到達目標
(1) プログラム文法の基礎(変数,分岐,繰り返し,配列)を理解する.
(2) プログラムを読み,その動作を説明できる.
(3) 基本的なプログラムを作成できる.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安(優) | 標準的な到達レベルの目安(良) | 未到達レベルの目安(不可) |
評価項目1 | プログラム文法の基礎(変数,分岐,繰り返し,配列)を的確に理解している. | プログラム文法の基礎(変数,分岐,繰り返し,配列)を理解している. | プログラム文法の基礎(変数,分岐,繰り返し,配列)を理解していない. |
評価項目2 | プログラムを読み,その動作を的確に説明できる. | プログラムを読み,その動作を説明できる. | プログラムを読み,その動作を説明できない. |
評価項目3 | 基本的なプログラムを的確に作成できる. | 基本的なプログラムを作成できる. | 基本的なプログラムを作成できない. |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
情報化社会のなかでスマートフォンを始めとする様々な機器にソフトウェアが組み込まれており,現代を生きる人間にとって情報処理システムは無くてはならないものとなっている.本授業の大きな目標はそのような機器のなかでソフトウェアがどのように動作しているか理解できるようになること,および,自分自身で設定した仕様に基づいてソフトウェア開発ができるようになることである.そのために本授業ではプログラミング言語の基本概念である,変数,分岐,繰り返しを主として学ぶ。
授業の進め方・方法:
・ (1)~(3)の目標それぞれについて定期試験および課題演習にて評価する.
・ 50点以上(100点満点)を合格とする.不合格となった場合,中間・期末試験をそれぞれ30点以上取得し,最後の授業までに課題が全て提出されている者に限り再評価試験を受験できるものとする.追認試験は実施しない.
・ 課題演習等(30%):レポートまたはプログラムの提出
・ 定期試験(70%):中間試験(35%),期末試験(35%)
注意点:
演習を数多くこなすことによってプログラムの動作を理解し慣れていくため,自分自身で考えながらプログラムを記述していくこと.他の人と話し合ってもよいが,最後は自分で判断して記述すること.質問があれば330教員室に来てください.
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
概要/型と標準出力 |
C言語の概要およびプログラムの作成と実行,型,変換仕様,エスケープシーケンスを理解する.
|
2週 |
変数 |
変数の宣言と代入を理解する.
|
3週 |
式と演算子 |
四則演算子,複合代入演算子,型変換を理解する.
|
4週 |
制御構文とフローチャート |
フローチャートによる処理の流れを理解する.
|
5週 |
関係演算子と if 文 |
関係演算子を用いた if 文による分岐を理解する.
|
6週 |
論理演算子 |
if else 文および論理演算子を用いた分岐を理解する.
|
7週 |
中間演習 |
第6回までの内容について演習を行う.
|
8週 |
中間試験 |
第6回までの内容について理解を確認する.
|
2ndQ |
9週 |
繰り返し(1) |
for 文および while 文による繰り返しを理解する.
|
10週 |
繰り返し(2) |
繰り返しの応用として二重ループ,条件分岐の入った繰り返しを理解する.
|
11週 |
配列(1) |
配列の宣言と代入および繰り返しによる配列の処理を理解する.
|
12週 |
配列(2) |
文字列とその操作を理解する.
|
13週 |
配列(3) |
2次元配列を理解する.
|
14週 |
期末演習 |
第13回までの内容について演習を行う.
|
15週 |
期末試験 |
第13回までの内容について理解を確認する.
|
16週 |
総括 |
本授業で学習したことをまとめ,定着させる.
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 電気・電子系分野 | 情報 | 基本的なアルゴリズムを理解し、図式表現できる。 | 2 | |
プログラミング言語を用いて基本的なプログラミングができる。 | 2 | |
情報系分野 | プログラミング | 変数とデータ型の概念を説明できる。 | 2 | |
制御構造の概念を理解し、条件分岐や反復処理を記述できる。 | 2 | |
代入や演算子の概念を理解し、式を記述できる。 | 2 | |
プロシージャ(または、関数、サブルーチンなど)の概念を理解し、これらを含むプログラムを記述できる。 | 2 | |
与えられた問題に対して、それを解決するためのソースプログラムを記述できる。 | 2 | |
ソフトウェア生成に必要なツールを使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。 | 2 | |
主要な言語処理プロセッサの種類と特徴を説明できる。 | 2 | |
ソフトウェア開発に利用する標準的なツールの種類と機能を説明できる。 | 2 | |
プログラミング言語は計算モデルによって分類されることを説明できる。 | 2 | |
主要な計算モデルを説明できる。 | 2 | |
要求仕様に従って、標準的な手法により実行効率を考慮したプログラムを設計できる。 | 2 | |
評価割合
| 中間試験 | 期末試験 | 課題演習等 | 合計 |
総合評価割合 | 35 | 35 | 30 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 35 | 35 | 30 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 |