任ある行動自分に求められる役割や行動を把握し、確認できる。2後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14
やるべきことを実行するための具体的行動や計画を考えることができる。2後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14
自分に求められる役割や行動を実践し、その過程や結果の振り返りができる。2後1,後4,後7,後10,後12,後14
倫理観倫理観自分の判断や行動、及びそれらがもたらす結果や影響について、倫理的観点から検討、評価できる。2後1,後4,後7,後10,後12,後14
自分の判断や行動の基盤となる倫理観を振り返り、表現できる。2後1,後4,後7,後10,後12,後14
キャリアデザインキャリアデザイン自分の体験や行動を振り返り、自分の特性や強みを把握できる。2後1,後4,後7,後10,後12,後14
将来のキャリアについて計画を立てることができる。2後1
社会や環境、人々に対する影響などを踏まえた上で、専門職(エンジニアなど)に求められる役割について考えることができる。2後1
専門職(エンジニアなど)の業務内容について説明できる。2後1
様々な業種、職種、企業の社会的意義や責任について説明できる。2後1
継続的な学習と学びの目的継続的な学習と学びの目的学習状況、学習成果を把握し、それぞれの特性、必要、目的に応じて学習計画を考えることができる。2後1
主体的、継続的な学習の実現に向けて自分の学習活動や学習内容を点検し、改善を検討できる。2後1,後4,後7,後10,後12,後14
総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力専門分野以外の多様なものの捉え方や視点の重要性を認識し、受け入れることができる。2後1,後4,後7,後10,後12,後14
多角的な視点から事象を分析し、対応すべき問題を定義できる。2後1,後4,後7,後10,後12,後14
様々な知識を統合的に活用しながら、あらかじめ答えが与えられていない問題に対する解決方法を考えることができる。2後1,後4,後7,後10,後12,後14
エンジニアリングデザイン能力エンジニアリングデザイン能力クライアントやユーザの要求や実装すべき機能などを把握し、工学的な要件として把握できる。2後1,後4,後7,後8,後10,後12,後14,後15
種々の制約条件の下で、複数の解決方法について検討し、工学的視点から判断した最適解を提示できる。2後1,後4,後7,後8,後10,後12,後14,後15
工学的問題解決方法を実現するためのプロセスを具体的に考え、進捗を把握しながら、実践できる。2後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14

評価割合

実験レポート試験実験態度合計
総合評価割合701515100
基礎的能力0000
専門的能力701515100
分野横断的能力0000