電気情報工学実験1

科目基礎情報

学校 松江工業高等専門学校 開講年度 令和08年度 (2026年度)
授業科目 電気情報工学実験1
科目番号 0024 科目区分 専門 / 必履修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気情報工学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 「電気情報工学実験1・2 電気情報創造演習5・6」 松江工業高等専門学校
担当教員 成島 和男,藤嶋 教彰,衣笠 保智,片山 優

到達目標

(1)計測器が自在に扱える
(2)データの収集と整理ができる
(3)データの解析と評価ができる
(4)期限内に決められた様式の報告書を提出できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1計測器が自在に正しく扱える計測器が自在に扱える計測器が自在に扱えない
評価項目2データの収集と整理が正しくできるデータの収集と整理ができるデータの収集と整理ができない
評価項目3データの解析と評価が正しくできるデータの解析と評価ができるデータの解析と評価ができない
評価項目4期限内に決められた様式の報告書を提出できる決められた様式の報告書を提出できる決められた様式の報告書を提出できない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 E2 説明 閉じる
電気情報工学科教育目標 E2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
電気工学に関する項目について実験実習を行い,理論と現象の双方から客観的に現象を評価する力を身につける.具体的には以下の実験を行う.

交流計測機器(担当:成島)
アナログ回路・ディジタル回路(担当:藤嶋)
授業の進め方・方法:
到達目標(1)~(4)の達成度について,以下の割合で評価する.
・ 実験レポート:70% (各実験レポートの評点の平均(100点満点)×0.7点を評価点とする)
・ 実技試験:15%(実験に関する基礎的事項について15点満点で評価する)
・ 実験ノート:15%(実験時のデータ収集状況を確認して15点満点で評価する)
・ 実験目的,原理,データのまとめ(グラフ作成)等,最低限の処理を行っていないレポートは提出遅れとする.
・ 上記に該当しないレポートは再レポート提出を認め,受領した再レポートの評点をレポートの評点とする.
・ レポートの提出遅れがあった場合,そのレポートの評点から1週間につき10点(最大点数の10%)を減点する.ただし,期限日においては期限直後に10点を減点する.各レポートの遅れによる減点は最大60点とする.
・ 評価点の合計が50点以上を合格とする.
・ 評価点が50点未満の場合,やむを得ない事情(怪我や病気により長時間授業に参加できなかったなど)が認められ,かつ,やむを得ない事情以外での提出遅れが10回以内の場合に限り課題等による再評価を行う.追認試験は実施しない.
注意点:
・欠課時の実験は各実験担当と相談すること.公認欠席時は事前に相談すること.
・公認欠席日がレポート提出締め切り日の場合は,主担当へ事前提出すること.
・電気情報創造演習5と同時履修のこと.
・測定機器の使い方や注意点についてメモを取ること.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 実験説明会,実験準備
実験についての諸注意,各実験の概要説明
レポートの書き方を理解する.
2週 実験によるデータの収集と整理
アナログ回路・ディジタル回路,交流計測機器
交流計器の動作を理解する.
トランジスタとオペアンプの動作を理解する.
3週 実験によるデータの収集と整理
アナログ回路・ディジタル回路,交流計測機器
交流計器の動作を理解する.
トランジスタとオペアンプの動作を理解する.
4週 実験によるデータの収集と整理
アナログ回路・ディジタル回路,交流計測機器
交流計器の動作を理解する.
論理回路の動作を理解する.
5週 実験によるデータの収集と整理
アナログ回路・ディジタル回路,交流計測機器
交流計器の動作を理解する.
論理回路の動作を理解する.
6週 実験によるデータの収集と整理
アナログ回路・ディジタル回路,交流計測機器
交流計器の動作を理解する.
トランジスタとオペアンプの動作を理解する.
7週 実験によるデータの収集と整理
アナログ回路・ディジタル回路,交流計測機器
交流計器の動作を理解する.
トランジスタとオペアンプの動作を理解する.
8週 実験によるデータの収集と整理
アナログ回路・ディジタル回路,交流計測機器
交流計器の動作を理解する.
論理回路の動作を理解する.
2ndQ
9週 実験によるデータの収集と整理
アナログ回路・ディジタル回路,交流計測機器
交流計器の動作を理解する.
論理回路の動作を理解する.
10週 実験によるデータの収集と整理
アナログ回路・ディジタル回路,交流計測機器
交流計器の動作を理解する.
トランジスタとオペアンプの動作を理解する.
11週 実験によるデータの収集と整理
アナログ回路・ディジタル回路,交流計測機器
交流計器の動作を理解する.
トランジスタとオペアンプの動作を理解する.
12週 実験によるデータの収集と整理
アナログ回路・ディジタル回路,交流計測機器
交流計器の動作を理解する.
論理回路の動作を理解する.
13週 実験によるデータの収集と整理
アナログ回路・ディジタル回路,交流計測機器
交流計器の動作を理解する.
論理回路の動作を理解する.
14週 期末チェックテスト
実技試験(15点)
電気回路と電子回路の理解について計測技術をはかる試験をおこなう.
15週 レポート指導
レポート指導
レポートの書き方を理解する.
