概要:
高度情報化社会では、「電気」は、基盤であり、これを運用できるエンジニアが社会的にも必要である。本科目では、専門基礎科目・専門科目に関連し、実社会で広く利用されている以下の項目について実験実習を行い、理論と現象の双方から理解できることを目的とする。この科目は、企業で、発電設備の運転・保守や電気材料設計を担当していた教員が、その経験を活かし、電気機器の特性や電気・電子回路設計手法について実験形式で授業を行うものである。
三相誘導電動機、直流電動機(担当:宮内) 伝送線路(担当:飯塚)
フィルタ回路(担当:林田) 電子回路設計と製作評価Ⅱ(担当:福間)
授業の進め方・方法:
・(1)について、全てのテーマの実験に出席し、レポートを提出したものを評価対象とする。
・(2)について、以下の評価基準により,各テーマの実験レポートで評価を行い、全てのテーマについてのレポートの評価点を平均したものを最終成績とし、60点以上(100点満点)を合格とする。レポート提出の遅れは、1週間につき10点の減点とする。(最大60点まで)中間試験、期末試験、再評価試験、追認試験は実施しない。
(評価基準)
□レポートの書式が整い、提出されているか(30%)
□得られた結果を適切に評価できるように整理するとともに、グラフ化できているか(30%)
□結果について理論的に解析及び考察がなされているか(30%)
□全体に丁寧な記述がなされているか(10%)
*出席要件:全出席
注意点:
以下を義務つける。
・レポートの〆切は、原則として各テーマの実験終了日より1週間とする。
・正当な理由による実験実習の欠席者は、担当教員に申し出て、再実験を行ってからレポートを提出する。
・他人のレポートのコピーは、評価しない。
*再評価試験・追認試験:無
*教員室:135教員室(1棟3階)
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
説明会 実験班は,A~F班の6班に分ける 担 当: 三相誘導電動機・直流電動機(宮内)伝送線路(飯塚) フィルタ回路(林田) 電子回路設計と製作評価II(福間) |
(1) 測定機器等を用いて、各テーマの実験を正しく遂行する。(3-1) (2) 実験等の結果のデータを正しく適切に評価、解析、考察する。(3-2)
|
2週 |
実験実習 三相誘導電動機(B班)フィルタ回路(C班) 伝送線路(D班) 直流電動機(A班) 電子回路設計と製作評価II(E・F班) |
(1) 測定機器等を用いて、各テーマの実験を正しく遂行する。(3-1) (2) 実験等の結果のデータを正しく適切に評価、解析、考察する。(3-2)
|
3週 |
実験実習 三相誘導電動機(B班) フィルタ回路(C班) 伝送線路(D班) 直流電動機(A班) 電子回路設計と製作評価II(E・F班) |
(1) 測定機器等を用いて、各テーマの実験を正しく遂行する。(3-1) (2) 実験等の結果のデータを正しく適切に評価、解析、考察する。(3-2)
|
4週 |
実験実習 三相誘導電動機(A班) フィルタ回路(D班) 伝送線路(C班) 直流電動機(B班) 電子回路設計と製作評価II(E・F班) |
(1) 測定機器等を用いて、各テーマの実験を正しく遂行する。(3-1) (2) 実験等の結果のデータを正しく適切に評価、解析、考察する。(3-2)
|
5週 |
実験実習 三相誘導電動機(A班) フィルタ回路(D班) 伝送線路(C班) 直流電動機(B班) 電子回路設計と製作評価II(E・F班) |
(1) 測定機器等を用いて、各テーマの実験を正しく遂行する。(3-1) (2) 実験等の結果のデータを正しく適切に評価、解析、考察する。(3-2)
|
6週 |
実験実習 三相誘導電動機(D班) フィルタ回路(E班) 伝送線路(F班) 直流電動機(C班) 電子回路設計と製作評価II(A・B班) |
(1) 測定機器等を用いて、各テーマの実験を正しく遂行する。(3-1) (2) 実験等の結果のデータを正しく適切に評価、解析、考察する。(3-2)
|
7週 |
実験実習 三相誘導電動機(D班) フィルタ回路(E班) 伝送線路(F班) 直流電動機(C班) 電子回路設計と製作評価II(A・B班) |
(1) 測定機器等を用いて、各テーマの実験を正しく遂行する。(3-1) (2) 実験等の結果のデータを正しく適切に評価、解析、考察する。(3-2)
|
8週 |
