到達目標
(1) 基本的な電気回路の概念が理解できる.
(2) 電気回路の諸定理を理解し,回路の解析が行える.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 基本的な電気回路の概念が理解できる. | 基本的な電気回路の概念が理解できる. | 基本的な電気回路の概念が理解できない. |
評価項目2 | 電気回路の諸定理を理解し,回路の解析が行える. | 電気回路の諸定理を理解し,回路の解析が行える. | 電気回路の諸定理を理解し,回路の解析が行えない. |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 E1
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電気情報工学科教育目標 E1
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教育方法等
概要:
電気回路は電気・電子工学の基礎科目の一つであり,電力工学,電子工学,通信工学,情報工学,制御工学等の分野を学習していく上で,必要不可欠な教科である.
講義では,専門科目の基礎となる電気回路の概念や諸定理,および解析法について解説する.
基本的な電気回路の概念や諸定理,および解析法が理解できるレベルにおいて,到達目標と評価基準を設定する.
授業の進め方・方法:
・到達目標(1)と(2)について,中間試験,期末試験,小テストで評価する.
・小テストは,中間試験前と期末試験前に各1回実施する。
・成績は,中間試験45%,期末試験45%,小テスト10%で評価し,50点以上(100点満点)を合格とする
注意点:
1回の講義(50分)あたり50分以上の予習・復習をすること.
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
電磁誘導結合回路 電磁誘導結合回路について解説する.
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2週 |
変圧器結合回路 変圧器結合回路について勧説する.
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3週 |
演習 電磁誘導結合回路,および変圧器結合回路に関する演習を行う.
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4週 |
小テスト1 第1週から第3週までの範囲で小テストを行う.
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5週 |
交流回路の周波数特性 交流回路の周波数特性について解説する.
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6週 |
交流回路の周波数特性,演習 交流回路の周波数特性の解説と演習を行う.
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7週 |
演習 交流回路の周波数特性に関する演習を行う.
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8週 |
中間試験 第1週から第7週までの範囲で中間試験を行う.
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4thQ |
9週 |
直列共振回路 直列共振回路について解説する.
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10週 |
並列共振回路 並列共振回路について解説する.
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11週 |
演習 直列共振回路,および並列共振回路に関する演習を行う.
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12週 |
小テスト2 第9週から第11週までの範囲で小テストを行う.
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13週 |
対称3相交流回路 対称3相交流回路について解説する.
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14週 |
対称3相交流回路,演習 対称3相交流回路に関する演習を行う.
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15週 |
期末試験 第9週から第14週までの範囲で期末試験を行う.
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16週 |
期末試験の解説 期末試験の解説を行う.
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 電気・電子系分野 | 電気回路 | 電荷と電流、電圧を説明できる。 | 3 | |
オームの法則を説明し、電流・電圧・抵抗の計算ができる。 | 3 | |
キルヒホッフの法則を用いて、直流回路の計算ができる。 | 2 | |
合成抵抗や分圧・分流の考え方を用いて、直流回路の計算ができる。 | 2 | |
ブリッジ回路を計算し、平衡条件を求められる。 | 2 | |
電力量と電力を説明し、これらを計算できる。 | 2 | |
正弦波交流の特徴を説明し、周波数や位相などを計算できる。 | 2 | |
平均値と実効値を説明し、これらを計算できる。 | 2 | |
正弦波交流のフェーザ表示を説明できる。 | 2 | |
R、L、C素子における正弦波電圧と電流の関係を説明できる。 | 2 | |
瞬時値を用いて、交流回路の計算ができる。 | 2 | |
フェーザ表示を用いて、交流回路の計算ができる。 | 2 | |
インピーダンスとアドミタンスを説明し、これらを計算できる。 | 2 | |
キルヒホッフの法則を用いて、交流回路の計算ができる。 | 2 | |
合成インピーダンスや分圧・分流の考え方を用いて、交流回路の計算ができる。 | 2 | |
重ねの理を用いて、回路の計算ができる。 | 2 | |
網目電流法を用いて回路の計算ができる。 | 2 | |
節点電位法を用いて回路の計算ができる。 | 2 | |
テブナンの定理を回路の計算に用いることができる。 | 2 | |
直列共振回路と並列共振回路の計算ができる。 | 2 | |
相互誘導を説明し、相互誘導回路の計算ができる。 | 2 | |
理想変成器を説明できる。 | 2 | |
交流電力と力率を説明し、これらを計算できる。 | 2 | |
RL直列回路やRC直列回路等の単エネルギー回路の直流応答を計算し、過渡応答の特徴を説明できる。 | 1 | |
RLC直列回路等の複エネルギー回路の直流応答を計算し、過渡応答の特徴を説明できる。 | 1 | |
評価割合
| 中間試験 | 期末試験 | 小テスト | 合計 |
総合評価割合 | 45 | 45 | 10 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 45 | 45 | 10 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 |