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎工学実験技術工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)目的に応じて適切な実験手法を選択し、実験手順や実験装置・測定器等の使用方法を理解した上で、安全に実験を行うことができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14
実験テーマの目的を理解し、適切な手法により取得したデータから近似曲線を求めるなど、グラフや図、表を用いて分かり易く効果的に表現することができる。3前1,前3,前5,前7,前9,前11,前13,前15
必要に応じて適切な文献や資料を収集し、実験結果について説明でき、定量的・論理的な考察を行い、報告書を作成することができる。3前1,前3,前5,前7,前9,前11,前13,前15
個人あるいはチームとして活動する際、自らの役割を認識して実験・実習を実施することができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電気回路電荷と電流、電圧、電力の関係を理解し、回路の計算に用いることができる。3前3,前7,前11
合成抵抗や分圧・分流の考え方を用いて、回路の計算ができる。3前3,前7,前11
キルヒホッフの法則や重ねの理等の定理を理解し、回路の電圧や電流、電力を計算できる。3前3,前7,前11
瞬時値を理解し、抵抗、インダクタンス、キャパシタンス回路の計算に用いることができる。3前3,前7,前11
平均値と実効値を説明し、これらを計算できる。3前3,前7,前11
フェーザ、複素数表示を理解し、これらを正弦波交流回路の計算に用いることができる。3前3,前7,前11
インピーダンスとアドミタンスを説明し、これらを計算できる。3前3,前7,前11
交流電力と力率を説明し、これらを計算できる。3前3,前7,前11
共振回路の計算ができる。3前3,前7,前11
結合回路の計算ができる。2前3,前7,前11
抵抗、インダクタンス、キャパシタンス回路の過渡応答を計算し、特徴を説明できる。2前3,前7,前11
電子回路ダイオードの特徴を説明できる。2前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14
バイポーラトランジスタの特徴と等価回路を説明できる。2前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14
FETの特徴と等価回路を説明できる。2前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14
利得、周波数帯域、入力・出力インピーダンス等の増幅回路の基礎事項を説明できる。2前2,前3,前6,前7,前10,前11,前14
トランジスタ増幅器のバイアス回路について説明できる。2前2,前3,前6,前7,前10,前11,前14
演算増幅器の特性を説明できる。2前2,前3,前6,前7,前10,前11,前14
演算増幅器を用いた基本的な回路の動作を説明できる。2前2,前3,前6,前7,前10,前11,前14
計測計測方法の分類(偏位法/零位法、直接測定/間接測定、アナログ計測/ディジタル計測)を説明できる。3前1,前3,前5,前7,前9,前11,前13
精度と誤差を理解し、有効数字・誤差の伝搬を考慮した計測値の処理を行うことができる。3前1,前3,前5,前7,前9,前11,前13,前14
SI単位系における基本単位と組立単位について説明できる。3前1,前3,前5,前7,前9,前11,前13,前14
計測標準とトレーサビリティの関係について説明できる。3前1,前3,前5,前7,前9,前11,前13
指示計器について、その動作原理を理解し、電圧・電流測定に使用する方法を説明できる。3前1,前3,前5,前7,前9,前11,前13,前14
倍率器・分流器を用いた電圧・電流の測定範囲の拡大手法について説明できる。3前1,前3,前5,前7,前9,前11,前13
A/D変換を用いたディジタル計器の原理について説明できる。3前1,前3,前5,前7,前9,前11,前13
電圧降下法による抵抗測定の原理を説明できる。3前1,前3,前5,前7,前9,前11,前13
ブリッジ回路を用いたインピーダンスの測定原理を説明できる。3前1,前3,前5,前7,前9,前11,前13
有効電力、無効電力、力率の測定原理とその方法を説明できる。3前1,前3,前5,前7,前9,前11,前13
電力量の測定原理を説明できる。3前1,前3,前5,前7,前9,前11,前13
オシロスコープの動作原理を説明できる。3前1,前3,前5,前7,前9,前11,前13,前14
情報系分野計算機工学基本的な論理演算ができる。3前4,前5,前8,前9,前12,前13
論理ゲートを用いて論理式を組合せ論理回路として表現でき、回路の機能を説明できる。3前4,前5,前8,前9,前12,前13
組合せ論理回路を設計できる。3前4,前5,前8,前9,前12,前13
分野別の工学実験・実習能力電気・電子系分野(実験・実習能力)電気・電子系【実験実習】実験装置・器具・情報機器等を利用して直流や交流の電気的特性を測定できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
実験装置・器具・情報機器等を安全に正しく利用できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
直流回路の電気諸量を測定し、結果を考察できる。3前1,前3,前5,前7,前9,前11,前13,前15
交流回路の電気諸量を測定し、結果を考察できる。3前1,前3,前5,前7,前9,前11,前13,前14,前15
半導体や増幅回路の電気的特性を実測やシミュレーターにより求め、その結果を考察できる。3前3,前7,前11,前15
論理回路の動作を実測やシミュレーターにより求め、その実験結果を考察できる。3前5,前9,前13,前15
