製図基礎1

科目基礎情報

学校 松江工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 製図基礎1
科目番号 0006 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子制御工学科 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 機械製図」(文部省検定教科書)実教出版
担当教員 加藤 健一

到達目標

(1)第三角法が理解でき,説明できる.
(2)図面の線種が識別でき,図面の品物形状や重要箇所が把握できる.
(3)図面の寸法を読み取ることが出来る.
(4)第三角法に基づき簡単な図面を作成できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
第三角法が正しく理解,説明できる第三角法が理解でき,説明できる第三角法が理解でき,説明できない
図面の線種が正しく識別でき,図面の品物形状や重要箇所が正しく把握できる図面の線種が識別でき,図面の品物形状や重要箇所が把握できる図面の線種が識別でき,図面の品物形状や重要箇所が把握できない
図面の寸法を正しく読み取ることが出来る図面の寸法を読み取ることが出来る図面の寸法を読み取ることが出来ない
第三角法に基づき簡単な図面を正しく作成できる第三角法に基づき簡単な図面を作成できる第三角法に基づき簡単な図面を作成できない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
設計図をもとに部品の製造を依頼したり,逆に依頼されて製造したりするためには,図面の見方,書き方に関するルールを知っておく必要がある.さまざまな取り決めや見方,書き方,注意点などについて学習する.演習プリントを多用して理解を深める.
授業の進め方・方法:
以下の項目の合計点で評価する.
 中間試験(40%)
 期末試験(40%)
 作図演習の提出状況とその出来(20%)
50%以上で合格とする.
再評価試験は「総履修者の学期末成績が平均70を下回り,不合格者数が10%を超える場合」に実施する.

注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス
授業の概要説明、図面の役割などについて解説する
2週 線の種類と用途
線の種類,用途,重なりの優先順位について解説する
3週 投影図
第三角法と第一角法との違い,品物の配置の仕方について解説する
4週 演習課題
正しい線の選択,投影法の識別などを行う
5週 等角図,キャビネット図,カバリエ図
図の見方,作成方法について解説する
6週 演習課題
等角図,キャビネット図,カバリエ図の違いを演習プリントで識別する
7週 展開図
折り曲げ加工機と展開図との関連について解説する
8週 中間テスト
第1回~第7回の範囲で実施
4thQ
9週 他の図示法
補助投影図,部分投影図,局部投影図,回転投影図,全断面図,片側断面図など解説
10週 寸法記入法,寸法補助記号
寸法の書き方,補助記号の使い方を解説する
11週 作図演習1
マス目付きの簡単な作図演習を行う
12週 作図演習1
マス目付きの簡単な作図演習を行う
13週 作図演習2
ケント紙を使用.部品図,組み立て図,表題欄,部品欄等の図面のかき方を解説
14週 作図演習2
ケント紙を使用.部品図,組み立て図,表題欄,部品欄等の図面のかき方を解説
15週 期末テスト
第9回~14回の範囲で実施
16週 試験解答およびまとめ

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野製図図面の役割と種類を適用できる。3
製図用具を正しく使うことができる。3
線の種類と用途を説明できる。3
物体の投影図を正確にかくことができる。3
製作図の書き方を理解し、製作図を作成することができる。3
公差と表面性状の意味を理解し、図示することができる。3
部品のスケッチ図を書くことができる。2
CADシステムの役割と基本機能を理解し、利用できる。1
ボルト・ナット、軸継手、軸受、歯車などの機械要素の図面を作成できる。1
電気・電子系分野電気回路電荷と電流、電圧を説明できる。3

評価割合

中間試験 期末試験作図演習合計
総合評価割合404020100
基礎的能力0000
専門的能力404020100
分野横断的能力0000