実験実習 三相誘導電動機(C班) フィルタ回路(F班) 伝送線路(E班) 直流電動機(D班) 電子回路設計と製作評価II(A・B班) |
(1) 測定機器等を用いて、各テーマの実験を正しく遂行する。(3-1) (2) 実験等の結果のデータを正しく適切に評価、解析、考察する。(3-2)
|
4thQ |
9週 |
実験実習 三相誘導電動機(C班) フィルタ回路(F班) 伝送線路(E班) 直流電動機(D班) 電子回路設計と製作評価II(A・B班) |
(1) 測定機器等を用いて、各テーマの実験を正しく遂行する。(3-1) (2) 実験等の結果のデータを正しく適切に評価、解析、考察する。(3-2)
|
10週 |
実験実習 三相誘導電動機(F班) フィルタ回路(A班) 伝送線路(B班) 直流電動機(E班) 電子回路設計と製作評価II(C・D班) |
(1) 測定機器等を用いて、各テーマの実験を正しく遂行する。(3-1) (2) 実験等の結果のデータを正しく適切に評価、解析、考察する。(3-2)
|
11週 |
実験実習 三相誘導電動機(F班) フィルタ回路(A班) 伝送線路(B班) 直流電動機(E班) 電子回路設計と製作評価II(C・D班) |
(1) 測定機器等を用いて、各テーマの実験を正しく遂行する。(3-1) (2) 実験等の結果のデータを正しく適切に評価、解析、考察する。(3-2)
|
12週 |
実験実習 三相誘導電動機(E班) フィルタ回路(B班) 伝送線路(A班) 直流電動機(F班) 電子回路設計と製作評価II(C・D班) |
(1) 測定機器等を用いて、各テーマの実験を正しく遂行する。(3-1) (2) 実験等の結果のデータを正しく適切に評価、解析、考察する。(3-2)
|
13週 |
実験実習 三相誘導電動機(E班) フィルタ回路(B班) 伝送線路(A班) 直流電動機(F班) 電子回路設計と製作評価II(C・D班) |
(1) 測定機器等を用いて、各テーマの実験を正しく遂行する。(3-1) (2) 実験等の結果のデータを正しく適切に評価、解析、考察する。(3-2)
|
14週 |
実験予備日、レポート見直し 実験予備日(再実験)及び、各担当から仮返却されたレポートを見直し,再提出する。 |
(1) 測定機器等を用いて、各テーマの実験を正しく遂行する。(3-1) (2) 実験等の結果のデータを正しく適切に評価、解析、考察する。(3-2)
|
15週 |
実験予備日、レポート見直し 実験予備日(再実験)及び、各担当から仮返却されたレポートを見直し,再提出する。 |
(1) 測定機器等を用いて、各テーマの実験を正しく遂行する。(3-1) (2) 実験等の結果のデータを正しく適切に評価、解析、考察する。(3-2)
|
16週 |
レポート返却 各担当からレポートを返却する。 |
(1) 測定機器等を用いて、各テーマの実験を正しく遂行する。(3-1) (2) 実験等の結果のデータを正しく適切に評価、解析、考察する。(3-2)
|
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の工学実験・実習能力 | 電気・電子系分野【実験・実習能力】 | 電気・電子系【実験実習】 | 電圧・電流・電力などの電気諸量の測定が実践できる。 | 3 | |
抵抗・インピーダンスの測定が実践できる。 | 3 | |
オシロスコープを用いて実際の波形観測が実施できる。 | 3 | |
電気・電子系の実験を安全に行うための基本知識を習得する。 | 3 | |
キルヒホッフの法則を適用し、実験結果を考察できる。 | 2 | |
分流・分圧の関係を適用し、実験結果を考察できる。 | 2 | |
ブリッジ回路の平衡条件を適用し、実験結果を考察できる。 | 2 | |
重ねの理を適用し、実験結果を考察できる。 | 2 | |
インピーダンスの周波数特性を考慮し、実験結果を考察できる。 | 2 | |
共振について、実験結果を考察できる。 | 2 | |
ダイオードの電気的特性の測定法を習得し、その実験結果を考察できる。 | 2 | |
トランジスタの電気的特性の測定法を習得し、その実験結果を考察できる。 | 2 | |
増幅回路等(トランジスタ、オペアンプ)の動作に関する実験結果を考察できる。 | 2 | |
論理回路の動作について実験結果を考察できる。 | 2 | |
ディジタルICの使用方法を習得する。 | 2 | |