CAD/CAM

科目基礎情報

学校 松江工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 CAD/CAM
科目番号 0010 科目区分 専門 / 必履修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子制御工学科 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 Solid Worksによる3次元CAD 第2版,門脇重道,実教出版
担当教員 久間 英樹

到達目標

3次元CADソフトを用いた設計の補助概念を理解できる。
汎用のCAMソフトの使用方法を説明できる。
NC加工ソフト(Gコード)の原理を理解できる。
CADとCAM及びレーザ加工機を組み合わせた簡単な加工ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
3次元CADソフトを用いた設計の補助概念を理解できる3次元CADソフトを用いた設計の補助概念を理解できる3次元CADソフトを用いた設計の補助概念を理解できない
汎用のCAMソフトの使用方法を説明できる汎用のCAMソフトの使用方法を説明できる汎用のCAMソフトの使用方法を説明できない
NC加工ソフト(Gコード)の原理を理解できるNC加工ソフト(Gコード)の原理を理解できるNC加工ソフト(Gコード)の原理を理解できない
CADとCAM及びレーザ加工機を組み合わせた簡単な加工ができるCADとCAM及びレーザ加工機を組み合わせた簡単な加工ができるCADとCAM及びレーザ加工機を組み合わせた簡単な加工ができない

学科の到達目標項目との関係

電子制御工学科教育目標 D1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
2次元および3次元CADソフトの基礎的な操作方法は、修得していることを前提に講座を進める。本講座では、CADを用いた設計とCAMを用いたGコードの生成とNC工作機械の使用方法について理解し習得する。使用ソフトウェアは3次元CAD「ソリッドワークス」」CAM「NCVC」、各NC加工機専用のCAMソフトである。

授業の進め方・方法:
授業への取り組み姿勢(態度)(5%)
定期試験の成績(60%)
作品提出状況(35%) を総合して評価する。50%以上を合格とする。
注意点:
CADの基本概念とその特徴的な機能を理解し,演習を通して操作技能を取得し, NC加工の考え方と基本操作についても学ぶ。テキストに添付されているガイドソフトに従って各自学習していくと理解度が増す。
再評価試験に関して、授業を真摯に受講し評価点が40点以上の学生に対してのみ実施する。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス
3次元CADソフトを使用した3面図の作成方法説明
CAMの概要を説明できる
2週 3次元CADを使用した3面図の作成1
第3角法によって描かれる3面図の作成方法
3次元CADソフトで3面図の作成が行えるようになる
3週 3次元CADを使用した3面図の作成2
第3角法によって描かれる3面図の作成方法
3次元CADソフトで3面図の作成が行えるようになる
4週 3次元CADを使用した3面図の作成3
第3角法によって描かれる3面図の作成方法
3次元CADソフトで3面図の作成が行えるようになる
5週 3次元CADを使用した3面図の作成4
第3角法によって描かれる3面図の作成方法
3次元CADソフトで3面図の作成が行えるようになる
6週 NC工作機の概要とCAMの基礎知識
NCコードの説明
NC工作機の概要を説明できる
7週 NC工作機の使用法に関して
NC工作機の種類、治具の種類、加工条件の設定方法を学習
NC工作機の概要を説明できる
8週 中間試験
4thQ
9週 CAMソフトの概要
CAMソフトの概要が説明できる
10週 フライス盤CAMソフトの使用方法
基本的な使用方法
フライス盤CAMソフトの初歩的な使用ができる
11週 フライス盤CAMソフトの使用方法
設定の変更方法等
フライス盤CAMソフトの初歩的な使用ができる
12週 旋盤CAMソフトの使用方法
基本的な使用方法
旋盤CAMソフトの初歩的な使用ができる
13週 旋盤CAMソフトの使用方法
設定の変更方法等
旋盤CAMソフトの初歩的な使用ができる
14週 旋盤CAMソフトの使用方法
描画設定の変更方法等
旋盤CAMソフトの初歩的な使用ができる
15週 期末試験

16週 最先端加工機の説明
3次元複合加工機の加工方法の説明
CAD/CAMデータのセキュリティに関して
最先端NC加工機の概要が説明できる。
CAD/CAMデータのセキュリティに関して説明できる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野製図図面の役割と種類を適用できる。3
製図用具を正しく使うことができる。3
線の種類と用途を説明できる。3
物体の投影図を正確にかくことができる。3
製作図の書き方を理解し、製作図を作成することができる。3
公差と表面性状の意味を理解し、図示することができる。3
部品のスケッチ図を書くことができる。3
CADシステムの役割と基本機能を理解し、利用できる。3
ボルト・ナット、軸継手、軸受、歯車などの機械要素の図面を作成できる。1
機械設計標準規格の意義を説明できる。3
許容応力、安全率、疲労破壊、応力集中の意味を説明できる。1
標準規格を機械設計に適用できる。3
ねじ、ボルト・ナットの種類、特徴、用途、規格を理解し、適用できる。3
軸の種類と用途を理解し、適用できる。1
軸の強度、変形、危険速度を計算できる。1
キーの強度を計算できる。1
軸継手の種類と用途を理解し、適用できる。1
滑り軸受の構造と種類を説明できる。1
転がり軸受の構造、種類、寿命を説明できる。1
歯車の種類、各部の名称、歯型曲線、歯の大きさの表し方を説明できる。1
標準平歯車と転位歯車の違いを説明できる。2
標準平歯車について、歯の曲げ強さおよび歯面強さを計算できる。1
歯車列の速度伝達比を計算できる。1
リンク装置の機構を理解し、その運動を説明できる。1
代表的なリンク装置の、変位、速度、加速度を求めることができる。1

評価割合

態度試験作品提出合計
総合評価割合56035100
基礎的能力0000
専門的能力56035100
分野横断的能力0000