分野横断的能力汎用的技能コミュニケーションスキル汎用的技能他者の考えや主張を理解するために、相手を尊重し配慮する態度をとることができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13
目的に応じた適切な方法で自分の考えや主張を伝えることができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13
多様な他者との間で良好な人間関係を形成するための行動ができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13
チームワークとリーダーシップチームワークとリーダーシップチーム活動において意見の相違や対立を踏まえて合意形成に向けて行動できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13
チームの協働関係の形成、維持、向上を促すための行動ができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13
チーム活動の目標共有を図り、目標達成に向けた行動を実践し、また、チームの協働を促進するための行動ができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13
情報収集・活用・発信力情報収集・活用・発信力ディジタルツールを含む種々の手段や各種メディアを活用し、情報を収集できる。3前3,前5,前7,前9,前11,前13,前15
信頼性・妥当性・有効性などを考慮しながら情報を検証・評価できる。3前3,前5,前7,前9,前11,前13,前15
自己及び他者の権利に配慮し、適切な方法を用いて情報を活用し、効果的に情報発信できる。3前3,前5,前7,前9,前11,前13,前15
思考力思考力複合的な事象や出来事を分析できる。3前3,前5,前7,前9,前11,前13,前15
情報や主張を批判的に検証できる。3前3,前5,前7,前9,前11,前13,前15
情報や主張を説得的に提示するための方法を考えることができる。3前3,前5,前7,前9,前11,前13,前15
課題発見力・問題解決力課題発見力・問題解決力直面している事象や出来事を分析して、対応すべき問題を特定できる。3前3,前5,前7,前9,前11,前13,前15
現状を分析した上で、実現すべき理想との乖離(ギャップ)の中に含まれる課題を把握できる。3前3,前5,前7,前9,前11,前13,前15
問題の解決、理想の実現のために達成すべき目標を設定し、また、具体的な行動案を検討できる。3前3,前5,前7,前9,前11,前13,前15
基盤的資質・能力主体性主体性自分が果たすべき役割や行動について認識できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前15
自分が果たすべき役割や行動を実践できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前15
自己管理と責任ある行動自己管理と責任ある行動自分に求められる役割や行動を把握し、確認できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13
やるべきことを実行するための具体的行動や計画を考えることができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13
自分に求められる役割や行動を実践し、その過程や結果の振り返りができる。3前3,前5,前7,前9,前11,前13,前15
倫理観倫理観自分の判断や行動、及びそれらがもたらす結果や影響について、倫理的観点から検討、評価できる。3前3,前5,前7,前9,前11,前13,前15
自分の判断や行動の基盤となる倫理観を振り返り、表現できる。3前3,前5,前7,前9,前11,前13,前15
キャリアデザインキャリアデザイン自分の体験や行動を振り返り、自分の特性や強みを把握できる。3前1,前15
将来のキャリアについて計画を立てることができる。3前1,前15
社会や環境、人々に対する影響などを踏まえた上で、専門職(エンジニアなど)に求められる役割について考えることができる。3前1,前15
専門職(エンジニアなど)の業務内容について説明できる。3前1,前15
様々な業種、職種、企業の社会的意義や責任について説明できる。3前1,前15
継続的な学習と学びの目的継続的な学習と学びの目的学習状況、学習成果を把握し、それぞれの特性、必要、目的に応じて学習計画を考えることができる。3前1,前15
主体的、継続的な学習の実現に向けて自分の学習活動や学習内容を点検し、改善を検討できる。3前1,前15
創造性・デザイン能力創造性総合的な学習経験と創造的思考力専門分野以外の多様なものの捉え方や視点の重要性を認識し、受け入れることができる。3前3,前5,前7,前9,前11,前13,前15
多角的な視点から事象を分析し、対応すべき問題を定義できる。3前3,前5,前7,前9,前11,前13,前15
様々な知識を統合的に活用しながら、あらかじめ答えが与えられていない問題に対する解決方法を考えることができる。3前3,前5,前7,前9,前11,前13,前15
エンジニアリングデザイン能力エンジニアリングデザイン能力クライアントやユーザの要求や実装すべき機能などを把握し、工学的な要件として把握できる。3前1,前3,前5,前7,前9,前11,前13,前14,前15
種々の制約条件の下で、複数の解決方法について検討し、工学的視点から判断した最適解を提示できる。3前1,前3,前5,前7,前9,前11,前13,前14,前15
工学的問題解決方法を実現するためのプロセスを具体的に考え、進捗を把握しながら、実践できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13

評価割合

実験レポート実技試験 実験ノート合計
総合評価割合701515100
基礎的能力0000
専門的能力701515100
分野横断的能力0000